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Antique

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ごゆるりと。

想いを馳せたるは

2010-09-07 17:11:50 | 演劇+新感線+歌舞伎
今回の旅行で、晴明神社・一条戻橋に行ってきました!
後から色々調べると、面白いつながりが見えてきたので記しておきます
あ、新感線がメインなので、興味がある方だけ…(笑)



晴明神社
五芒星がシンボルで境内のあちらこちらにあしらわれており、桔梗の花もちょうど咲いていました。
小学生の頃に「陰陽師」を映画館で見てから、陰陽師や晴明にはずっと興味を持っていました。
というか、怪談とか鬼とかそういう話は小さい頃から好きなので(笑)
でも、萬斎さんの晴明にはホントに惚れてたな…w
映画のポスターがあったり逸話が紹介されていたりしていて、個人的には面白い神社でした。



一条戻橋
渡辺綱という将軍が鬼と出会った逸話が残る場所です。
他にも話は沢山残っていて、晴明が式神を隠していたという話もあるそうです。(阿修羅城につながってる)
新感線「阿修羅城の瞳」では、この橋が江戸佃島に移され、鬼の世界と人の世界の境となります。”恨みて渡る逆しまの橋”です。
また、渡辺綱は”坂田公時、平貞道、卜部季武とならんで源頼光の四天王”だったそうです。
キンタ、サダミツ、ウラベ…「朧の森に棲む鬼」の世界ですね!
綱は秋山さん演じるツナですね。ライは源頼光。(らいこうと呼ばれていた)

あと、先日酒呑童子伝説の本を読んだのですが、酒呑童子が棲む山が大江山というところでした。
”オーエ国とエイアン国”はここからきているのですね。
真木さんが演じたシュテンは、そのままですが酒呑童子のシュテンですねー。

これは改めて、「朧の森に棲む鬼」の戯曲を借りてきて研究するしかないな!(笑)
いやー面白い







そういば、先日涙季さんと会った時にも話したのですが、もしかしてうぬぼれの最終回ゲストって七之助!?
三田さんが最終回かなーと思ってたけど…
もしそうなら、一層楽しみだ

『W~ダブル』 8/27 19:00~

2010-08-28 18:19:04 | 演劇+新感線+歌舞伎
出演は橋本さとし、中越典子、堀内敬子、他。

このお芝居は、一昨日とはまた打って変わって、面白いサスペンスでした!
こういう典型的なサスペンスって、舞台では初めて観たので新鮮でした。
最後のどんでん返しに、分かっちゃいるけどドキドキしましたw

キャストは『叔母との旅』と同じで少数精鋭!
橋本さとしさん、一度舞台で見てみたかったんですよね~。
中越さんは綺麗で上品な女性がぴったり!衣装も素敵でした♪
そして堀内さん!メイド服姿がカワイイw私的に、堀内さんと麻生さんは可愛い女性ツートップだな(笑)
ここに山西さんとくるので、もうサラリーマンネオですねw





さて。
これから旅行に行ってきます!
まずは出雲へ♪

『叔母との旅』 8/26 19:00~

2010-08-27 17:51:09 | 演劇+新感線+歌舞伎
当選したので、モニターとして観に行ってきました!


【出演】段田安則/浅野和之/高橋克実/鈴木浩介




会場には良々氏が(笑)

このお芝居の一番の見所は、なんといってもベテラン俳優陣の絶妙な演技!
達者な役者さんだけを集めていますが、あれだけでご飯三杯いけますw
流石です。
最後の方の段田さんが一人で踊るシーンなんか、本当に女性の姿が被って見えましたもん…
キャラクターは浅野さん・段田さん・克実さんがメインなのですが、素晴らしいものを見せてもらいました。
演出も面白くて、四人が次々に何役も演じるんです!
小道具は必要最低限、伊賀大介氏担当の衣装もシンプルです。
大人な内容にぴったり合った演出でした。
主人公が旅をするそれぞれの土地の匂いまで感じさせるようで楽しめました♪

脚本も面白い!
キャラクターの人生も感じさせられるし、自分の人生の選択についても考えさせられた舞台でした。



ずっと新しい財布を探していたのですが、ようやく丁度良いものを見つけたので購入しました!
渋谷のマークシティには、アフタヌーンティー、ナチュラルキッチン、ホリデーアパートメント等等と、雑貨屋さんが揃っているので便利なんですよね(^^)v

あと最近買ったものといえば、ポータブルミュージックプレーヤーです。
かなりの安物なのですが、全然使えますw


今日はバイトを終えて、これまた当選したお芝居を観てきます!
明日からは旅行だ…(・ω・`)

『八月花形歌舞伎』 8/11 三部

2010-08-21 13:57:07 | 演劇+新感線+歌舞伎
通し狂言 「東海道四谷怪談」

最近のホラー(映画にしてもテレビにしても)はつまらないなーとずっと思っていましたが、古典こそ新鮮で面白い!
この演目には十分怖がらせてもらいましたw
今は、劇場で見るホラーが一番怖いし、じんときますね。

演舞場に入るために並ぶと、上のほうに四谷怪談の場面を描いた絵が。
この感覚、何かに似ている…と思いましたが、そう、お化け屋敷に入るあの感じなんです!(笑)
ドキドキしつつ楽しみに席に着きました♪

まず、海老蔵の伊右衛門。
色悪と呼ばれるキャラクターで、酷い男ですが黒の衣装が色っぽい!
見かけが魅力的は魅力的なんですが、それよりも勘太郎が素晴らしい!
勘三郎さんのお岩はNHKで一部を何度も見たことがありますが、やはり似てる!
3役やって早替わりもするのですが、最後の与茂七が溌剌としていてかっこいい!惚れましたw
素晴らしい幕切れに、拍手喝采でした

伊藤の家とお岩の家は舞台が回って交互に出てくるのですが、お岩の家がみすぼらしく照明も暗くなって、おまけに伊右衛門に酷い仕打ちを受けるので、見ていると泣けるくらい本当に可哀そうになってくるんです…
生々しい感じもあって…
美しく切ない、ではなくて、ただただ暗くじめじめした雰囲気だけがそこにあるのが印象的でした。

この演目も有名な提灯抜けなど色々見どころがありますが、所謂”幽霊の出る音”、ひゅ~どろどろという音がしてお岩が化けて出てきます。
リング・貞子のおどろおどろしさは、あの”髪梳き”からきたんですよね、きっと…
呪怨には仏壇返しが出てきますし…
提灯抜けは、実際に見ると結構な危険を伴う仕掛けなんだなということが分かりました。

猿也さんが舞台番という役なのですが、今回の上演で飛ばされる部分の説明などを舞台転換の間に面白く話してくれました♪
この演目は上演中、かなり客席全体が暗いので、”ここに一人くらい幽霊が座っててもおかしくないな~”と思っていたら、猿也さんの話でもそういう部分が(笑)

で、途中で客席にある仕掛けが…♪
あんな演出、アリなんですねw
何事かとドキっとしましたが、面白いので気になる方は是非劇場でお確かめ下さい

怪談なら南北のこの四谷怪談、三遊亭圓朝(真景累ヶ淵、怪談牡丹灯篭)などが有名ですが、やはり南北が一番好き!
マジリスペクトっすw
近松門左衛門も良いけど、どちらかといえば南北と黙阿弥のほうがぐっとくるなあ…
しかし、怪談って男と女の話が一番多そうですねー。
昔から、女は怖いんですねw

そして、四谷怪談では伊右衛門が最後に(自業自得ですが)半狂乱となります。
幽霊や鬼となる、その原因となるのは結局は人間の感情。
愛も恨みも、その執念は全く面倒臭いものですが、それがあるから人間は面白いんでしょうね…
ストーカーなど、現代の怪談では”結局一番怖いのは人だ”とされたり、幽霊の見ための怖さがフィーチャーされていますが、昔の怪談はそれより更に普遍的で、”自分も一歩間違えばこうなるのでは”という感情が沸き上がる、赤裸々に描かれた人の心が面白い!
人を”化けさせる”可能性も、自分が”化ける”可能性もある訳ですよね…

あと、個人的には「阿修羅城の瞳」と重ねて見られたりして…
歌舞伎を知れば知るほど、新感線もどんどん面白くなっていく!!
お腹一杯になった一日でした

『八月花形歌舞伎』 8/11 一部

2010-08-19 10:13:38 | 演劇+新感線+歌舞伎
まずは一部から。。

8月、新橋演舞場は三部制になっておりまして、3階席も2500円といつもよりお手軽です(笑)
野暮な話は置いておきまして、私は一部と三部を観に行ったのですが、これがすごーく面白かったんですよ
チケットを取るのに苦労しましたが、その甲斐は十分ありました!


一部 訪欧凱旋公演 「義経千本桜」

義経千本桜の一部、狐忠信を中心に据えた構成の凱旋公演です
京都の伏見稲荷から始まりますが、私は去年行った旅行の時に買った、伏見稲荷ハンカチを持って観劇しました(笑)
鳥居と狐の柄が入っていて、この演目にぴったりなんですよw

また脱線しましたが…
私的には、忠信が狐に戻ってからが面白かった!
いわゆる”狐の手つき”をするんですが、これが可愛いんですよね~w

そしてこの演目、かなりアクロバティックなんですよ!
姿を現した狐を演じる海老蔵が、ひょいと高い舞台に上がったり、細い手すりを歩いたり。
狐なので、色々なところから姿を現しまた消えます。
四天(敵役)もかなりアクロバティック!!びっくりしますw
歌舞伎役者はやっぱりスゴい…

義経の勘太郎は凛々しく、待ってました!の七之助静も綺麗
お人形さんにして飾りたいわ(笑)
最後は源九郎狐が宙乗りするのですが、去年の「石川五右衛門」に続き、海老蔵の宙乗りばかり見ている気がします(笑)
見どころが多く、華やかな演目でした



終わった後に劇場を出ると、ちょうど小林麻央さんが楽屋から出てくるところでした。
本当、大変ですね~。
前田愛ちゃんはおめでただそうで!
海老蔵の結婚式の時にそういう話は出てましたが、良かったですね~

今夜は、NHKで海老蔵の歌舞伎の特集があるみたいです

『大江戸りびんぐでっど』 新予告

2010-08-12 21:11:24 | 演劇+新感線+歌舞伎
行ってきました演舞場
めちゃくちゃ面白かったー!
特に四谷怪談!
もう、どんどん歌舞伎の深みに嵌るばかりです…

でも、今日はこっちの話題を。。
「大江戸りびんぐでっど」の、舞台映像入り予告がお目見えです



これ見ると、やっぱ見たくなっちゃうな…
来月も演舞場に行くので、前売り買ってこようw

2010-08-07 11:16:53 | 演劇+新感線+歌舞伎
”納涼”と付く催しものも多くなってきましたが、今私が楽しみにしているのは納涼歌舞伎です
演舞場での「八月花形歌舞伎」で、夜に四谷怪談が出るんですよ!

海老蔵の影響か、かなりの人気でチケットを手に入れるのも苦労しましたが、観に行きたいと思っていた一部(義経千本桜)と三部(四谷)に行けることになりました
三部は6時開演ですが、なんと10時までの4時間!
七之助の静御前&勘太郎のお岩が楽しみです!!

九月の演舞場は、仁左衛門さんと染五郎さん
昼と夜はどっちがいいんだろう…と迷っていますが、昼がいいかなあ。。
十月は他の舞台の予定が結構入ってるので、歌舞伎はお休みかな

あ、納涼といえば、今夜BS2で怪談の番組をやるみたいです!
怖いの好きなので、ついチェックしちゃいますw
映画なら、昨日はサマーウォーズで今日は剣岳!
見たいものが多く、最近は録画予約ばかりしてる気がします(笑)





今日は久しぶりに美容院に行って参ります!
切るぞー!(笑)
梅雨の間は切りたくないし(くせっ毛なので)、浴衣着てから切りたいな~と思っていたのですが、2つの条件をクリアしたので(笑)
すっきりしてきます

ゲキ×シネ 『蛮幽鬼』 試写 8/2

2010-08-05 21:09:19 | 演劇+新感線+歌舞伎
ブログを蛮幽鬼仕様にしてみました…
目が疲れるかもしれませんが、まあそのうち飽きるかも知れませんので(笑)

さて、ゲキシネ版「蛮幽鬼」の感想を
今回、初めてマスコミ試写というものに参加させて頂きました!(秋葉原にて)
試写では、蛮幽鬼のチラシや団扇などと新しい鋼鉄番長のチラシを頂きました
まずは予告を貼っておきます。。



以下感想です
舞台を見てないとよくわからない書き方もあると思いますが、ご容赦下さい…
そして、例によって長くなります

やっぱり、新感線を見ると、そんじょそこらのドラマや映画に比べて断然面白いなー!!と思います。
ホント、何なんだろうこの差は…
いや、私の感性は恐らく偏っていると思われるので(笑)、どれを面白いと感じるかはもちろん人それぞれですが…
最近、TVのバラエティとかホント見なくなりました…。”ちゃんと”見ているのは、ニュースと一部のドラマとNHK(笑)
ドラマだって、正直言えば、その多くは”あまり面白くないかも…”と思いつつ見ている気がします。

では、作品の感想を
初めに、演劇→映像という視点で見ると…
まず、実際の舞台では初めに出ていた「蛮勇記」という文字はなかったです。
10月に公開されるまでにまた変わるのかもしれませんが、舞台の幕に投影される映像から始まってました。
予告で使われている土門とサジのショットは、本編では使われていません!違うショットになってます。
あと、サジが惜春に針を投げる場面ではある工夫がされてました♪
すごく映画っぽいカットが多かったですし、今までのゲキシネに比べてよりアップが多かった!(と感じた)
劇場では1階席と3階席から見てそれぞれ面白かったですが(1階席は必須ですね!w)、このゲキシネならまた違う角度から楽しめる訳で…
アップが多いということで、上川さんの目力と迫力、堺さんの笑顔と目をくわっと開いた表情、稲森さんの肌の美しさ(笑)や、衣装の柄、簪の細かな細工など、じっくり見ることができました。
じゅんさん演じる道活のアップは迫力ありますよ~(笑)
あと、若い蔵人と年を重ねた蔵人のメイク・鬘の違いも面白かったなあ。
本当、”ここまで作りこんでるんだ…”とびっくりした部分が沢山ありました。
そして、蛮幽鬼では歌舞伎の”引き抜き”が使われています!
刀衣が正体を見せるところと、美古都が大王になるところ。
どちらも衣装がぱっと変わって綺麗です
他に、”ここでこういう表情をしてたのか!”とか、”この人はここで気づいたんだ…”とか、更なる発見もありました
個人的には、いつしか醜い復讐鬼と成り下がった自分に気づき、美古都に指摘されて恥じる土門の心境が見えたところが切なかったな…
あとは…演出では割とスローモーションが多く、最後の戦いの場面で、刀衣と蔵人のぐっと堪えた表情と、サジの殺人が楽しくて仕方ないという狂気がクローズアップされていて凄く良かったです。
1度舞台を観た方でも、生では見られない角度からの映像とアップの表情が見られるっていうのは絶対面白いです!
舞台でも、いや舞台だからこそ、役者さんの細かい演技が必要なんだなあと実感しました。もちろん笑いもあって、じゅんさんのコール&レスポンスはもちろん、大王や浮名のシーンは映像でもやっぱり面白い

サジについて書いておきます。。(笑)
いやあ…この人、本当にずーっと笑ってる!(笑)
それゆえに、何かを感じとったり狂気の表情を見せる場面が引き立っていました。
そして、早乙女くんもこの上なく美しい…!
”女優は女形には勝てない”と聞いたことがありますが、早乙女くんは稲森さんと共に、確実に舞台に華を添えていました。
もちろん、あの美しすぎる殺陣も堪能できます
サジと刀衣は狼蘭族という殺し屋の一族ですが、この設定は山田風太郎っぽいですね!
気づいたのですが、意味合いは違えど、この設定も話の展開の最後も、「SHINOBI」に似てる…!

先日、「蛮幽鬼」の戯曲本を読んでいると書きましたが、遂に読み終わりました。
舞台を観てから半年以上経っていましたが、台詞を読んでいると…役者さんの声が聞こえてくる!
こういう言い方だったな、とか、こういう動きだったな…と、鮮明に蘇ってきます。
「蜉蝣峠」の時は、ゲキシネを見て”結構忘れてたな~”と感じましたが、蛮幽鬼は流石に生で5回見たせいか、細かい部分まで覚えていまいた。

あと、音楽が好き!
歌がないテーマソングなら、朧と蛮幽鬼と髑髏城は秀逸だと思っています。。

あと、アエラの中島かずきさんの連載より抜粋です。↓

『蛮幽鬼』で思い出深いのは、堺雅人さんです。
 ちょっとした情報の食い違いで、彼は立ち回りが出来ると聞いていたのですが、実際にご本人に聞いてみると、殆どやったことがないとのこと。
 その時にはサジという、僕の作品の中でも最強の部類には入るキャラクターを書いていたので、青ざめました。
 でも、そこからの彼の努力がすごかった。
 稽古場でも自分の稽古以外の時もずっと立ち回りを自主練していた。
 その結果、笑顔の殺人機械という彼でなければ出来ない役を見事に体現してくれました。
 ゲキ×シネでは、是非その辺も確認していただければと思います。

 千秋楽の日、堺さんの楽屋に挨拶にいったら、たまたま着替え中で上半身裸でした。身体中テーピングしているのですが、パッと見でも上半身が逞しくなっているのがわかりました。
「こんなに筋肉がついたのは生まれて初めてですよ」と、あの笑顔で言われた時には、ほんとにありがたいやら申し訳ないやら。
 次に出てもらうときには、もう少し楽な役にするからと心に決めています。


新感線に出るってことは、相当大変だ。。(笑)
朧の染五郎さんとか今回の上川さんとか、本当出ずっぱりですし…
ネタモノでも殺陣があるし。。
ただ、↑の文で一番気になるのが、、、
”次に出てもらうときには、もう少し楽な役にするからと心に決めています。”
え、…次??w是非!是非!(笑)

「蛮幽鬼」を早い時期に見られたのは幸運でしたが、公開したらまた見に行っちゃいそうです
とりあえず、DVD購入は確実!(笑)
DVD発売日を予想してみたのですが、蜉蝣峠のようにゲキシネ公開→2か月後ぐらいかな…
ただ、鋼鉄番長の時にどうにか先行発売して欲しい…!


卍蛮幽鬼 観劇記卍

東京 1回目

東京 2回目

東京 3回目

東京 楽

大阪 大楽

『赤坂大歌舞伎』 7/29 14:00~ 千秋楽

2010-08-04 16:00:39 | 演劇+新感線+歌舞伎
初めての赤坂での歌舞伎でした
今回も涙季さんと一緒に♪



一、人情噺文七元結

”初心者でも分かりやすい”と宣伝していましたが、本当にその通り!
とにかく面白い!
この話はほとんど喜劇で、そこに人情も入ってくるのですが、私的には若干物足りなかったかも(笑)
もっとどろどろでもいいなあ(笑)
でも、コクーンに続いて勘三郎さんと扇雀さんのやり取りが素晴らしいし(ドリフさながらのドタバタもありましたw)、勘太郎も面白かった~♪
江戸っ子なので”ひで(酷)え”を”しでえ”と言ってるのと、大道具が惨めなくらいみすぼらしい感じがするのが印象に残りました。
最初から最後まで笑いっぱなしだった気がします
千秋楽だけあって、役者さん同士の掛け合いや間が素晴らしかったです。


二、鷺娘

待ってました!の七之助
白無垢姿の七之助!いや~綺麗だったぁ…
引き抜きが何度もあって、白に紫に赤に桃にと次々に衣装が変わります。
帯の柄が雪の結晶だったり、衣装はとても綺麗!
ゆったりした踊りがどんどん激しくなって、想いが昇華されていく様は圧巻。
途中で、雪が降る中で海老反りをするのですが、そこがなんとも言えず美しくて涙が出そうになりました。
あれも男性だからできるんだろうなあ…
最後には着物と髪を振り乱して舞い、暗い照明の中、積もった雪の中に横たわります…
幻想的で、外の暑さを忘れさせる演目でした。
演目によって季節を感じられるのは歌舞伎の良いところですが、夏に冬を表現するのも面白いですね~。

涙季とも話したのですが、たった一人で舞台に立って魅せるというのはスゴいですよね…
ましてや、前の演目は勘三郎さんや勘太郎さんたちが散々面白いことをしている訳ですから。(笑)

やっぱり、女形の所作事が凄く好きです。
歌舞伎に興味を持ち始めた頃、蜷川十二夜の菊之助の踊りと、桜姫の七之助にはショックに近いものを受けました…
踊りを見て涙が出そうになるってなかなか無いと思いますが、音楽も相まって、凄く気持ちが高ぶります。

歌舞伎にはまるきっかけは中々難しいものがあると思います。
でも、初めて見た歌舞伎がこういうのだったらそれは幸運!
人それぞれ感性は違いますが、こういう公演は間違いなく歌舞伎を見始めるきっかけになっているんじゃないかと思いました。

 中村座の定式幕

夏の雪

2010-07-29 21:24:49 | 演劇+新感線+歌舞伎
今日は、「赤坂大歌舞伎」を観に行ってきました~

また涙季さんと

「文七元結」では何度も笑い、「鷺娘」では演出と七之助の美しさに我を忘れて見入りました…

いや~めちゃくちゃ楽しかった

今頃勘三郎さんたちは、海老様の披露宴に出席中なんですかね?w





「蛮幽鬼」のゲキシネの試写が当たりましたー

今、ちょうど戯曲を借りて読んでいたところだったんですけど、こんな早くに見ることができるなんて…

ドキドキします…

ちなみに、ホンと実際の上演では違う部分が結構多くて面白いです!

サジの登場シーンも、最初はただの”目隠し”だけだったんですね~。。