goo blog サービス終了のお知らせ 

Antique

Willkommen, bienvenue, welcome!

ごゆるりと。

新感線→→→2012

2011-10-31 23:20:09 | 演劇+新感線+歌舞伎
さてさて…
以前発表された、新感線の来年の公演をメモしておきます!

『シレンとラギ』

[作] 中島かずき
[演出] いのうえひでのり

[出演]
藤原竜也
永作博美

高橋克実

三宅弘城
北村有起哉
石橋杏奈

橋本じゅん
高田聖子
粟根まこと

古田新太

右近健一 逆木圭一郎 河野まさと
村木よし子 インディ高橋 山本カナコ
礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ
保坂エマ 村木仁 他

[大阪公演] 梅田芸術劇場メインホール
2012年4月24日(火)~5月14日(月)

[東京公演] 青山劇場
2012年5月24日(木)~7月2日(月)

また青山ですね。
永作さんは蜉蝣峠で出るはずだったので、いよいよということになります!
本谷さんの芝居に出てた永作さんが凄く良かったので、今回も期待。。
あとはゆきやさん・古田さん・三宅さんが楽しみー♪

サイトのあらすじのようなものを見ると、なんだか蛮幽鬼を思い出すんですが…
王国、支配、教えを説く、殺す…蛮幽鬼でも通じるなw
衣装や大道具のテイストがどうなるのか楽しみです。





そして、来年12月にも東急シアターオーブで公演があることが発表されました!
内容は未定ですが、オーブはミュージカル向けの劇場なので、音モノか…?と予想してます…
大きい劇場のオープニングになるので、キャストも豪華になるのかなー。
SHIROH再演とか羽野さん復帰とか、今から色々考えてしまいます…!


そして…

Happy Halloween!!

『奇ッ怪 其の弐』 9/1 15:00~ 千秋楽

2011-10-12 19:19:51 | 演劇+新感線+歌舞伎
[作・演出] 前川知大

[出演] 仲村トオル/池田成志/小松和重/山内圭哉/内田 慈/浜田信也/岩本幸子/金子岳憲


前作はトラムで観ました~。(こちら
今回は、1作目よりも”ニンゲンの話”だと思いました。
前は割と幽霊噺的な、アトラクション的な面白さがあったので、私は前の方が好きかなあ…
でも、夏祭りの夜の田舎の人たちの会話とか、ああいう感じが大好き…!
ああいうの、自分も小さい頃に実際に感じていたからでしょうか(夏休みや正月等に祖父母宅に泊まりに行くとお客さんが沢山来ていて、夜には皆で食卓を囲んだり)、田舎の日暮らしが鳴く夕暮れの感じとか、なんだか堪えられません。

トオルさんは黴菌もそうでしたが、変わった人の役が多いですね…w
今回はタカヤさんが参戦。
成志さんも見られて満足満足…
学割最高!(笑)

『奥様お尻をどうぞ』 8/28 13:00~ 千秋楽

2011-10-08 17:00:33 | 演劇+新感線+歌舞伎
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:古田新太 八嶋智人 犬山イヌコ 大倉孝二 入江雅人 八十田勇一 平岩 紙 山西 惇 山路和弘

何やら凄いとは聞いていましたが、デタラメさ加減に愕然。(褒めてます)
あそこまでやるか!という、感動なんか全く無い、笑いで満たされた舞台でした!
観終わった後は無駄な疲労感がありましたが、2時間半、笑わせるためだけに全身全霊をかける役者さんたちはカッコよくすらありました…

個人的には、入江さんの王子コスと少年イヌコさんの可愛さが印象に残ってますw
古田さんももちろん流石…!

感想を長々と書く舞台ではないですが、映像化がされないようなので貴重な観劇として記録に残します。

『八月花形歌舞伎』 三部 8/27 千秋楽

2011-09-21 21:27:27 | 演劇+新感線+歌舞伎
またちょいと間が空いてしまいました…
先日、金沢に続き、長野に旅行に行ってきました!
そろそろ大学も始まります


一、宿の月

扇雀丈と橋之助丈の夫婦のやりとりが面白く、安心して見られる演目でした
奥さんが小判を磨いたり、夫をこき使ったり、そんな描写が楽しかったです。


二、怪談乳房榎

今回、一番楽しみにしていた演目!
怪談です♪♪
勘太郎の見事な演じ分けと早替わりに拍手喝采!
なんだかとても嬉しかったです。
4役の中でも、うわばみ三次というやくざ者のようなキャラがあるんですが、色っぽさが半端なかった!!
すごいです勘ちゃん。
そして七丈、これまた綺麗だったー
黒のシースルーの単衣の着物(でいいのかな?)が、なんとも色っぽい…!
眼福眼福

『八月花形歌舞伎』 二部 8/7

2011-09-10 21:56:10 | 演劇+新感線+歌舞伎
「髑髏城の七人」、初日を観て来ました!
熱い…!
未だたっぷり浸っているのですが、今日はこちらの感想を。。


一、東雲烏恋真似琴

G2さん演出の新作歌舞伎、あけがらすこいのまねごと、と読みます。
テンポが早いと言っても野田さんほどではなく、廻り舞台もしっかり使われ、わあ!と感動するような、”歌舞伎らしい”演出もちゃんとあって…つまり、好きでした!(笑)
人形が沢山並ぶシーン、あそこは良かったです。
内容としては切なく、少し怪談めいたところもある話です。
あのラストは正解だったと思います。。
福助丈のあの迫力、忘れられません。
七丈が不憫すぎました…でもああいう幸薄な役、似合うんだよなあw


二、夏 魂まつり

舞妓を演じる宜生が可愛いのなんのって!(笑)
小さく可愛い舞妓さんなのに、踊りの上手さには毎回驚きます。
大文字を東京に居ながら観られる風流な演目で、鴨川の涼やかな風を感じたような気がしました。

『八月花形歌舞伎』 一部 8/18

2011-09-04 21:19:55 | 演劇+新感線+歌舞伎
一、花魁草

安政大地震から始まる物語でした。
栃木での主人公2人の暮らしぶりはなんだかのほほんとしていて、江戸の終わりの田舎の暮らしの様子が垣間見られるようで面白かったです。
ただ、かなり切ないお芝居です。
終盤、”幸ちゃん”が船乗り込みをする場面の賑やかさ→お蝶一人が静かに佇む場面の演出が印象に残っています。
福助丈は泣かせますよねえ…最後の叫びのような台詞にうるっときました。


二、伊達娘恋緋鹿子 櫓のお七

楽しみにしてました、七丈のお七!
人形振りって凄いですね、面白いですね!
櫓のお七は文楽では観たことがあるので、それを思い返しつつ観てました。
美しかったです…舞台写真買っちゃいましたー。
この演目は、正体の分からない昂りを感じられるので好きです。
真夏に、雪降る演目をかけるというのもなかなかでした






明日、いよいよ「髑髏城の七人」を観てきます…
東京公演の幕開けを見守ってきます。
ああドキドキする…!!!

『ベッジ・パードン』 7/24 13:00~

2011-08-08 18:57:45 | 演劇+新感線+歌舞伎
さてさて。。
昨日は花形歌舞伎を観に行き、大阪では髑髏城がスタートとドキドキワクワクしておりますが…
先月観に行った舞台の記録を!


作・演出:三谷幸喜
出演:野村 萬斎 浅野和之 深津絵里 大泉洋 浦井健治


三谷幸喜氏の舞台作品は初めて。

正直、映画は苦手なのも多かったので避けてた部分もありましたが、今回はキャストに惹かれて観劇!

苦手な理由は、ただ笑いの種類のようなものが性に合わなかっただけです。

今回は“陰”もある程度描かれていて、実はそれほど明るい話ではないんですが、なんだかあのラストがしっくりきました。

暗い部分もあるのに、観終わった後はじーんと不思議と明るくなりました。

漱石のこれからの人生には、否が応にもあの4人の存在が生き続けるんだなあ、と…


内容は夏目漱石のロンドン留学時代を描いたもので、英語を学んでいる人は見るべきかも!

私は去年学校でイギリス文化をやってたので、コックニーやピグマリオンのモチーフが出てきたのが面白かった。

それぞれの地方の訛りで出生が判ってしまう労働者階級の人々が、売春や花売り、家政婦や肉体労働でしか生計を立てる手立てがなかった時代の話です。

マイフェアレディの”Wouldn't it be lovely?”がテーマソングのように使われています。

深っちゃんのキャラはイライザと重ねてる部分があるんだと思います。

ちなみに、ベッジは実在していたそうなので、一部フィクション一部ノンフィクションの舞台ですね…

前半は、”なんだか可愛い!”という感想(笑)

オープニングも可愛いし、それぞれのキャラクターも可愛いし。

大道具が種田陽平さんなので、セットが素敵

ドールハウスのようなセットで、イギリスのインテリアも可愛かったです。


キャストは少数精鋭、素晴らしかったです。

深っちゃん、ああいう喋り方って、役者さんの力量によってはただ”うるさい”というイメージを与えてしまいがちだと思うのですが、流石、、、可愛い!w

浅野さんって、舞台で見る度に大変な役ばかりやっている気がする(笑)

しかしやはり、浅野さんを始め段田さんや山崎一さんなどあの位のキャリアの俳優さんって、凄い。

舞台ではホントによく観る方々ですが、やっぱり凄いです。なぜ引っ張りだこなのか、見ると納得です。

洋ちゃんも笑わせてくれますねー!サービス精神旺盛すぎ^^

萬斎さんは小学生の頃観た「陰陽師」の清明が大好きでしたが、今回もブレない主役で、お芝居の柱になっているように感じました。

浦井くんも楽しみにしてたんですが、かっわええ!(笑)だめだ、彼はただただ可愛いわw


今回は当日立ち見で3000円、十分♪(笑)

ゲキシネ『薔薇とサムライ』

2011-07-25 19:29:50 | 演劇+新感線+歌舞伎
見てきました!

これは感想書くだけ野暮な作品かもしれませんが、さらっと書いときます。

やはり生が最上というのが前提ですが、劇場での興奮が蘇りました!

姐御!かっこよすぎます…!

大好きなシャルル、やっぱりかわいーいー。人を幸せにさせる笑顔ですね。偽シャルルの悪いカオも良いけどw

デス公も可愛いし、じゅんさんの出落ちも素敵…

細かいとこまで見られるのがゲキシネのいいところですが、ドレスとか、アンサンブルの人たちのも一々可愛い。

じゅんさんの衣装に、さりげなくハートとかレースが使われてるのもじっくり見てしまった。

シリーズもので、面白さのクオリティ保ってる作品ってなかなか無いと思います。

次はどんな設定かしらん…♪

『太平洋序曲』 6/17 19:00~

2011-07-22 21:31:16 | 演劇+新感線+歌舞伎
モニター観劇が当選しまして、初日を拝見させてもらうことができました!

うん…亜門さん…苦手かもしれない。。と思ってたよ…^^;
ミュージカルは苦手なのと大好きなのと両極端に分かれるので、私としては結構慎重になります。
某菓子箱も苦手だし…ナックス・宝塚も若干苦手だし…(ミュージカルじゃないけど)
亜門さんが苦手で新感線は大好き。その2つの違いはよく分からないです自分でも(笑)
いつもはダメそうな作品は見極めて避けているのですが、まあ今回は無料だったしいいかとw

確か2ヶ月間稽古があったようで、初日でも完成度は高かったです。
歌舞伎や能の演出も取り入れられていました。(ただ取り入れた、という感もなくはなかったですが)
ミュージカルとしては、フランスやイギリスなどの国々が日本に押し寄せてくる場面の歌が賑やかで面白かったです。
桂米團治さんが凄かった。パワフル。落語家なのに…

天皇や歴史の扱い方としては、野田秀樹氏の「南へ」と同じようなテーマでしたが、表現の仕方は……。

日本が開いて、失われたもの(文化、習慣、精神等)って確実にあったんだろうなと考えることがあったので、八嶋さんが釣りをする場面のリフレインには感じるものがありました。
私自身閉じていた時代に憧れもありますし、だから開いてからの日本に興味がないんだなーと気付きました。

新しい劇場KAAT、ちょっと中がわかりにくかったです…
良い劇場かどうかは微妙ですが、学割が充実しているのはいい!

『盟三五大切』 6/14 13:30~

2011-06-16 16:21:40 | 演劇+新感線+歌舞伎
改修前最後のコクーン歌舞伎。
見てきました。

盟三五大切、孤独な物語です。
正直言って、とても暗い話です。
本当に人が沢山死にます、その全てが殺されます。
とても苦しい場面が続きますが、可笑しみのあるシーンも多数。
抽象画のような淡い色彩の大道具に、生々しい孤独と殺しのシーンがくっきりと展開されます。

小万殺しのシーンは、以前見た時はなまめかしさや美しさを感じましたが、今回はただただ壮絶で、目を背けたくなるほどです。
五人殺しの場面は、本当の殺人現場を見ているような感覚でゾッとしました。
こんな怖い話、現代演劇だとなかなかないよなぁ…
首の前で食事をするシーンは、源五郎に複雑な感情があると思っていましたが、今回見て、実はとても単純なものじゃないかと感じました。
南北先生の描写は凄すぎる。こええよアンタ(笑)
源五郎の激情と狂気の果ての無が、心に残りました。
本当に、あのラストシーンはたまらなかった…

忠臣蔵と四谷怪談との関連も面白く、小万殺しの場面で、赤ん坊を抱いた源五郎と小万のシーンはまるで伊右衛門とお岩のようでした。
あと、やっぱり串田さんの演出は好きだなと思いました。

赤ん坊をあやす勘太郎、中村屋の浴衣でカテコに立つ姿も良かったです。
ワルい顔もなかなか(笑)
菊之助丈も素敵だったわぁ!
冒頭の舟遊びの場面で、団扇で扇ぐ姿は浮世絵そのものでした。
あの、子供を守ろうとする仕草が…(;_;)

ラストシーンを未だに思い出してしまいます。
未来までをも斬ってしまった絶望、永久にそこに入っていくことのできない孤独。