「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

NHK提訴は新しい動き

2009-06-26 | マスコミと空気
市民による大規模な抗議活動も行われてきた
NHKスペシャル「JAPANデビュー アジアの“一等国”」
に関連して、ついにNHKを相手取り、集団訴訟が提起されました。

【NHK提訴】責任見失う公共放送(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090625/trl0906252146022-n1.htm

このように大きな機関・組織へ精神的苦痛などを訴える訴訟は、
これまで一部のプロ市民のような人達が独占してきました。
(有名なところでは、小泉元首相の靖国参拝を訴える訴訟など)

元々日本人にとって「裁判」という制度は馴染みがなく、
「厄介事」として避ける傾向があるため、
裁判や欧米の制度に詳しい一部の思想集団ばかりが
これを行う傾向がありました。

そういう意味で、どちらかと言うと逆側のイデオロギーの人達が
こうした大きな訴訟を起こしたことは、非常に画期的だと思います。
やはり裁判(民事裁判)と言う制度がある以上、
特定の思想の側の人達だけでなく、様々な主義主張の人が訴えを起こすことが
社会の公平につながると思います。

アメリカのような「訴訟社会」がベターだとは必ずしも思いませんが、
同じ制度があるのに一部の思想家しか使わないのであれば、
司法自体が一部の思想にばかり気を使う偏った方向に流れる恐れがあり、
社会と裁判制度の実質的な公平が達成できないからです。


この裁判に関わる問題ついては、
先立って東京渋谷をはじめ全国で抗議デモがありました。
大きなNHK本社を人間の鎖で取り囲むほどの大規模なものでした。
(http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/090530/tnr0905301813013-n1.htm参照)

しかしこの抗議デモを取り上げたテレビ局はあったでしょうか?
あったとしてもごく一部が微々たる扱いをしただけではないでしょうか。
近隣諸国民や日本に住む外国人が日の丸を焼くような抗議デモはよく放送するのに、
それとは異なるイデオロギーのデモは隠蔽する体質があるように見えます。

外国をバックにした抗議は怖いが、そうでなければ怖くないのでしょうか。
今回は台湾の人達も訴訟に加わっていますが、中国政府の意向を重視すれば
無視するのが得策かもしれません(中国政府の御用機関のようですが)。
あとは「テレビ局への抗議」ということで、民放各局も含め、
テレビ局が徒党を組む談合体質もあるかも知れません。


訴える側としては、NHKだからこそ訴えやすかったとも言えるでしょう。
偏向報道は民放各局にも数多くあると思いますが、
NHKは強制的に受信料を徴収しているので、その点を突きやすいと思われます。
もっとも報道の影響力はNHKも民放も同じですから、
民放についても同じような提訴ができるような環境であるべきだと思いますが。


裁判ではNHK側は、放送した、日台の悪い関係を示す用語
(http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090625/trl0906251844016-n1.htm参照)
が「多数説」であることを示そうとするでしょう。
何を以って多数説とするか疑問ですが、仮に多数説だと認定しても、
少数派の意見にも触れるべきです。
またこの番組に対して調査する有志の議員達がいることを利用し、
「権力による報道の自由の侵害だ」と話を摩り替えることも予想されます。
議員の中には安倍元総理も入っているので、尚更攻撃しやすいかも知れません。
訴えている大多数は名もなき一般国民なのにもかかわらず。


そして裁判所も、そうしたNHK側の主張を全面的に認める可能性もあります。
つまり、原告団が敗訴するということです。
日本以外の国では「愛国無罪」という傾向がありますが、
日本はどちらかと言うと「反日無罪」ですからね。

しかし仮にそうなったとしても、このような訴訟が提起されたこと自体が、
非常に画期的であり、今後も続いていくべきだと考えます。

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (bb)
2009-06-28 10:30:23
お久しぶりです。いつも拝見しています。

今回のNHKに対する集団提訴は私を含め、あの番組に対する真摯な怒りの爆発だと思っています。呼びかけた方たちにも同様の怒りがあると共感しました。リアルタイムで番組を見ましたが、見ながら、いつもなら聞き流すのにナレーションを聞いているだけで「何ふざけたことを言っているんだ」と怒りに震えたのを覚えています。台湾には3年前に行き、日本語の出来る大学院生の女性に案内していただきました。70代の女性お二方と(台湾の)朝の散歩の途中で「知床旅情」を口ずさみ、親日を肌で感じました。お二方は廟のある公園で毎朝カラオケの練習をしていて、几帳面な仮名まじりで、演歌や唱歌がびっしり書かれたノートを2,3冊お持ちでした。「小学校4年生まで国民学校、その後蒋介石・・・国民学校がよかったよ」とこちらが日本人と解っていたからかもしれませんが、あながちお世辞ばかりではありませんでした。

日本統治が全部正しかったなどと言う気はありませんが、NHKの放送内容は嘘、捏造のオンパレード。

安倍元総理や中川元財務大臣を辞任に追いやったのと同じ腐臭を感じます。

勝ち負けより、行動し始め、小さな声が大きな声にまとまったことに大いに意義を感じるところです。因みに高池弁護士とはちょっとした知り合いです。最近はご無沙汰ですが。
返信する
マスコミに期待なんか出来る訳ない (かず)
2009-06-28 15:59:25
>そういう意味で、どちらかと言うと逆側のイデオロギーの人達がこうした大きな訴訟を起こしたことは、非常に画期的だと思います。

8000数百名もの訴訟委任状が集まったというのは凄いことです。
これはチャンネル桜の徹底した取材と、インターネット網が無ければ実現出来なかったものだと思います。
今回の問題に取り組んでいる人々は、太一さんの仰る「逆側のイデオロギー」を持った人が大半だとは思いますが、親日・反日関係なく、良かった点・悪かった点という様に両論併記をすることを完全に怠り(というか無視し)、放送法を破り、「報道の自由」「表現の自由」の名の下に目に余る偏向・歪曲報道を行ったこと、つまりマスコミの公平性が完全に失われていることに怒りを覚えた人も含まれているのではないでしょうか。

>しかしこの抗議デモを取り上げたテレビ局はあったでしょうか?

地上波のニュースを一切見ていない人間が言うのも何なのですが…、チャンネル桜の水島社長の話によると、今回のNHK問題を取り上げた地上波は1つも無かった様です。
新聞では産経と読売がベタ記事で取り上げただけとも言っていました。

>近隣諸国民や日本に住む外国人が日の丸を焼くような抗議デモはよく放送するのに、それとは異なるイデオロギーのデモは隠蔽する体質があるように見えます。

極端な表現ですが、大人数なのにも関わらず、今回の様なマスコミを批判するデモや、保守派が参加したデモは全く報じず、10数人しか参加しなかった反日的あるいは左翼的なデモは報道する傾向にあります。
確か、杉並区が新しい歴史教科書をつくる会の教科書を採択した時、中核派の方々が抗議に訪れたことは大々的に取り上げたにも関わらず、採択に賛成する人々の声は全くと言っていいほど取り上げなかったということもありました。
(無論、抗議者の中に「中核派」の人間が居たことは伏せて報道されたのは言うまでもありません)
当時、僕はマスコミが垂れ流す情報を丸ごと鵜呑みにしていたので、今は亡き筑紫哲也氏がキャスターを務めていた「NEWS23」が報じた、上記の採択反対の抗議運動について、どちらかと言うと、採択反対派の方を応援していました。

>中国政府の意向を重視すれば無視するのが得策かもしれません(中国政府の御用機関のようですが)。

日頃から批判している陰謀史観の様になりますが…、西村幸祐氏によると、中共が過去に表に出した、日本に対する工作要綱(インターネット上で広く流布している「第二期工作要綱」の様に、真偽が不確かなものではなく)の中に、日本のマスコミに対する工作、日本のマスコミを牛耳るということが重要事項として載っている様です。(当たり前ではありますが、世界中の国々で重要視されているのは、実際に武器を使用した戦いよりも、情報戦です)
実際に工作が行われているかどうかは確かめ様がありませんが、支那を初めとして他所の国の工作員が日本のマスコミに潜入していることは十分考えられます。
それよりもNHKの場合、①支那と密接に関わっている大企業(支那の市場で製品を販売している・支那に工場を持っている等)の現役幹部、あるいは相談役が、NHKの幹部を務め ②中共政府からの抗議を恐れて「日中報道協定」順守に重きを置く人が多かったり ③過去に全共闘で活躍した人々が要職についていたり ④自分達の既得権を死守する為に腐敗した労組にドップリと浸かっている人達が居たり ⑤大東亜戦争=完全に悪という教育を受けてきた勉強エリートが大勢居たり ⑥上の指示に従ってばかりで自分の頭でモノを考え様としない人ばかりだったということが、今回の問題を引き起こした様に思います。

>テレビ局が徒党を組む談合体質もあるかも知れません。

これは大アリです。
「自分達に都合の悪いものは報じないでおこう」という暗黙の了解があるのでしょう。
そもそも、テレビ局自体が放送法その他諸々で守られた半官・半民の企業ですから、談合体質は当たり前といったところでしょうか。
今回のNHKに対するデモを、「報道に値する事柄ではない」と考えて報道しなかったマスコミもあるかも知れませんが、だとすると、何故、少人数の左翼デモは取り上げ、数千人が参加した今回のデモは取り上げなかったのかという疑問は湧いてきます。

そう言えば、昨年、毎日新聞社が10年以上に亘り、毎日新聞英字版(紙媒体&ネット)で数々の変態報道を世界中に垂れ流していたことが発覚した時、元・毎日新聞社員でジャーナリストの佐々木俊尚氏が、毎日新聞を初めとしたマスコミに変態報道の件で取材を行ったところ、ある新聞社の中堅幹部が「うちの上層部も、毎日の事件で震え上がってますよ」と言ってきたそうです。
(毎日新聞社内で何が起きているのか(下) http://japan.cnet.com/blog/sasaki/2008/08/11/entry_27012908/
今回のNHK問題に、他のマスコミは戦々恐々としている可能性大です。

話は若干逸れ、「談合体質」で思い出したことがあるのですが…、僕がよく見る2時間サスペンスで、半年くらい見なかった俳優・女優(特に有名な脇役)が出演した作品が、異なる2時間サスペンス枠で続々と放送されるという現象が多々あります。
2時間サスペンスというのは、撮影されてから3年~5年くらい放送されない作品がザラにあり、例えば、「Aという女優を最近2時間サスペンスで見ないなぁ」と思っていたら、このAという女優が出演している3年くらい前に撮影された作品と、同じAという女優が出演し最近撮影された1~2作品が、1~2週間の間に放送局が違う、別々の2時間サスペンス枠で立て続けに放送されます。(ただの思い過ごしかも知れませんが、同じ疑問を抱いている人が、2chの2時間サスペンススレッドに居たこともあります)

>またこの番組に対して調査する有志の議員達がいることを利用し、「権力による報道の自由の侵害だ」と話を摩り替えることも予想されます。

微温湯状態を維持したいマスコミは、いつもそういう方向へ話を持って行くんですよね。99.9999…%の確率で。

>そして裁判所も、そうしたNHK側の主張を全面的に認める可能性もあります。

何の裁判だったか忘れましたが…、過去に取材対象者に対して「編集権」の主張を認める判決があった様に思います。(正確に記憶していないので、間違いも往々にしてあるかも知れません…)
つまり、放送局は取材した人間(取材対象者)の意向を完全に取り入れた番組制作を行いなさいという判決です。
極論すれば、編集権は番組制作者ではなく取材対象者だけにあり、「ここをこう編集しなさい」と取材対象者が全ての編集に口出し出来るという判決で、当時「これの判決ってどうなの?」と思いましたが、この判決を今回のNHK問題に当てはめると、取材を受けた台湾の方々は「これは私が言いたかったことと違う」「悪い点はなかったかと聞かれて、悪かった面を答えたけど、それだけでなく、良かった面もきちんと話したのに、そこは全てカットされた」と主張しており、上記の判決に沿えば、取材対象者(台湾人の方々)の編集権を完全に侵害していると言えます。

本題と余り関係ありませんが…、日テレの初代社長や、読売新聞の社主を務める等、読売グループのドンとして君臨していた正力松太郎は、東京裁判でA級戦犯に指定されているにも関わらず、GHQに媚を売って?不起訴、釈放されていますし、戦中は国民の戦意を煽っていた朝日新聞は、GHQから48時間の業務停止処分を受けた後は、共産主義礼賛や、反戦平和に託けた反日報道を繰り広げていることを考えると、連合国を初めとした諸外国の影響を、日本のマスコミはモロに受けまくっていると思えてなりません。
返信する
マスコミに期待するだけ無駄な気が… (かず)
2009-06-28 16:14:21
書き忘れたことがあったので、いつもの連投をさせてもらいます…。
西村幸祐氏ら守旧マスコミに携わったことのある人々や、マスコミの問題を深く掘り下げたことのない人々は、マスコミに自浄作用を期待しておられると思うのですが、僕が思うに、今まで何十年にも亘り悪質な報道を行ってきたマスコミに、そんな自浄作用なんぞ存在しないのではないでしょうか。
マスコミ内部に良識を持った人が居たとしても、今後の人生を考えたり、周りの空気や圧力を感じとったりして、発言したり行動を起こせないでしょうし、起こしたとしても、現在の微温湯体制を望む周りの人間に潰されるでしょう。
何か確固たる望みがあるのなら分かりますが、現状を考えると、期待するだけ無駄な気がします。
(しかし、マスコミ内部で周囲の圧力に負けず、マスコミが抱える問題を質そうと行動している、あるいは行動を起こそうとしている人が居たとするなら、多いに賛同、バックアップするべきですし、「マスコミに期待するだけ無駄」という主張は抑えた方が良いとは思うのですが…)
返信する
>bbさん (太一)
2009-07-01 00:58:11

コメントありがとうございます。

>「小学校4年生まで国民学校、その後蒋介石・・・国民学校がよかったよ」

こういう声って、テレビでは聞いたことがないような気がしますね。
日本を悪く言う声は山ほど報道されるにもかかわらず。

そのような隠蔽、印象操作はやってはならないと思います。

>勝ち負けより、行動し始め、小さな声が大きな声にまとまったことに大いに意義を感じる

全く同感です。

>高池弁護士とはちょっとした知り合いです

もし残念な結果になった場合、励ましのお言葉でもかけてあげてください。
悪いのは、「国民の権利を軽視し、マスコミの権利を優先」する
司法そのものだと思いますので。
返信する
>かずさん (太一)
2009-07-01 00:58:28
沢山のコメント、ありがとうございます。

後ほど必ずレス致しますので、お待ちください。

またそれを待つまでもなく、さらに何か書き込んでいただいてもいいですよ。
返信する
>かずさん (太一)
2009-07-12 22:13:47
大変お待たせいたしました。

>放送法を破り、「報道の自由」「表現の自由」の名の下に目に余る偏向・歪曲報道を行った

「報道の自由」の「濫用」ですよね。
一個人ではなく、公の電波を使った、しかもNHKであることを自覚していません。

>今回のNHK問題を取り上げた地上波は1つも無かった
>「自分達に都合の悪いものは報じないでおこう」という暗黙の了解

なあなあの談合体質ですね。

>今まで何十年にも亘り悪質な報道を行ってきたマスコミに、そんな自浄作用なんぞ存在しない

全く同感です。

>テレビ局自体が放送法その他諸々で守られた半官・半民の企業

このことを、国民もマスコミも、もっと意識すべきだと思います。
返信する
Unknown (通りすがり)
2009-12-26 11:45:06
太一さん、はじめまして。
この記事について感じたことがありましたので書かせていただきます。

>東京渋谷をはじめ全国で抗議デモがありました。

しかしその実態は↓の通りでした。

http://blog.goo.ne.jp/ngc2497/e/00e6b405a06613ab096b1fe29624874e
http://blog.goo.ne.jp/ngc2497/e/98108d150b3f72c6a37a3be4bdd731ce
http://blog.goo.ne.jp/ngc2497/e/e46d68399602556b007b2803297774d3
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20090517
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/1039742/

参加者千人以上といいながらも、実際は百人がやっとといった人数でした。
しかもデモでは、常識をわきまえない罵倒・暴言のオンパレードでした。
普通の通行人は、彼らの行為を呆れた目で見ていたそうです。
さらに彼らは、NHK行きの路線バスを長時間にわたって占拠するという
信じられない暴挙にまで及んでいます。
これらの行為が一般市民の反感を買ったこと間違いないですし、
ほとんどのマスコミが取り上げないのもむべなるかな、と思います。
それは、↓の映像に付いたこのコメントからも裏付けられています。

http://www.youtube.com/watch?v=9l0EaSaYPSw

>こいつらの行動のどこが正しいのか?
>どこを見て正義といえるんだ。
>バスの業務まで妨害して自分らが正しいと思えばなんでもしていい のか?
>違うだろ。

コメント欄にもあった「チャンネル桜」ですが、実際は↓の通りです。

http://takashichan.seesaa.net/article/125889927.html
http://kensirou2001.blog79.fc2.com/blog-entry-527.html

上の一番目のURLによると↓の通りです。

>「帰れ貴様」といったくせに帰ろうとすると「逃げるな貴様!」とくる。
>「チャンネル桜」の司会者(?)のおじさんは、その場を離れようとする
>外国人の腕を再三にわたり掴み、またリュックサックを引っ張るなどしている。
>画像で見る限り外国人は桜おじさんに指一本触れてはいない。

この水島社長は、無抵抗のドイツ人を引っ張り罵声を浴びせています。
さらに上のお二方ブロガーとその有志が、Youtubeにアップした
その暴行シーンの「動かぬ証拠」の映像を削除させまくっています。
チャンネル桜はこんな不届き集団なのです。
こんなチャンネル桜のどこがネットでよく言われてるような「正義の放送局」なのでしょうか?

そりゃたしかに、本文やコメント欄でも太一さんがおっしゃってたような

>テレビ局が徒党を組む談合体質

>「報道の自由」の「濫用」ですよね。

>なあなあの談合体質ですね。

はマスコミにあると私も思います。
しかしそれを糾弾するためなら、マスコミ追及の正義のためなら、
罵倒・恫喝に等しい言動・行為も許されるのでしょうか?

それにマスコミ批判はネットで盛んなようですが、
私が見ている限り、それは常にNHKはじめ、朝日新聞や毎日新聞、
TBSやテレビ朝日に対するものばかりです。
同じようなことが読売新聞や産経新聞、日本テレビやフジテレビにあっても、
それは軽視したり、無視したり、矮小化するかのどちらかです。

コメント欄にもあった、毎日新聞変態騒動のときはあれほどの現象になり、
朝日の2ちゃん騒動も蜂の巣を突っついたような騒ぎだったのに、
産経のtwitter事件ではスルーでした。
TBSやテレ朝にも「反日放送局」だの「免許剥奪」だのというくせに、
あるある事件やバンキシャ問題では話にならないほどの反応でした。
変態事件も、読売か産経ならこんなに大きくならなかったでしょうし、
亀田問題も、日テレかフジならそこまでの騒ぎにならなかったでしょう。
このことからも、ネットでのマスコミ批判は公正ではありませんし、
批判のターゲットが偏りすぎてるように感じます。
太一さんはこの点、どのようにお感じでしょうか?
返信する
>通りすがりさん (太一)
2009-12-26 14:41:46
はじめまして。

以前にも「通りすがり」さんという方がいらっしゃいました。
区別のつくようなHNでお願い致します。

先にこちらから。

>私が見ている限り、それは常にNHKはじめ、朝日新聞や毎日新聞、
>TBSやテレビ朝日に対するものばかりです。
>同じようなことが読売新聞や産経新聞、日本テレビやフジテレビにあっても、
>それは軽視したり、無視したり、矮小化するかのどちらかです。

新聞社やテレビ局によって多少は論調が違いますから、
批判の量に差が出るのは当然だと思います。

しかしあなたが仰るのとは別の主張を、私は沢山見ています。
特に読売新聞は、反日の黒幕はナベツネであるとして、
右寄りの若い人からかなり叩かれているのを見ます。
産経グループを批判する人も結構見かけますし。


それから、NHK抗議デモやチャンネル桜について、
あなたの引用されたブログはどれも思い切り偏った個人ブログです。
まさに批判対象の悪い面のみを強調していて非常に偏っています。

特に、「2ちゃんねるとネット右翼ウォッチング&その分析」は、
申し訳ないですが、とてもじゃないけどソースにはなり得ないレベルです。
彼等が嫌う、ネトウヨ(?)のブログと同じレベルのものです。
(彼等もよく詳細なサヨク分析を行っていますね)

個人的な感想としては、社会で何の力もないネトウヨへの批判に、
これだけ心血を注ぐとは、あまりに人生勿体ないし、
どこかおかしい人のような気がします。
強大な権力者を相手にするなら理解できるのですが。


ちなみにNHK抗議デモについては、参加者の中にも、
「一部五月蝿い人達がいて逆効果に感じた」
と言っている人もいました。どういうデモでもそうだと思いますが、
参加者の中にも色々やり方の意見の相違があります。
参加者全員が一枚岩のデモなど、ほとんどないと思います。

それを、抗議デモに参加している人がたとえば100人いるとして、
その中の30人が暴言を吐いていたとしても、
それで100人全員を悪く見なすというのは、
明らかにそのデモの人達主張に対するアンチテーゼに偏っています。

>参加者千人以上といいながらも、実際は百人がやっとといった人数でした。

人数を多めに発表するのは、どこもやっていることだと思いますが、
批判的ブロガーが数えただけではソースになりません。

それから、この抗議デモは実はかなりの回数行われています。
大人数のデモも、だいぶ少ないデモもあったそうです。
毎回参加されている方の1人が
「前回は多かったけど、今回は少なかった」と言っているのを耳にしました。
どの回についての発表か、どの回の映像か、
はっきりしていないような気がします。
双方の意見を聞いて、検証する必要があるでしょう。

>普通の通行人は、彼らの行為を呆れた目で見ていたそうです。
>これらの行為が一般市民の反感を買ったこと間違いないですし、

調査がなされた形跡がブログから見られませんね。
断定はできないと思います。

私の個人的な予想としましては、多分そう感じた人もいると予想しますが、
どのくらいの割合か分かりませんし、
またこれとは逆の思想のデモに対しても、「デモ一般」を嫌う日本人も多いので、
理由というのも一筋縄ではいかないと思います。
ちなみに私も仕事の時など、思想の左右に関わらず、
あらゆるデモが「五月蝿い」と感じます。

>「チャンネル桜」ですが、実際は↓の通りです。

仮にそういう面があったとしても、
1つの件だけを持って全てを語ることはできません。
ましてチャンネル桜を嫌う人達の主張だけでは語れません。
それは1度見ただけで「あの人種は〇〇だ」と決め付ける差別行為に似ています。

それでももし、チャンネル桜が日本で一番力を持った放送局ならば、
強引な非難であっても貴重な小数意見として重視すべきだと思います。
しかし実際のチャンネル桜は日本で一番力のない放送局の1つです。
(法律的には「放送局」でもないかも知れませんし)

>こんなチャンネル桜のどこがネットでよく言われてるような
>「正義の放送局」なのでしょうか?

「正義の放送局」だとは思いません。
そもそも「正義の放送局」など、どこにも存在しないと思います。
どこもそれぞれ自分達の主義主張に都合のいい放送内容になっていると思います。
別の言い方をすれば、「その立場にとっての正義」ということでしょう。
それはNHKもチャンネル桜も大小関わらず同じでしょう。

ただ「チャンネル桜」が、他の大手放送局がどこも意図的に放送しない
少数意見を放送しているなら、仮にその報道等が杜撰であっても、
その存在価値はあると思います。

一方、大きくて力のある放送局ほど、
少しでも公正に近づくよう勤める責任があると思います。
(100%公正な報道など有り得ませんが、努力をすべきです。)
なぜ一般人が言ってもOKの発言を大臣が言うと辞任に追い込まれるのか、
と同じ理屈です。

>しかしそれを糾弾するためなら、マスコミ追及の正義のためなら、
>罵倒・恫喝に等しい言動・行為も許されるのでしょうか?

色々な考え方があるでしょうね。

日本以外の国では、そのようなデモも正当な権利の主張とされるフシがあります。
世界中のデモもそのような行為が多分に含まれています。
歴史的にもフランス革命なんかギロチンという
まさにひどい人権侵害によって革命を成し遂げましたし。

一方日本人がデモ一般を好まないのは確かです。
日本では謙虚が美徳とされ、事なかれ主義なところがありますから。

果たしてどちらが正しいのか、私には断定できません。

>ネットでのマスコミ批判は公正ではありません

公正ではないと思いますよ。

ただ既に述べましたように、
あなたが取り上げたブログ記事も全く公正ではありません。
(私のブログも、公正だと言ったことは一度もありませんし。)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。