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Antique

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ごゆるりと。

『竹田団吾 衣装作品展2011』

2011-02-09 19:01:47 | 演劇+新感線+歌舞伎
新宿の紀伊国屋書店での作品展でした

衣装展の入り口にはガンツスーツなどが飾ってあり、その隣は「熱海殺人事件」を上演している紀伊国屋ホール。芝居の音が聞こえてきてました!
そこで心を鷲掴みにされたのが、古田新太之丞の紫の着物×金髪カツラ
まさかあるとは♪ただのマネキンなのにやけにカッコ良かったです…(笑)

会場は狭いですが、ぎっしりと衣装が飾ってありました。
新感線の衣装は40着ほどあり、新感線ファンとしては見逃せない興奮してしまう内容!
水野版蘭兵衛の、黒い着物の片肌脱ぎ×鋼の鎧がめちゃくちゃかっこいい
古田天魔王は青が入ったカツラが素敵。
SHIROHの主演2人の衣装もありました!凄く凝ってる。
忍法帖のサダもあったのでテンション上がりましたー!ポップで可愛い。あのカツラをじっくり見てしまいました(笑)
阿修羅城からは出雲と阿修羅が参戦。出雲の黒い着物、よく見ると蛇とかクロコダイルみたいな生地でした。
鋼鉄番長もありました!剛鉄とムッチと与作。

和洋折衷の絶妙さが大好きです。
本当好きだ。

小峰リリーさんの衣装も物凄く好きなので、是非やって欲しい。
あの衣装の翻り方は、犯罪的に絵になるのだ…。

『新春浅草歌舞伎』 1/19 第一部

2011-01-24 15:12:56 | 演劇+新感線+歌舞伎
初めての浅草公会堂での歌舞伎!
仲見世には役者の名前が飾られていたり、至るところにポスターが
浅草寺にもお参りし、散策を楽しみながら劇場へ。
舟和の芋ようかんを買ったり、幕間に仲見世で買った人形焼を食べたりと、初めての浅草での観劇はとても美味しかったです(笑)
2000円でたっぷり楽しみました


お年玉〈年始ご挨拶〉

愛之助丈が体調不良ということで心配していましたが、2,3日で復活しこのお年玉挨拶も見られたので安心しました。

でも、これって一体何やるんだろう?と思っていましたが、格式ばった挨拶の後、愛之助さんがマイクを取り出して「はい、こんにちは~」と演目の説明をして下さいましたw
拍手の練習までしたのですが、なんだか蛮幽鬼のじゅんさんのC&Rを思い出してしまった…。
愛之助さんステキでした


一、三人吉三巴白浪

この演目を観るのも3度目です。
ようやく、同じ演目でも演技・感じ方がこんなに違うのかぁ~と実感しましたし、何度も同じ演目を観る、その面白さも分かりました。

お嬢吉三  中村 七之助
お坊吉三  市川 亀治郎
和尚吉三  片岡 愛之助

今回はこの配役で。
七之助のお嬢…綺麗すぎる!!お人形のような美人さんで、ついつい舞台写真を買ってしまいました。。
しっかし、何度観てもお嬢の衣装は素敵。全部好き。
そして、去年私が文楽を観に行った時につぶやいた、「七之助のお七が観たい」という願望は、今回叶ってしまいました…!
最後の櫓の場面でのお嬢の衣装って、ほとんどお七と一緒なんですよね。
あの場面は大好きで何度観ても気持ちが高ぶります。
闘って死んでゆく潔さに、儚さと気高さが感じられて格好良い。うーん、いかにも日本人が好きな要素ですねえ。
そこでは3人は何も恨まず、もしかしたら何の感情も持っていないのかもしれない…ただただ一心不乱に闘っている、という感じもしました。
必死に闘う姿が無様でも滑稽でも、なんだかそれが”人間”だという感じがします。
舞台となっている幕末の社会は不健全で荒んでいるように描かれていて、なんだか少し現代と重なる部分もあるし…。

あと、この演目では、最初と最後に同じような見得があることに気づきました。
最初は三人が出会うところ、最後は火の見櫓の場面。つまり全ての始まりと終わりです。両方とも、お嬢とお坊は舞台で、和尚は七三で見得。
愛之助丈の見得は3階席から観ても迫力があって、思わず拍手したくなる格好良さ。勘太郎の与茂七を思い出しました。
他にもこの演目は3人での見得が多く、その場面や状況、色彩の違いの差は見ていて非常に面白かったです。
あと演出で面白いのが、吉祥院で、欄間からお嬢が出てくる場面。天女の絵がすすっと動いて、そこにお嬢が顔を出します。紫の艶やかな着物を着た、天女のイメージ。面白い!
七・亀は、一昨年の菊之助×愛之助の時ほどは艶っぽい同性間の愛は感じませんでした。
どちらかというと、義兄弟という感じ?


二、独楽

亀治郎さんらしいおかしみのある踊りで、衣装と大道具が目に鮮やかでした
扇や手ぬぐいの扱い方が綺麗で見とれてしまいました。
最後には暗転して更に派手な舞台となるので、楽しい気持ちで劇場を出ることができました

『十二夜』 1/9 13:00~

2011-01-12 22:24:47 | 演劇+新感線+歌舞伎
【作】ウィリアム・シェイクスピア
【演出】串田和美
【出演】松たか子、石丸幹二、りょう、荻野目慶子、大森博史、真那胡敬二、小西康久、酒向芳、内田紳一郎、片岡正二郎、目黒陽介、小春、つのだたかし、飯塚直子、片岡亀蔵、串田和美、笹野高史



いやー最高でした!
松たか子×串田演出!

十二夜の改作モノの映画・演劇は結構見ていて学校の授業でも学びましたが、やはり多様な演出方法があるので何度見ても面白い!
何と言っても「NINAGAWA十二夜」は歌舞伎にハマるきっかけになった作品なので忘れられません。
なのでシェイクスピアの喜劇では一番好きです。
恋に関する、皮肉な真理が多い作品でもあり面白い!
盲目の恋に狂って、滑稽で愚かな失態を演じる人も出てきますし…というかメインの登場人物はほぼそうですね(笑)

串田さんは凄いセンスの持ち主だなあ…
適度にわかりやすすぎないので、色々想像させられます。
音楽と恋と酒の祝祭。
お祭り騒ぎ=ひと時の夢を連想させます。
酸いも甘いも噛み分けた苦さも感じるのですが、串田さんの人生が反映されているのかもしれません。
立ち見だったこともあって、どこか異国の国の道端で芝居を見ているような感覚にもなりまた。
大道具もだけど、衣装が素敵すぎる!笹野さんの道化の衣装とか、松さんのシンプルなボーイッシュなのとか。。本当にいいなあいいなあ。
やっぱり生演奏はいいなあ。歌舞伎も新感線もそうだけど、演劇における生の音というのはやっぱりいいですね。
そして笹野さんの使い方。
コクーン歌舞伎でも道化のような不思議な役柄ですが、今回は正に道化を演じていらっしゃいます。
そして、舞台上に、「潮風の中で朽ちた、祭用仮舞台」が更に作られていて、そこを中心に舞台が進行するのも面白かったです。
あそこで起きたできごとは芝居に過ぎないんだろうけど、様々な感情は決して偽物ではないし、恋や愛情は形は違えど現実に再現される…
最後のあたりで舞台の周りをぐるぐると回るシーンでは、こうした男と女、兄と妹、そのほか様々な関係の”2人の人間”は、太古から”探し続けて”いたんだということを考えました。
ぐるぐるぐるぐる、傍から見れば滑稽で切ないけれど、それが人間の性なのかな。そうなんだろうなあ。

松さんはやっぱり凄いです。(A-studio見ましたよ~)こりゃあ至上主義にもなっちゃいます。お兄さんを想って独白するシーンでは泣きそうになりましたよ…。菊之助版に負けず劣らず、すごく素敵でした!
石丸さんはまずええ声やな!とwオーシーノにぴったり♪
りょうは本谷さんの舞台ぶりでしたが、ヘレナボナムカーター嬢の路線のオリビアでした。大胆になって愛を叫ぶところが可愛いw
マライアはちょっと物足りなかった。亀治郎さんが一番だなあ。
亀蔵さん、見得切ってた!これは、歌舞伎の人が歌舞伎以外の演劇に出る時の宿命かもしれません(笑)
大森さんはリチャード三世以来でしたが、相変わらずの勢いが。(笑)

いやぁ~また良いもの見たな、と嬉しい気持ちです

『壽 初春大歌舞伎』 1/5 昼の部

2011-01-08 21:54:52 | 演劇+新感線+歌舞伎
昨日はグループ魂のライブに行ってきました!!
が、今日はこちらの感想を。。

華やかに初観劇をすることができました
めでたい焼きも食べられたし!


一、御摂勧進帳

あの勧進帳とは一線を画す、おもろい勧進帳です(笑)
一日の始めに相応しい、スカっとする演目でした♪

二、妹背山婦女庭訓

漁師鱶七の言葉づかいが、荒いんだけどちょっと可愛い(笑)
そして何といっても、お三輪の福助丈が切ない…!
ご飯の後だし劇場内がとても暑かったこともあって少しぽ~っとしていたのですが、なんだかお三輪を見ていたら可哀そうになってきて、気づけばかなり真剣に見入っていました。。
まず、まだ若い女性の幼さが感じられたし(歌舞伎役者ってホントすごい…)、いじめられて悔しい悔しいと嘆く姿とか、好きな人に会うためにこうしようかああしようかと一生懸命思案するのがもう…(泣)
責め場が凄く効果的でした。悲しいけど面白かった。

お三輪は衣装が素敵すぎる!
目の覚めるような緑。俊寛の千鳥もこういうコーディネートだった気が。

三、寿曽我対面

一度見てみたかった演目です。
曽我兄弟がボケとツッコミみたいだったw(違)
これはまず見ためが豪華!
花魁の衣装はやっぱり華やかでいいですね~
衣装のものすごい刺繍とか髪飾りとか、見てるだけで面白い。

ちなみにこれは、歌舞伎お得意の”後日の再会を約束して別れる”展開です(笑)



先日、NHKで夜の部の「浮世柄比翼稲妻」が放送されていたので見たのですが、これが面白い!
恋、少女、花魁、血、毒と明暗の対照的なものが同じ板の上に出てくるので、なんだか目の離せない壮絶さを感じました。
さすが南北大先生!(笑)
下女お国・福助丈がここでも素晴らしかったです。。


今日は、ノダマップの学割チケットが無事確保できました!
蒼井ちゃん
明日は松さんの「十二夜」を観に行ってきますww

造ってやるよ、あんたの城を

2011-01-06 22:14:29 | 演劇+新感線+歌舞伎
劇団新感線のサイトに、いのうえさんの長いコメントが掲載されています!

気になる髑髏城については…

<秋は中島かずきによる<いのうえ歌舞伎>最高傑作『髑髏城の七人』を全く新しい新世代の『髑髏城の七人・零』として大胆にリニューアルいたします。現時点では詳しい内容は発表できませんが、今後の<いのうえ歌舞伎>、そして今後の新感線の展開を占う重要な作品になることは必至。絶対に見逃せません。乞うご期待!!>

新世代ということで、古田さんとか染さんじゃなくて若手を使うのかな、とか色々考えてしまいますが、もうほんっっっと楽しみです!!

全文はこちらで。

こいつぁ春から 縁起がいいわぇ

2011-01-03 17:50:59 | 演劇+新感線+歌舞伎
三箇日も過ぎゆこうとしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか
私はいつものように食べて寝てのんびりしております。
…とは言っても風邪気味で控えめにしているので、例年よりは食べすぎずに過ごせそうです(笑)
良かった。

年末は、今年もガキ使で過ごしました!
紅白は福山&香川さんとコンドルズ、嵐、AKBぐらいは見たかな…
あと、正月になると歌舞伎の放送が多いんですよね♪
帰省中でしたが予約しておいて、たーんと録画してありますw
そう、昨日まで少し帰省してきまして、食べ物、お年玉、お菓子をどっさり貰ってきました。
初詣もして。お墓参りと初詣はもう何年も欠かしていません。
レポート・試験準備は年内に済ませたし、これから1週間は遊びの予定ばかりあって学校もまだ始まらないので、しばらくはお正月気分が抜けなさそうです(笑)



では、年末年始の演劇新情報をまとめておきます
まずは宮藤さんのウーマンリブ!

タイトル未定
作・演出:宮藤官九郎
出演:松尾スズキ、宮あおい、田辺誠一/荒川良々
宍戸美和公、少路勇介、宮藤官九郎/岩松了
6月10日(金)~7月10日(日)東京・本多劇場   
7月13日(水)~7月18日(月)大阪・シアター・ドラマシティ

宮崎あおい…う、うん。。チケット取れるかなっていう。
でも、松尾さん、田辺さん、良々、岩松さんっすよ!
面白くないわけないですが、チケット…(笑)


先日も書きましたが、「髑髏城の七人」
公式サイトにもありますが、

2011年劇団☆新感線プロデュース公演予定
<春>『港町純情オセロ』
<夏>『髑髏城の七人』

ということになっております
RHSもあるから、古田捨ではないのかなー??そ、染様??(ドキドキw)
プロデュースだから、客演がメインなのかも。。
オセロを通り越して、髑髏城に興味津々ですw

しっかし、髑髏城をついに生で観られるなんて…あーホント幸せ
これがあれば、何でも頑張れる!!
気が早いけど、また遠征しちゃうかもしれない。
キャストによっては…ねw

『黴菌』 12/25 13:00~

2010-12-29 21:09:57 | 演劇+新感線+歌舞伎
すごく評判が良かったので気になっていたのですが、我慢できず観に行ってしまいました
結果、とーーっても素敵なクリスマスプレゼントを貰うこととなりました
ありがとうケラさん!!


作・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ

キャスト
北村一輝/ 仲村トオル/ ともさかりえ/ 岡田義徳
犬山イヌコ/ みのすけ/ 小松和重/ 池谷のぶえ/ 長谷川博己
緒川たまき/ 山崎一/ 高橋恵子/ 生瀬勝久



時は昭和、場所は郊外の洋館。
これだけでドキドキする!
素敵な着物なんだろうなー、とか、セットにも期待しちゃうし!
和服だけじゃなくて、女性の洋服も可愛かったー!たまきさんとかすっごく素敵

まず、オープニングの上田さんの映像からかなり素敵!
キャストの名前が出ていって、ばーんとセットに全員勢ぞろい。テンション上がりました♪
光、音を使った演出が印象的で、今回の音楽はすごく好きでした。
今調べてみたら、斎藤ネコさんが担当だって!通りで(笑)
ワルツが、なんだか同じところをぐるぐると際限なく回っているような感じがして切なかったです。

クセ、屈折のあるキャラクターが多いですが、久しぶりに見た仲村トオルが一番強烈かな?
途方もないKYなのですが…周りにいたらうっとうしいくらいの(笑)
でも面白かった♪
岡田くん・イヌコさんが夫婦とは意外でしたが、人間の哀しさと愚かしさを感じました。
みのすけさん・小松さんは”危なっかしい”一方、高橋さんと北村さんは、なんだか常に”危ない”雰囲気を醸し出してるんだよなあ…。
たまきさんは本当に稀有な雰囲気を持った人ですね。素敵だわあ~w
池谷さんのメイドが可愛かった♪
長谷川くん、何やら某ドラマでかなり注目されたようですが、久しぶりに見ました。あんなデカかったっけ?(笑)
山崎さん・生瀬さんはハズさないですね!特にコーヒーを飲みたいだけの男・生瀬さんの、前半のオモシロと後半の熱演に参りました。やはりすごいです。

豪華なキャストですが、女性と男性の性質の決定的な違い、というものを感じ取れて面白かったです。

『THE LEFT STUFF』

2010-12-28 21:19:57 | 演劇+新感線+歌舞伎
25日に「黴菌」を観に行き、26日には友人椿さんのサークル公演を観に行き、昨日はこのパイパーを見てました^^
とりあえず、ささっとパイパーの感想を!



作・演出
後藤ひろひと(Piper)

出演
Piper(川下大洋 後藤ひろひと 山内圭哉 竹下宏太郎 腹筋善之介)
相武紗季
岡田義徳
川田広樹(ガレッジセール)

BS2で放送していた舞台です
久しぶりに大王・パイパーの舞台を見たな…
相変わらず粋でした
ラーメンズも凄く”粋”だと思うけど、大王のセンスも大好きです
ニヤニヤしながら見ちゃいましたw

この舞台、まず構成から面白いんです!
お客さんが展開を決めたりして。。
役者さんは大変だろうけど、展開が毎日違う舞台なんて面白すぎ。
登場人物も相変わらずキャラが濃くて面白く、大王のエンターテイメント魂を感じました