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マスコミ不信による貧困JK炎上問題の論点をすり替えて市民を叩くメディアのファシズム

2016-09-16 | マスコミと空気
NHKで貧困JK特集というものがあったそうで、当初興味はありませんでしたが、マスコミの強引なやり方に対する批判の声に対して、メディアが必死にバッシングする様子を見て、あ然としました。

以下はそうした市民バッシング記事の一部です。

「貧困たたき」の背景は? NHK報道めぐりネット炎上
http://www.asahi.com/articles/ASJ9954L1J99UTIL03Z.html

貧困女子高生騒動 「相対的貧困」への無理解も原因
http://www.news-postseven.com/archives/20160909_446737.html

貧困女子高生の炎上 「算数力の劣化が一因」と数学者
http://news.nicovideo.jp/watch/nw2395314?ver=video_q

的外れな市民叩き、ネット叩きの数々。

今回の炎上は、本人ではなく「マスコミに対する不信感」からの批判が出ている訳ですが、それを知っていて隠蔽しようとしているのか、もしくは知らないで言っているのか、その両方なのかは分かりませんが、このメディアによる的外れで執拗な一般市民バッシングについては、強い疑問を呈さずにはいられません。

しかもその内容も、「批判する連中は皆頭が悪い」という「差別」を含んだものです。まさに本末転倒です。

それもこんなに的外れなバッシングを凝りもせずここまで何度もしつこく繰り返しているのは、自分達のゴリ押しが通用せずに逆に批判されていることがよほど悔しく、気が収まらないのでしょう。

ネットにおける本人に対する疑問の声も、あくまでも「なぜマスコミはこの人物だけを取り上げるのか、この人物を象徴にしようとするのか」という点の疑問が大きい訳です(その原点を忘れて本人を叩いている人間は、マスコミの論点ずらしの罠にまんまとハマっているだけです)。

これは例の「SEALS」騒動と根は全く同じです。「マスコミのゴリ押しは信用しない」というのが、ネットからの批判の中心な訳です。

現に思想と何も関係ない若手芸能人でさえ、「ゴリ押し」というだけでかなりのバッシングを受けます。例えば武井咲など、可哀想なくらいバッシングされていました。それは本人ではなく、全てメディアのゴリ押しが原因です。

それがシールズやこの貧困JKのように、「思想の押しつけ」に関わるゴリ押しとなると、それは批判がさらに強まるのは当然です。

今回の”貧困JK”は、SEALS程自発的ではないだけに、この炎上はまさに「メディアによる被害」と言えます。しかもなぜ選ばれたか分かりませんが、顔まで晒されてしまいました。メディアによる被害者がまた1人増えたということです。

そのように全ての原因はマスコミ自身にあるにも関わらず、それを認めたくないがために、批判する一般市民に当たり散らす現在のメディアの報道は、年々質が低下していると言わざるを得ません。

それどころか、都合の悪い情報を全て隠蔽し、敵を作って当たり散らす、まさにファシズムそのものです。



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