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Antique

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ごゆるりと。

『明治座五月花形歌舞伎』 5/27 夜の部 千穐楽

2011-05-29 12:15:42 | 演劇+新感線+歌舞伎
27日に、明治座での花形歌舞伎に行ってきました♪

大好きな怪談モノの牡丹燈籠と、下駄タップの高杯。

七丈のお露ちゃんが見られて幸せ!

七染の掛け合いもアドリブもあってすごく面白かったし、大満足でした。

いのうえ演出の牡丹燈籠を見ても感じたことだけど、この話ってホラーな部分はあくまでエンターテイメントとしてあって、作者は1番に人間の話が書きたかったんだなぁと思います。

演出は恐らく古典的ではなく、ライトなどを多用してたと思います。

いのうえ版とよく似てたんじゃないかな…

最初は舟のシーンで、何だかランドのカリブの海賊のような、アトラクション的な感じがして面白かったです。

最後は本水で雨の中での七・染の惨劇。

蛍が舞うのが物悲しくて切なかったです。

あ、燈籠が客席を舞う演出を見ていて、去年八月の四谷怪談の驚かしを思い出しましたw



そして、勘太郎の高杯も良かった♪

父上様のを歌舞伎座で見たので、二代に渡って見られて感動。

日本酒が飲みたくなる、ただただ楽しくて大好きな踊りです。

最後は拍手が鳴りやまず、勘太郎丈が袖から出てきてくれました。(歌舞伎なのに…!)

涙季さんが人形町めぐりに付き合ってくれて、楽しい一日でしたー(^O^)

来年もやると聞いたので、また行きます!

真っ赤な哀しい物語。

2011-05-16 13:19:32 | 演劇+新感線+歌舞伎
昨日、「港町純情オセロ」大千秋楽に行ってきました!

なんと二ヶ月ぶりの観劇だった…

4月は見たい芝居があまりなかったということもありましたが、精神衛生上良くなかったな。

しかし本当に、じゅんさんの復活を見届けることができて良かった。

鋼鉄番長でのじゅんさんの姿から半年。

殺陣らしい殺陣はなかったりしましたが、面白くて悲しくて純情なオセロがいました。

笹かま貰ってキャスト陣に見送られた、素敵な千秋楽でした!

『絵本合法衢』 3/13

2011-05-13 23:08:56 | 演劇+新感線+歌舞伎

学割で1100円でたっぷり見られるんですからもう十分すぎます。(笑)

 

通し狂言で絵本合法衢。

鶴屋南北作、です。

時蔵丈が…なんかカッコいい!

今で言えば”姐御!”って感じ?

したたかな感じもありながら、太平次に惚れてるとこがいい。。

衣装の色使いからもキャラクターの心根が読み取れて面白かったです。

あの衣装カッコよかったなあ。。

最後の仇討シーンが閻魔堂の前で、まさに大きな閻魔様の影から大学之助が登場します。わかりやすw

仁左衛門丈は大学之助よりも太平次が色気があって好きでした。

愛之助丈も麗しくて素敵でした。すいませんこんな感想で。


『三月大歌舞伎』 3/7 夜の部

2011-05-13 22:55:58 | 演劇+新感線+歌舞伎

何よりも染五郎丈の狩衣姿が見たかったわけで…

菊之助丈の袿姿もまた然り。

…(o´Д`o)

 

 一、源氏物語 浮舟

最初から、琴の雅な音が平安の雰囲気を出してました

水天宮~もそうでしたが、今回はなぜか台詞や話し方・演出が”歌舞伎らしくない歌舞伎”の演目続き。

なので、歌舞伎を見ているというよりは”演劇”を見ている感じがしました。

そんなこともあり、この浮舟は割と直接的な表現が多くて結構ドキドキしちゃいました。。

吉右衛門丈の好色っぷりが面白いのですが、後半はシリアスで悲しい展開です。

中学や高校で学んだ、古典の源氏物語を、今歌舞伎で観ているということがなんだか面白かったなあ。

菊丈の役はまだ少女の年齢の歳だと思うのですが、とーっても可愛らしい♪

あんな菊丈初めて見た気がした。

染丈は美丈夫で素敵…w衣装もあってか、ライ様を思い出しました。

 

二、水天宮利生深川

日本橋にある水天宮がテーマのお芝居です。

幸四郎丈の、可笑しい感じを含んだ狂いっぷりが見どころでした。

最後は”ありがたや~”な結末。

 

三、吉原雀

平安の悲劇、江戸末期の貧困・奇跡とあって、最後には華やかな踊り!

気分が晴れ、良い気持ちで劇場を後にしました


『南へ』 3/4 19:00~

2011-05-13 22:18:14 | 演劇+新感線+歌舞伎

随分経ってしまいましたが、観劇直後に書いた感想があったのでアップしておきます。

学割で見てきました!
本当に有難い…m(_ _)m

<出演>
妻夫木 聡/蒼井 優
渡辺 いっけい/高田 聖子/チョウソンハ
黒木 華/太田 緑 ロランス
銀粉蝶/山崎 清介/藤木 孝
野田 秀樹


優ちゃんがっ…か、可愛い…!
ショートカットで虚言癖のある娘を演じているのですが、とても魅力的でした。
一般的には割と静のイメージがあると思いますが、今回は動。
「楽屋」とはまた180度違う演技・キャラクターで楽しめました。

今回は狼少年、嘘、活火山、地震、天皇、日本、歴史などのテーマがちりばめられていました。
マスコミも。
いつも強いメッセージが含まれているので、野田さんの舞台には気付かされるばかり。
夢遊病者みたいに生きている日本人!…はっとさせられます。
悲しいけれど、疑う事は必要ですね。

題材が題材だけに、今回の震災が起きたことで(まだ続いていますが)より不思議な力を持った舞台でした。


野田さんを始め、演劇や映画、出会う大人の人々には゛気付き゛をもらっています。
なかなか本質を見る目を持っていて、教えてくれる人って見つからないものですが…
でもやはり、ものを見てきた経験の差は圧倒的だなぁと思います。


『髑髏城の七人』 あらすじ

2011-04-20 19:04:27 | 演劇+新感線+歌舞伎

未來くんが天魔王

勝地くんが兵庫

高田さんが贋鉄斎

 

とのことです…!(詳しくは公式で)

天魔と捨が一人二役ではないところがかなり気になりますが、私的に勝地くんが希望通りで嬉しいw

河野・三五さんも再登場だし♪

で、高田さんのあの衣装はなんだ…?と思ってたら、、、

まさかの贋鉄斎…!女蘭兵衛ではなく女贋鉄斎できましたか…。

あとは。時代設定はタヌキさんが出てくるのでそのままっぽいですが、衣装は平安風ですねえ。


『髑髏城の七人』 2011年夏興行

2011-04-15 23:51:17 | 演劇+新感線+歌舞伎

さてさて。。

本日、オセロが大阪で初日を迎えました!

じゅんさん復活です

楽しみにしていた髑髏城の詳細も出ましたので、コピーしておきます


 作:中島かずき   演出:いのうえひでのり

出演:小栗 旬 森山未來 / 早乙女太一 / 小池栄子 勝地 涼 仲 里依紗 / 高田聖子 粟根まこと 河野まさと / 千葉哲也

また、東京公演が後ですね。

その他詳細はこちらで!


これは…大枠は同じでも、キャラクターがかなり変化しそうな予感。。

小栗さん、噂はありましたが捨できたかー!

そして太夫が小池さんか。なるほど。

里依紗ちゃんが沙霧は想像してた。。去年かいつかの「七人の侍」に出てた時に、あ~これは新感線にも出そうだな、と。。

ちょっと女性陣がたくましすぎる感もありますがw

未來くん、太一くんはまた出るだろうなと思ってたのでただただ嬉しい!あの2人の殺陣やアクションが同時に見られるなんて…!

ただ未来くんが兵庫(or忠馬)?写真の雰囲気ではスマートになりそうだな。

そして出て欲しかった勝地くんも!どの役かいまいちわからないけど、可愛い馬鹿なら満足です…(笑)

 

なんだかとにかく、フレッシュで新しい髑髏城になりそうなことは確実!!

期待してます


『流れ姉妹たつことかつこ~エンド・オブ・バイオレンス~』 2/21 19:00~

2011-02-24 22:15:52 | 演劇+新感線+歌舞伎
「真心一座 身も心も ザ・ファイナル
 流れ姉妹 たつことかつこ ~エンド・オブ・バイオレンス~」

を観てきました!

作 千葉雅子
演出 河原雅彦
出演 千葉雅子 村岡希美 坂田聡 河原雅彦 古田新太 池田成志 ほか

ちょっとチケット代を捻出するのが難しかったのですが、有難いことに譲って頂いたので><
吉祥寺・前進座での凱旋公演です。
この流れ姉妹はシリーズものになっていて粟根さんなども出ていたのですが、高田さんの回は観たかったなー!
どんな雰囲気の舞台かと思いましたが、小劇場らしくいい感じにマニアック♪
「身も心も」というだけあって(身も心もというヤクザ映画があるそうです)、それを意識した展開もあったり。
でも、観ていて思いだしたのは鶴屋南北。

前進座というのは歌舞伎の公演があったりする場所で、提灯やスッポン・花道があるんです。
今回はそれらも活用しての演出で面白かった!
ま…ちょっと大衆演芸場っぽかったかなw

まずは古田さんと成志さんの共演が嬉しかったー!
アドリブも無茶振りもあって。。
(オニの子孫、ウシガエル)
成志さんが活弁師であの美声が活かされていて、古田さんはオカマキャラ&着流しで登場するんですよーw
古田さんが着流しで花道から登場して、何回か見得を切るところはテンションが上がってしまったw
2人の魅力が存分に押し出されていて、目いっぱい味わうことができました。
通路側だったので、古田さんが客席を練り歩く時に「インフルエンザに気をつけよう!」と言われました(笑)
そういえば、河原さんが”出演”している公演は初めて観た!
村岡さんは久しぶりでしたが、やっぱり美声だなあ!聴いてて気持ちいい。
千葉さんも”出演”のは初めて観ましたが、こちらも美声(笑)なんだか少年ぽい、声優さんみたいな声ですね。

いやあ~2時間半、ぶっ通しで楽しませて貰いました!
成志さん、ホントに良かった。。
古田さんの舞台は、2008年ぐらいから欠かさずみていることに自分でもビックリ。(笑)
これからも2人に付いていきます。

『下北沢演芸祭 SWAクリエイティブツアー』 2/12 19:00~

2011-02-23 22:53:22 | 演劇+新感線+歌舞伎
落語デビューをしてきました
落語は、最近は「落語者」を見て少しお勉強してます。

今回行ったのは、SWA(創作話芸アソシエーション)という落語グループの公演です。
昇太さんと喬太郎さんのお名前だけは存じていましたが、あとはゼロの状態で本多劇場へ。
恐らく、普通の落語のイメージよりラフな印象でした。

演目はコチラでした↓

『東海道のらくだ』喬太郎
『鬼背』昇太
『灼熱雪国商店街』白鳥
『二月下旬』彦いち

喬太郎さんは身体を張って頑張ってくれました(笑)
やっぱり、現代より江戸を舞台にしてる噺のほうが雰囲気出てて好きだな!
夢枕獏さんの噺「鬼背」が聴けて嬉しかったけど、あれ知ってるんだよなあ…本かなにかになってるでしょうか?
落語の最後の落ちが、あんなに気持ちいいものだとは!
あの感じを味わいに、人は寄席に通うのでしょうね~。

ただ、当たり前なのですが、普通の演劇等と違って噺家さんがこちらを向いて話すので多少のドギマギ感が。。(笑)
買ったのが戻り券か何かだったので、結構良い席だったこともあり。

SWAはなんと活動休止してしまうそうですが、まだ公演はあるようなのでまた行きたい
また面白い世界に出会えました

『ミシマダブル サド侯爵夫人』 2/12 13:30~

2011-02-19 23:21:41 | 演劇+新感線+歌舞伎
演出 蜷川幸雄

キャスト 東山紀之 生田斗真 木場勝己 大石継太 岡田正 平幹二朗


見てきました!
立ち見で3時間半は、安いけど疲れる。。
けど全然良いのです、好きだから(笑)

コクーンはもうしばらく来ないなあと思っていたら、古田さんの「たいこどんどん」が面白そう。
あとはコクーン歌舞伎ですね。そのあと改修だから寂しいけど。。

さて、舞台の感想を。
まず、出てくる役は全員女性なのに、役者は全員男性という歌舞伎状態。。
音楽も歌舞伎のものが使われています。
ただ、男性でも女性でも、役者が上手ければ観客というものはコロっと騙されてしまうものだということは経験上よぉ~く知っておりますし(笑)、騙されて観るのが面白いところだと思います。
コクーンの舞台の奥が空いて駐車場が見える演出は初めてだったので見られて良かった!
ああなってるんですね。。
後は蜷川さんらしい、鏡の多用。

東山さんは品があり、生田くんは可愛かった…w
生田くんは芝居にかなりの情熱を傾けているようで、ジャニーズさんの中では期待してます。
これからも頑張って、化けて欲しいです。特に舞台で。
しかしやはり凄いなあ~と思うのは、平さんと木場さん。
貫禄もありますが、台詞回しといい空気を変える力が凄い!
ただ圧倒されます。

戯曲は、まず台詞の応酬が凄い。役者さんが体力と精神力をどうやって保っているのか不思議です。
シェイクスピア等の翻訳ものっぽい言葉で綴られていくのですが、三島由紀夫の作品は<「翻訳調演劇」のために書き下ろしたとされる>らしいです。へえ、翻訳”調”なんて面白い。噛み砕くのが難しいし、役者の力量が試されるホンではありますが。
個人的には、ロココで退廃的なパリが舞台というのは好きだったなあ。
イギリスのヴィクトリア朝なんかもそうですが、当時の無駄に耽美的な芸術・慣習は好き。
あのドレスを見ているだけでも、ちょっとたまらない(笑)姫袖や扇、豪奢な飾り…