「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

中国への抗議活動(デモ行進)のご案内

2010-10-10 | マスコミと空気
前回の日記で、尖閣諸島問題について、
日本のマスコミが中国国民の抗議ばかり取り上げ、日本国民の声を取り上げないことを
民主党政権の体たらく以上に厳しく批判していましたが、
それをさらに証明するような出来事が起きました。

これだけ大規模にもかかわらず日本国内のメディアのほとんどは沈黙。
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20101004/dms1010041702016-n1.htm

日本のマスコミが報じなかった理由を、

>全国紙の記者は「告知が目にとまれば、それなりに対応をしたと思いますが」と苦笑。

としていますが、

>一方、ロイターやCNNは配信した。

日本より情報が入手しにくいはずの海外のマスコミが報じている以上、
その言い訳は通用しません。

この記事では、ネット上の批判として、

>ネット上には「日本のメディアはなぜ報じないのか」
>「民主党に気を使っているのか」などの書き込みが相次いだ。

と取り上げています。
私はネットの批判を詳しく調べた訳ではありませんが、
もし「民主党に気を使っているのか」という批判が大半なら、それは的外れだと思います。
日本のマスコミが気を使ったのは民主党ではなく、中国に対してでしょう。

政府ならともかく、マスコミが他国に気を使って報道の自由を自主規制するなど
本来あり得ないことですが、日本のマスコミに限ってはあり得ます。
おそらくマスコミが日中関係に「配慮」して自主規制したのでしょう。
そんなことをするのは政治の仕事なのに、日本のマスコミは政治をやっているつもりか。

仮に報道したとしても、日本側のデモの時だけ、
「両国の感情的なナショナリズムが高揚し、危険な状態」
などという左翼ステレオタイプな解説をつけるのがオチでしょう。
中国側のデモの際にはなぜかこういう表現はしないにもかかわらず。
ここも重大な偏向報道です。

日本のマスコミが右系の抗議活動を報じない最大の理由は自己規制ですが、
それに付随して別の理由を考えますと、
日本のマスコミが左翼抗議団体と記者クラブのような癒着があり、
左側の抗議活動だけをワンパターンに報じる体制になっているのもあると思います。

マスコミ出身の西村幸祐氏も言っていましたが、日本のマスコミが左翼だとというよりも、
バカの一つ覚えのように先例通りの仕事をしているのが問題だ、と。
これはマスコミに限らず、日本の企業、特に保護された業界全てにありがちなことですが、
とにかく今までの習慣を変えられない。
中でも時代に応じた敏感な変化が要求されるマスコミがそれでは許されませんが、
堕落した日本のマスコミは、今までの習慣通りの取材活動を繰り返しているのでしょう。

こういう習慣ができたのも、もともとは近隣諸国への「配慮」から始まっていると思います。
だからこそ、この習慣をいつまで経っても変えられないのでしょう。


一方右がマスコミに食い込めないことに、右の怠慢を批判する声もあるでしょう。
それも分からないではないのですが、日本のマスコミの、
外国の顔色を伺う特性が強い以上、右が食い込むのは私は至難の業だと思います。
右の努力よりも、国民の意識が変わることの方が、より重要だと思うのです。

つまり仮に右の行動が海外の顰蹙を買ったとしても、
国民がそれだけを理由に右を白い目で見るようなことはしないこと。

デモが起きる度に日本では、「恥ずかしい」などの声が聞かれますが、
こういう発想をしているうちは、国際社会では通用しません。
デモは表現の自由の最大の行使であって、いかなる規制(心理的なものを含む)に馴染まない。

そして海外の批判に関係なく、日本人自らの価値観で良し悪しを判断して意見を言うこと。
(拉致問題に限っては、日本人は比較的これができているように見えますが、他の問題ではできていません。)

国民がこれをできない限り、右が日本のマスコミに食い込むことは不可能だと思います。

逆に国民の意識が変わり、徐々にマスコミを追い詰めていければ、
日本はかなり国際社会に近づくことができるのではないかと思いますね。


さて、最初にもご案内しましたが、
これから行われる中国への抗議活動の1つをご案内します。
マスコミはまた隠ぺいするかも知れませんが、
映像や写真を撮られたくない方にはかえって好都合かもしれませんね(笑)。

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■ 10.16 中国大使館包囲!尖閣侵略糾弾!国民大行動

 期日 : 10月16日(土)
 内容 :
  14時00分 集会 青山公園 南地区(地図で確認してください)
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kouen/kouenannai/park/aoyama.html
  15時30分 デモ行進 出発
  16時10分 デモ行進 三河台公園 到着
     → 終了後、中国大使館前にて抗議行動
 登壇予定 :
   田母神俊雄、西村眞悟、土屋たかゆき、富岡幸一郎、赤池誠章、
   小林正、黄文雄、イリハム・マハムティ、山村明義、三輪和雄、
   永山英樹、松浦芳子、水島総
   ほか 地方議員・文化人・知識人多数
   [10月9日現在]
 主催 : 頑張れ日本!全国行動委員会、草莽全国地方議員の会事務局

 ※ 日の丸以外の旗類の持込はご遠慮下さい
   (中国に弾圧されている国の国旗は可能)。

お問い合わせは、03ー5468ー9222(頑張れ日本、全国行動委員会事務局)

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