ブログを蛮幽鬼仕様にしてみました…
目が疲れるかもしれませんが、まあそのうち飽きるかも知れませんので(笑)
さて、ゲキシネ版「蛮幽鬼」の感想を

今回、初めてマスコミ試写というものに参加させて頂きました!(秋葉原にて)
試写では、蛮幽鬼のチラシや団扇などと新しい鋼鉄番長のチラシを頂きました

まずは予告を貼っておきます。。
以下感想です

舞台を見てないとよくわからない書き方もあると思いますが、ご容赦下さい…
そして、例によって長くなります
やっぱり、新感線を見ると、そんじょそこらのドラマや映画に比べて断然面白いなー!!と思います。
ホント、何なんだろうこの差は…
いや、私の感性は恐らく偏っていると思われるので(笑)、どれを面白いと感じるかはもちろん人それぞれですが…
最近、TVのバラエティとかホント見なくなりました…。”ちゃんと”見ているのは、ニュースと一部のドラマとNHK(笑)
ドラマだって、正直言えば、その多くは”あまり面白くないかも…”と思いつつ見ている気がします。
では、作品の感想を

初めに、演劇→映像という視点で見ると…
まず、実際の舞台では初めに出ていた「蛮勇記」という文字はなかったです。
10月に公開されるまでにまた変わるのかもしれませんが、舞台の幕に投影される映像から始まってました。
予告で使われている土門とサジのショットは、本編では使われていません!違うショットになってます。
あと、サジが惜春に針を投げる場面ではある工夫がされてました♪
すごく映画っぽいカットが多かったですし、今までのゲキシネに比べてよりアップが多かった!(と感じた)
劇場では1階席と3階席から見てそれぞれ面白かったですが(1階席は必須ですね!w)、このゲキシネならまた違う角度から楽しめる訳で…
アップが多いということで、上川さんの目力と迫力、堺さんの笑顔と目をくわっと開いた表情、稲森さんの肌の美しさ(笑)や、衣装の柄、簪の細かな細工など、じっくり見ることができました。
じゅんさん演じる道活のアップは迫力ありますよ~(笑)
あと、若い蔵人と年を重ねた蔵人のメイク・鬘の違いも面白かったなあ。
本当、”ここまで作りこんでるんだ…”とびっくりした部分が沢山ありました。
そして、蛮幽鬼では歌舞伎の”引き抜き”が使われています!
刀衣が正体を見せるところと、美古都が大王になるところ。
どちらも衣装がぱっと変わって綺麗です

他に、”ここでこういう表情をしてたのか!”とか、”この人はここで気づいたんだ…”とか、更なる発見もありました

個人的には、いつしか醜い復讐鬼と成り下がった自分に気づき、美古都に指摘されて恥じる土門の心境が見えたところが切なかったな…
あとは…演出では割とスローモーションが多く、最後の戦いの場面で、刀衣と蔵人のぐっと堪えた表情と、サジの殺人が楽しくて仕方ないという狂気がクローズアップされていて凄く良かったです。
1度舞台を観た方でも、生では見られない角度からの映像とアップの表情が見られるっていうのは絶対面白いです!
舞台でも、いや舞台だからこそ、役者さんの細かい演技が必要なんだなあと実感しました。もちろん笑いもあって、じゅんさんのコール&レスポンスはもちろん、大王や浮名のシーンは映像でもやっぱり面白い
サジについて書いておきます。。(笑)
いやあ…この人、本当にずーっと笑ってる!(笑)
それゆえに、何かを感じとったり狂気の表情を見せる場面が引き立っていました。
そして、早乙女くんもこの上なく美しい…!
”女優は女形には勝てない”と聞いたことがありますが、早乙女くんは稲森さんと共に、確実に舞台に華を添えていました。
もちろん、あの美しすぎる殺陣も堪能できます

サジと刀衣は狼蘭族という殺し屋の一族ですが、この設定は山田風太郎っぽいですね!
気づいたのですが、意味合いは違えど、この設定も話の展開の最後も、「SHINOBI」に似てる…!
先日、「蛮幽鬼」の戯曲本を読んでいると書きましたが、遂に読み終わりました。
舞台を観てから半年以上経っていましたが、台詞を読んでいると…役者さんの声が聞こえてくる!
こういう言い方だったな、とか、こういう動きだったな…と、鮮明に蘇ってきます。
「蜉蝣峠」の時は、ゲキシネを見て”結構忘れてたな~”と感じましたが、蛮幽鬼は流石に生で5回見たせいか、細かい部分まで覚えていまいた。
あと、音楽が好き!
歌がないテーマソングなら、朧と蛮幽鬼と髑髏城は秀逸だと思っています。。
あと、アエラの中島かずきさんの連載より抜粋です。↓
『蛮幽鬼』で思い出深いのは、堺雅人さんです。
ちょっとした情報の食い違いで、彼は立ち回りが出来ると聞いていたのですが、実際にご本人に聞いてみると、殆どやったことがないとのこと。
その時にはサジという、僕の作品の中でも最強の部類には入るキャラクターを書いていたので、青ざめました。
でも、そこからの彼の努力がすごかった。
稽古場でも自分の稽古以外の時もずっと立ち回りを自主練していた。
その結果、笑顔の殺人機械という彼でなければ出来ない役を見事に体現してくれました。
ゲキ×シネでは、是非その辺も確認していただければと思います。
千秋楽の日、堺さんの楽屋に挨拶にいったら、たまたま着替え中で上半身裸でした。身体中テーピングしているのですが、パッと見でも上半身が逞しくなっているのがわかりました。
「こんなに筋肉がついたのは生まれて初めてですよ」と、あの笑顔で言われた時には、ほんとにありがたいやら申し訳ないやら。
次に出てもらうときには、もう少し楽な役にするからと心に決めています。
新感線に出るってことは、相当大変だ。。(笑)
朧の染五郎さんとか今回の上川さんとか、本当出ずっぱりですし…
ネタモノでも殺陣があるし。。
ただ、↑の文で一番気になるのが、、、
”次に出てもらうときには、もう少し楽な役にするからと心に決めています。”
え、…次??w是非!是非!(笑)
「蛮幽鬼」を早い時期に見られたのは幸運でしたが、公開したらまた見に行っちゃいそうです

とりあえず、DVD購入は確実!(笑)
DVD発売日を予想してみたのですが、蜉蝣峠のようにゲキシネ公開→2か月後ぐらいかな…
ただ、鋼鉄番長の時にどうにか先行発売して欲しい…!
卍蛮幽鬼 観劇記卍
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