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日本のメディア権力のファシズムをもあらわにした大スケーター

2017-03-31 | マスコミと空気
男子フィギュアスケートのエフゲニー・プルシェンコ選手が引退を表明したそうです。

リンク先の動画はプルシェンコの演技の中でも最も有名で芸術的だったと言われる「ニジンスキーに捧ぐ」です(ニジンスキーという偉大なバレエダンサーへのオマージュ)。

プルシェンコ「ニジンスキーに捧ぐ」
https://www.youtube.com/watch?v=kkhn4KbisJc&t=286s

私はロシアという国は戦争時の卑怯な振る舞いで嫌いですが、プルシェンコという選手のことは好きです。
フィギュアスケーターとしても史上最高と言っていい実力者ながら笑いも取れるエンターテイナー。
日本のフィギュアスケート界の至宝・羽生結弦も憧れていた選手です。

このプルシェンコを通じて、日本のメディア権力の異常性があらわになったことがありました。

浅田真央が韓国から国を挙げて嫌がらせをされていた五輪の時期、日本のメディアも韓国に同調して浅田真央をバッシングしていましたが、そんな中、プルシェンコは浅田真央を擁護・評価しました。

するとニュースキャスターの小倉智昭がなんと、

「プルシェンコはジャンプだけで表現力がない。バレエでも勉強しろ!」

などと的外れ極まりない罵倒をしました。

リンク先の「ニジンスキーに捧ぐ」もそうですが、かつて世界最高峰のバレエ団(マリインスキー)に誘われたこともある程、フィギュアスケート界で屈指のバレエの理解のあるプルシェンコに対して「バレエを勉強しろ」などという恥ずかしさこの上ない勘違い(小倉自身がバレエを全く知らないで言っていることが判明)をしてまで、無謀なバッシングをしたのは、

「今、浅田真央を擁護することは許さない」
「100%韓国様の味方をしなければならない」

という日本のメディア権力の異常なファシズムのあらわれです。

自分達の日本差別の思想のためには、外国人すらバッシングする。
これは近年の、ケントギルバート氏、石平氏、テキサス親父らに対するメディア権力の対応を見ていても分かります。

「日本差別の絶対権力」という日本のメディア権力のファシズムを示してくれたという意味でも、プルシェンコという選手の記憶は私の中に永遠に残ることになるでしょう。



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