さてさて。。
昨日は花形歌舞伎を観に行き、大阪では髑髏城がスタートとドキドキワクワクしておりますが…

先月観に行った舞台の記録を!

作・演出:三谷幸喜

出演:野村 萬斎 浅野和之 深津絵里 大泉洋 浦井健治
三谷幸喜氏の舞台作品は初めて。
正直、映画は苦手なのも多かったので避けてた部分もありましたが、今回はキャストに惹かれて観劇!
苦手な理由は、ただ笑いの種類のようなものが性に合わなかっただけです。
今回は“陰”もある程度描かれていて、実はそれほど明るい話ではないんですが、なんだかあのラストがしっくりきました。
暗い部分もあるのに、観終わった後はじーんと不思議と明るくなりました。
漱石のこれからの人生には、否が応にもあの4人の存在が生き続けるんだなあ、と…
内容は夏目漱石のロンドン留学時代を描いたもので、英語を学んでいる人は見るべきかも!
私は去年学校でイギリス文化をやってたので、コックニーやピグマリオンのモチーフが出てきたのが面白かった。
それぞれの地方の訛りで出生が判ってしまう労働者階級の人々が、売春や花売り、家政婦や肉体労働でしか生計を立てる手立てがなかった時代の話です。
マイフェアレディの”Wouldn't it be lovely?”がテーマソングのように使われています。
深っちゃんのキャラはイライザと重ねてる部分があるんだと思います。
ちなみに、ベッジは実在していたそうなので、一部フィクション一部ノンフィクションの舞台ですね…
前半は、”なんだか可愛い!”という感想(笑)
オープニングも可愛いし、それぞれのキャラクターも可愛いし。
大道具が種田陽平さんなので、セットが素敵

ドールハウスのようなセットで、イギリスのインテリアも可愛かったです。
キャストは少数精鋭、素晴らしかったです。
深っちゃん、ああいう喋り方って、役者さんの力量によってはただ”うるさい”というイメージを与えてしまいがちだと思うのですが、流石、、、可愛い!w
浅野さんって、舞台で見る度に大変な役ばかりやっている気がする(笑)
しかしやはり、浅野さんを始め段田さんや山崎一さんなどあの位のキャリアの俳優さんって、凄い。
舞台ではホントによく観る方々ですが、やっぱり凄いです。なぜ引っ張りだこなのか、見ると納得です。
洋ちゃんも笑わせてくれますねー!サービス精神旺盛すぎ^^
萬斎さんは小学生の頃観た「陰陽師」の清明が大好きでしたが、今回もブレない主役で、お芝居の柱になっているように感じました。
浦井くんも楽しみにしてたんですが、かっわええ!(笑)だめだ、彼はただただ可愛いわw
今回は当日立ち見で3000円、十分♪(笑)