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『ミシマダブル サド侯爵夫人』 2/12 13:30~

2011-02-19 23:21:41 | 演劇+新感線+歌舞伎
演出 蜷川幸雄

キャスト 東山紀之 生田斗真 木場勝己 大石継太 岡田正 平幹二朗


見てきました!
立ち見で3時間半は、安いけど疲れる。。
けど全然良いのです、好きだから(笑)

コクーンはもうしばらく来ないなあと思っていたら、古田さんの「たいこどんどん」が面白そう。
あとはコクーン歌舞伎ですね。そのあと改修だから寂しいけど。。

さて、舞台の感想を。
まず、出てくる役は全員女性なのに、役者は全員男性という歌舞伎状態。。
音楽も歌舞伎のものが使われています。
ただ、男性でも女性でも、役者が上手ければ観客というものはコロっと騙されてしまうものだということは経験上よぉ~く知っておりますし(笑)、騙されて観るのが面白いところだと思います。
コクーンの舞台の奥が空いて駐車場が見える演出は初めてだったので見られて良かった!
ああなってるんですね。。
後は蜷川さんらしい、鏡の多用。

東山さんは品があり、生田くんは可愛かった…w
生田くんは芝居にかなりの情熱を傾けているようで、ジャニーズさんの中では期待してます。
これからも頑張って、化けて欲しいです。特に舞台で。
しかしやはり凄いなあ~と思うのは、平さんと木場さん。
貫禄もありますが、台詞回しといい空気を変える力が凄い!
ただ圧倒されます。

戯曲は、まず台詞の応酬が凄い。役者さんが体力と精神力をどうやって保っているのか不思議です。
シェイクスピア等の翻訳ものっぽい言葉で綴られていくのですが、三島由紀夫の作品は<「翻訳調演劇」のために書き下ろしたとされる>らしいです。へえ、翻訳”調”なんて面白い。噛み砕くのが難しいし、役者の力量が試されるホンではありますが。
個人的には、ロココで退廃的なパリが舞台というのは好きだったなあ。
イギリスのヴィクトリア朝なんかもそうですが、当時の無駄に耽美的な芸術・慣習は好き。
あのドレスを見ているだけでも、ちょっとたまらない(笑)姫袖や扇、豪奢な飾り…


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