「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

「マスコミ内閣」誕生の影で

2009-11-03 | 政治の空気
鳩山内閣が発足して1ヶ月半ほど経ちました。
新内閣の政策がいくつか開始されつつあり、
保守系の人達からは様々な批判が聞こえてきますが、
私には新内閣の政策に、全くその個性、新鮮さが感じられません。
その理由は、新内閣の政策は全て、
今までマスコミが主張してきた政策ほぼそのものだからです。

私の見解は何度も主張していますが、日本の最高権力者はマスコミだと断言しています。
近年の日本の首相の中には、安倍総理や麻生総理がそうでしたが、
その最高権力者から一歩離れた場所に位置取り、ある意味、
総理大臣がマスコミ与党に対抗する野党の役割を果たしていた印象がありましたが、
新内閣と新総理はマスコミ与党の言うがままで、
マスコミへの対抗馬、チェック機能がなくなった、
マスコミ独裁の傾向がさらに強くなった、という印象です。

鳩山内閣に批判的な人達の中には
鳩山内閣の実質は「小沢内閣」だと指摘する声もあると思います。
確かに小沢は鳩山以上の権勢を誇っているとは思いますが、
私は小沢内閣というよりは、新内閣は「マスコミ内閣」だと思っています。
今の日本の総理大臣は、鳩山でも小沢でもなく、「マスコミ総理」だと思うのです。

色々危険性の高い政策がはじまりつつありますが、
まだ内閣は発足したばかりですので、
今後も批判的な目を忘れずに見守っていきたいと思います。


さて少し時期的に遅れた感はありますが、今日はそんなマスコミ内閣誕生の影で、
ある意味犠牲になった政治家達を偲びたいと思います。


まず民主党政権誕生ということで思い出すのは、
かつてメール問題で話題になり、39歳の若さで自殺した故・永田寿康議員。

資産家の子供として生まれ、エリート街道を歩み、
国会では数々の問題発言も繰返しました。
そしてあの永田メール問題。決して褒められた政治人生ではありませんでした。

しかし、先の選挙で民主党が大勝ちに酔いしれ、
くだらない小沢チルドレンも多数当選する中、
もし永田議員が無事に議員を続けていればそれなりの役職を得ていたでしょうから、
本人も遺族も、いかほどに無念だったでしょうか。

永田メール問題については、その非は永田議員だけでなく、
そのメールを永田議員に手渡したマスコミ関係者にも大いにあるはずです。
メール仲介者は雑誌『Dumont』発行元、デュモンマーケティング社長の
『西澤孝』という人物だったと言われています。

マスコミが、一時期あれほど話題になっていた永田メール問題を
ほとんど語らなくなったのは、マスコミ関係者に批判が及ぶことを
避けようとしているような気がします。
さすがマスコミ。独裁者らしい振る舞いですね。


そしてここからいよいよ自民党関係者ですが、故・中川昭一元大臣。

その死因には色々な説があると思いますが、
極度のストレスが体に負担をかけたことが原因となっていることは間違いないでしょう。

中川氏の功績については、様々なネットユーザーが書いていると思いますが、
彼は常に国のためを思って働き続けたにもかかわらず、
どうでもいい事件でマスコミの扇動で熱狂した国民に袋叩きに遭い、
いじめ殺され、「殉職」した印象です。

また中川氏は拉致被害者のことを真剣に思い、尽力してきたことでも有名でした。
拉致被害者を思って心から涙した数少ない政治家でした。

それを熱狂のうちに叩き潰そうとした国民はまさに、
拉致被害者を笑いながら平気で見捨てたと言うことであり、
その有様に恐ろしさを感じずにはいられません。

そう言えば、お笑いロンドンブーツの田村淳がテレビで、
「酔っ払いとかそんなに騒ぐ話とは思えない。それより政策の議論をすべき。」
のような趣旨の発言をしていました。
彼が中川氏の政策を支持していたかどうかは分かりませんが、
少なくても酔っ払い事件で熱狂したマスコミと国民には
反対だったことは間違いないでしょう。
田村淳は近い将来地方議員に立候補する計画があるそうですが、
そのような他のお笑いにはない勇気を忘れずに、
政治の道を目指して欲しいと思います。


最後に、亡くなった訳ではありませんが、前総理大臣の麻生太郎氏。

「マスコミ内閣」が誕生した今の時点では、
麻生氏はマスコミに異論を唱えた最後の総理大臣ということになります。
本人はあれだけ日本のことを考え、自民党にとって有利な時期の解散を控え、
国民のためを思って景気回復に尽力しようとしたにもかかわらず、
その国民に恩を仇で返されたような結果となりました。

そんな麻生氏が、昔から座右の銘としていたものの中に、
以下のようなものがあるそうですね。

     ●逆説の十ヶ条●
 
1 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在だ。
  それでもなお、人を愛しなさい。

2 何か良いことをすれば、
  隠された利己的な動機があるはずだと人に責められるだろう。
  それでもなお、良いことをしなさい。

3 成功すれば、うその友だちと本物の敵を得ることになる。
  それでもなお、成功しなさい。

4 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうだろう。
  それでもなお、良いことをしなさい。

5 正直で率直なあり方はあなたを無防備にするだろう。
  それでもなお、正直で率直なあなたでいなさい。

6 最大の考えをもった最も大きな男女は、
  最小の心をもった最も小さな男女によって撃ち落されるかもしれない。
  それでもなお、大きな考えをもちなさい。

7 人は弱者をひいきにはするが、勝者の後にしかついていない。
  それでもなお、弱者のために戦いなさい。

8 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれない。
  それでもなお、築きあげなさい。

9 人が本当に助けを必要としていても、
  実際に助けの手を差し伸べると攻撃されるかもしれない。
  それでもなお、人を助けなさい。

10 世界のために最善を尽くしても、
  その見返りにひどい仕打ちを受けるかもしれない。
  それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。


本当に素晴らしい心がけだと思いますし、私にはとても真似できませんが、
そういう思考回路だからこそ、あのような政治決断ができたのでしょう。

おそらく故・中川昭一氏も、あるいは元総理の安倍氏も、
同じような気持ちで政治に望んでいたのではないでしょうか。
そうでなければ、あんな仕打ちを受けながら
国のためを思って働くことなどできないのではないでしょうか。
少なくても私にはできないことです。

そしてこの十か条にあるように、見事にそれを踏みにじる国民の姿がありました・・
この過ちは、ずっと語り継ぎ、忘れてはいけないと思います。

15 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
負のスパイラル (かず)
2009-11-04 02:04:20
>新内閣と新総理はマスコミ与党の言うがままで、マスコミへの対抗馬、チェック機能がなくなった、マスコミ独裁の傾向がさらに強くなった、という印象です。

僕もそう思います。
それに加えて、民主党、というか支持母体(労働組合の中でも、自治労、日教組等の腐敗した組織)を初めとして、民主党を操っている勢力(特に民団、朝鮮総連等の外国勢力)が作用して、果てのない負のスパイラルに陥ってく可能性が高い気がします。
因みに、最近になって産経新聞が、朝鮮総連が政界や言論界等々、幅広い分野に対して、親北ムードを醸成する様に工作や、地域や政治に密着した工作活動を行っていたことが報じられた様です。
産経 朝鮮総連が政界工作を指示 内部文書入手 制裁解除狙う(wiki「国民が知らない反日の実態」より)
http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/159.html
まあ、この様な工作活動は以前から予想してましたし、実際はこれより遥かにドス黒い工作活動が展開されているんでしょうけど…。

その活動に関連してか、最近のテレビは、パチンコのコマーシャルばかりで、僕の地元の放送局では、「パチンコが好きです」「地元が好きです」というナレーションが入った、地域住民共に地域の清掃活動に参加する等、地域に貢献しながら我が企業も成長していきますよ~という感じのパチンコ屋のコマーシャルも放送されていますし…、パチンコ関連の企業が加入している?「社団法人○○遊技協会」とやらの団体が、福祉施設に車を寄贈する等、上手いこと地域住民、そして日本国民全体を取り込んでいってます。

>故・永田寿康議員

亡くなった人を非難する様で恐縮ですが…、永田氏自身、少々奇行癖?があった様で…。
自殺する原因となったと思われる、偽メールの問題にしても、何故メールの裏付けをきちんとしなかったのか疑問です。
因みにネットでは、「永田議員は創価学会に殺された」とか、「メール問題は、メール自体が偽物だったという失点よりも、このメール問題を荒立てられては困る人物が民主党に居たから、メールの件をそそくさと引っ込めた」という陰謀論があります…。

>マスコミ関係者に批判が及ぶことを避けようとしているような気がします。

少々話が逸れますが…、時々、討論番組や、ドキュメンタリー、バラエティ番組で、過去にマスコミが引き起こした問題を取り上げ、番組の最後に「自省の念を込めてこの問題を取り上げさせてもらいました」と付言する光景を見るのですが、二度とこの様な問題を起こすまいとする真摯な姿勢よりも、「私達マスコミは、これだけ反省しているから許してね」という思いや、マスコミに対する批判を抑え込む狙いがある様に思えてなりません。

>故・中川昭一元大臣。

これまた報道を全く見ていないので詳しいことは分かりませんし、間違った情報を記しているかもしれませんが…、最近の中川氏は睡眠薬を服用しないと眠れない等、相当精神的なストレスを抱えていた様です。
政治家という職業は批判に耐えなければやっていけないものではありますが、中川氏に対する批判というものは、批判の体をなしていないどころか、非難にもなっていない、罵詈雑言ばかり。
思え返せば、NHK教育で放送されたETV特集「女性国際戦犯法廷」に政治的介入をしたとして、朝日新聞等のマスコミから一方的に叩かれ(この番組自体の問題性や、北朝鮮の工作員が番組に出演していたことは、自分らの身が危うくなるからか全く触れず終い…)、「日本は核武装するか否かの議論をしよう」と言えば、マスコミや圧力団体に瞬時に圧殺され、G7では酔ったまま会見をしたとして、中川氏が行った政策、功績については完全に封じた上で、マスコミからバッシングされ…。(海外では、「これは失態だ!」という報道ではなく、この件で「日本のマスコミや国民が騒いで、中川氏は辞任することになった」という報道だった様ですが…)
これほど大事な人材を失っておきながら、何事も無かった、いや、中川氏の死を虫けらの様に扱い、ひいては嘲笑するかの様な連中はどう考えてもトチ狂っています。
中川昭一氏に限らず、1983年に自殺した父親の中川一郎氏、そして2007年に自殺した松岡利勝氏、何れも殺された様なものです。(中川一郎氏については暗殺説もある様ですが…)

安倍元首相、麻生元首相が、マスコミや、左翼(サヨク)、エセリベラル、人を叩くことしか能がない外野の保守、そして国民から叩かれても死ななかったことの方が、ある種、奇跡なのかもしれません…。

また、話は逸れますが…、前のエントリーのコメント欄で記したオバマ大統領とマスコミに関して。
オバマ大統領の支持率は就任時に比べ、格段に下がっている様ですが、何故か支持率調査が大好きな日本のマスコミはそのことに触れようとしません。(ブッシュ・共和党政権の時とも違う様な…)
一体何故なのでしょう?
アメリカ(外国)追従主義だからか、オバマ大統領がどちらかと言えば親中派だから、同じ親中のマスコミは報じたくないのか、どこぞの操り人形になっている米民主党のオバマ大統領の支持率の報道をすれば、これまたどこぞの操り人形になっている我が国の民主党・鳩山政権の支持率にも響いてくるからか…。
アメリカ国民は、マスコミ等々、そして自分自身が作り上げたオバマブームの空虚さに気付き始め、マスコミ自体もオバマブームを反省する報道をしている様ですが、それに比べて、鳩山政権樹立から2ヶ月弱しか経っていないにしろ、我が国の国民とマスコミは、反省し、学ぼうとする気配は殆ど感じられません。(大増税云々という金銭面で叩いているマスコミはありますが…)
寧ろ、増長しているかも?

最後に、しょうもないことですが…、福井県小浜市にある「オバマを勝手に応援する会」
市の観光の活性化の為にやっているのだと思いますが、どことなく愚かな気が…。
返信する
マスコミはどこも愚劣 (かず)
2009-11-05 18:38:22
wiki「国民が知らない反日の実態」にて、以下の動画を見つけました。
紹介文とリンクを転載させていただきます。

SPA!偏向報道祭
「あるブログの2児の母が、愛国者ということでインタビューを受けたそうです。
ちょっと動画作りを失敗されたようで、一時停止しながらでないと進みが速いです。
一時停止しながら読んでみて下さい。」http://www35.atwiki.jp/kolia/pages/389.html#id_73c0cd81

上記の動画を見ていただければ分かりますが、保守的な見解(というか、日本には殆ど無いけど、諸外国には当然あるであろう、国家意識・主権意識や、政治・社会への幅広い関心を持っている人間、あるいは、世の中の動向・情勢・空気・雰囲気を敏感に感じ取り、疑問を抱いたり、警戒したりする人間であれば、当然抱くであろう民主党政権に対する危機感)を持つ人に対する差別的感情、情報バイアス丸出しで固定化されてしまったモノの見方、今の立場に胡坐をかいていることが如実に分かる物言い、そして週刊誌という媒体の愚劣さが滲み出ています。
まあ、週刊誌に限らず、テレビ、ラジオ、新聞、ネット等々、マスコミに身を置く人間の殆どは、上記の差別的感情や、バイアスだらけの固定化されたモノの見方を持っているんでしょうけど…。

この雑誌「SPA!」を販売している扶桑社は、フジサンケーグループに属する企業で、思い込みが激しく、数多くのおかしな言動を行い、「工作員か?」と思ってしまう程、内紛の原因を作りまくる、元・共産党員の会長さんと、それを援護する統一教会信者が悩みの種である…、「新しい歴史教科書をつくる会」を発行していた出版社です。
「だから何なんだ」「保守的な言論じゃなければ出版してはいけないのか?」と言われればそれまでですが…、系列会社の産経新聞社はネットで「iza!」というニュースサイト&ブログを運営し、ネットの保守言論を熟知している筈。扶桑社自身も保守派の習性をよく知っている筈にも関わらず、態々、上記の様な不躾な取材を行い、取材対象者やネットの保守言論をバッシングする記事を掲載する考えと、その神経が分かりません。

まあ、ただ単に学がなく馬鹿なだけか、どこぞの国と深く関係のある人だったからなのか、理由は分かりませんが、対馬を独島と呼び、取材対象者から間違いを指摘された後も、自分の誤りを謝罪せず、更には平気で取材対象者を貶める言動を行い、その後も謝罪も訂正も、更には連絡までしないという、人としてどうかと思う人間を雇っている時点で、扶桑社やフジサンケイグループのお里が知れます…。

あくまでこれは、この動画がほぼ正しいことが前提ですが、多分そうなのでしょうね…。
「SPA!」の該当記事がそれを物語っていると思います。
返信する
>かずさん (太一)
2009-11-22 22:43:17
レスが遅くなってしまい、すみません。
トピックに関わらず、気になったことはどんどん書いていただいていいですよ。

二度とこの様な問題を起こすまいとする真摯な姿勢よりも、「私達マスコミは、これだけ反省しているから許してね」という思いや、マスコミに対する批判を抑え込む狙いがある様に思えてなりません。

そう思います。
後々の議論を有利にするためのアリバイ作りをしている程度に見えますね。
真摯に反省する気があるなら、
報道の自由の名の下に情報を操作・隠蔽するような「権利の濫用」に
歯止めをかける行動に出ているはずですから。

>NHK教育で放送されたETV特集「女性国際戦犯法廷」に政治的介入をしたとして、朝日新聞等のマスコミから一方的に叩かれ

冷静に考えれば、中川氏よりマスコミの方が実質的な権力がはるかに上であることは一目瞭然なのですが、
ここでも権利の酷い濫用が行われていますね。

強いいじめっ子達が弱いいじめられっ子に寄ってたかって、
「お前は権力者だ!権力の濫用は許さない!」
とボコボコにリンチしているような感じですね。
返信する
>かずさん (太一)
2009-11-22 22:50:29
>日本には殆ど無いけど、諸外国には当然あるであろう、国家意識・主権意識や、政治・社会への幅広い関心を持っている人間、あるいは、世の中の動向・情勢・空気・雰囲気を敏感に感じ取り、疑問を抱いたり、警戒したりする人間であれば、当然抱くであろう民主党政権に対する危機感)を持つ人に対する差別的感情、情報バイアス丸出しで固定化されてしまったモノの見方、今の立場に胡坐をかいていることが如実に分かる物言い、

的を得た表現だと思います。

普通の国の左翼であれば、そこまで愛国者を差別することはないと思いますが、
日本の場合は寝返って外国の犬になりやすい特質があるので、
そういうことになるんだと思います。

>「保守的な言論じゃなければ出版してはいけないのか?」

それはこっち側の台詞ですよね。
左翼的な言論以外を言論界から排除しようとしているのは
どっちなんでしょうか?

返信する
「ネトウヨ」考 (かず)
2009-11-29 00:29:01
2chや、ニコニコ動画の掲示板を初め、様々な掲示板、ブログで「ネトウヨ」叩きを行っていることに結構嫌気が差したので、「ネトウヨ」について記してみたいと思います。
と言っても、殆どはハーグさんのブログのコメント欄に記した僕のコメントの転載で、文章がチグハグしていますが…。

最近やたらと、「ネトウヨ」バッシングが行われています。
自分の思想と合致しないことに腹を立てた全体主義的思考の人や、ネトウヨ、というかネットイナゴのせいで「ブログが荒らされた」「自分の使用しているプロバイダが規制され、掲示板に書き込めなくなった」等の理由により腹を立て、掲示板等で保守言論をする者を全て「ネトウヨ」とレッテル貼りし、ケチョンケチョンに叩きまくっている様に思います。
この様に異常に「ネトウヨバッシング」をし、言論の弾圧や排除を図ろうとする人々も、結局、自分達が嫌いなネトウヨ、というかネットイナゴと同じ穴の狢なのではないでしょうか。

2chの場合。
削除要請板にジャスコ岡田外相の事務所から削除依頼の書き込みがされ(依頼は自由ですが、便所の落書きと言われる2chの書き込みにイチイチ目を光らせているというのが何とも…)、興味本位の連中がいらん書き込み(記念カキコ等)をしたが為に、運営系の板を荒らしたとして大規模規制が行われたことがあったのですが、僕の予想通り、「ネトウヨの馬鹿どもが突撃したから規制された」と断定する書き込みが結構あって、少々呆れました…。
意図して突撃を行い、掲示板やブログを荒らす連中のことをインターネット用語では普通「ネットイナゴ」と呼ぶ筈で、確かに保守、というか諸外国の人間であれば普通に持っているだろう、国家意識・国防に対する意識・社会問題や世の中の動向に対する意識を有する人々(所謂「ネトウヨ」。 自分の思想に合わない為に嫌悪・侮蔑していたり、社会に対して色んな視点からモノを見る能がない人々が一部の事象を以て、「ネトウヨ」と言っていると思いますが…)が、精神的に成長しきらずに、荒らし行為に走った例も結構あると思いますが、しかし、全てが自分達が嫌悪する「ネトウヨ」の仕業とは限りません。
面白半分で荒らすバカや、保守言論を貶める連中がここぞとばかりに書き込んでいることだって往往にして考えられますし、実際そうでしょう。
一部の事象を以て、人に対してレッテルを貼ったり、言論を排除・抑圧しようとする風潮はどうなのでしょう。
また、自分で反論するだけの能がないから、コメント欄を荒らしたり、論理性を欠きまくった罵倒書き込みをする輩もどうかと思います…。

チグハグなコメントですが…、また思いついたらコメントさせていただきます。
返信する
>かずさん (太一)
2009-11-29 21:37:25
>異常に「ネトウヨバッシング」をし、言論の弾圧や排除を図ろうとする人々も、結局、自分達が嫌いなネトウヨ、というかネットイナゴと同じ穴の狢

その「ネトウヨ」が他者にどういうレッテルを貼っているかによりますが、
レッテル貼りの連中は「同じ穴の狢」どころか、「それ以下」だと思いますね。
ちなみに「ネットイナゴ」は、「ネトウヨ叩きの連中」も含む定義だと思います。

レッテル貼りは人間の性なので完全に無くすことはできませんが、
レッテル貼りした対象の中に異なるバリエーションが存在することが示された瞬間、
レッテル貼りの主張の説得力は無くなります。

ですから、レッテル貼りした対象の中に異なるバリエーションが存在することが示された瞬間、
レッテル貼りをすぐにやめて、それぞれの主張に対応した議論をする必要が出てきます。
それをせず、「ネトウヨ」などの用語を連発するのなら、
かずさんの仰るように、「非論理的な罵倒」であると指摘されても反論できません。

>一部の事象を以て、人に対してレッテルを貼ったり、言論を排除・抑圧しようとする風潮はどうなのでしょう。

最低最悪だと思いますが、
日本の言論界で権力を持っている地位の高い人間達の中にも、
そういうことをやろうとする連中が結構いるのが残念です。
(もちろん彼等は「ネトウヨ」などという幼稚な用語は使いませんが)

こういうレッテル貼りの多さを見ていると、
本当に日本人はいじめが大好きなんだな、と痛感させられます。
返信する
鶏が先か玉子が先かのごとく (ふしぎ)
2009-12-02 23:44:15
お久しぶりです。
メディアと今の政府。私にはタイトルの如くどちらがどうのって言えない位の同調率に笑いさえ出ます。福田政権に対しメディアが激甘だった以上に、今の民主党政権に対し『激甘』どころか擁護の嵐。アメリカより中国・韓国を選んでいるとしみじみ感じる今日この頃です。

この親中・親韓に通じるのは、日本人の為にと言えば「右翼」と言い、中国かアメリカならアメリカを選ぶと言うと「親米」と断定する。で、それら全てを『悪』に仕立てていく。その意味で今の政府とメディアの関係は絶妙と言えるんではないんでしょうか。もちろん悪い意味で(苦笑)反体制を叫ぶジャーナリストが体制側についていることに矛盾を感じないのかと思いますね。そういう意味で、ジャーナリストも単に「保守」がキライなだけど自分で暴露しているようなもんです。

まぁ、私のようなものまで「保守」にくくられるのですから、メディアの言う「市民団体」以外の全てが右翼、保守と言う事になるんでしょうか・・・

私はアメリカも中国もキライです。でも手を取り合うならアメリカの方がまだマシ。中国よりは約束を守るし、中国よりは日本に飴玉をくれる。一番イイのは日本が毅然とそれを言う事ができ自衛できる環境なら、アメリカには「飴玉はいらんから出てけ」と言える。中国には「日本に手を出すな!」と言える。

同じ事が言えるのが、安倍さん麻生さんを応援する人達に対して自民党を応援してるとくくる人達。「国」を考えてくれる人を応援してるだけだと思います。だから彼らは今の谷垣さんを応援していない。谷垣さんが親中で何をしてきたか知っているから・・・でも親民主の人達は全てを親自民とくくる。浅はかです。

自分以外の意見を受け入れない=左
これだけは大抵の人が納得するんではないんでしょうか(苦笑)私は最近、左さんは宗教家と思うことにしています。それでないと母国をないがしろにできると言うことが理解できないからです。それにそう思う事で自分の怒りを収められるかも・・・なんて。まぁ、国あってなんぼなんですけど。
返信する
「左の人」以前の問題 (かず)
2009-12-03 02:42:17
>ふしぎさん
>福田政権に対しメディアが激甘だった以上に

福田政権の時は、福田氏自身ではなく、自民党全体を叩いてましたよ。どう考えても。

>反体制を叫ぶジャーナリストが体制側についていることに矛盾を感じないのかと思いますね。

良い意味でも悪い意味でも、「思想」がないのが日本人ですから、それほど矛盾を感じないんでしょう。
感じていたとしても、ジャーナリズムなんかより、自分の理想の実現に奔走する。

>ジャーナリストも単に「保守」がキライなだけど自分で暴露しているようなもんです。

従来の保守は勿論のこと、以前、僕が記した様に、日本には殆ど無いけど、諸外国には当然あるであろう、国家意識・主権意識や、政治・社会への幅広い関心を持っている人間、あるいは、世の中の動向・情勢・空気・雰囲気を敏感に感じ取り、疑問を抱いたり、警戒したりする人間であれば、当然抱くであろう民主党政権に対する危機感を排除、封殺したがっている様に思えます。
それは、思想?から来るものなのか、利害関係から来るものなのかは人それぞれでしょうけど。

>でも手を取り合うならアメリカの方がまだマシ。

そう言えば、2chに以下の内容の記事が貼りつけられていたのを思い出しました。
あるマスコミが9月に、20代の若者に対して、鳩山内閣に関するアンケート調査を実施したところ、他に投票する党が無いから、仕方なしに民主党に投票したという意見と共に、アメリカに楯突かないでほしいという意見も掲載されていました。
「戦略も無く、アメリカに楯突かないでほしい」なら分かりますが、ただ単に「アメリカに楯突くな」では、臆病にしか見えません。
まあ、戦略があるのか無いのか知りませんが、アメリカに変な因縁をつけ、親米から媚中路線にシフトしているのは明白だと思います。

そもそも、政治や社会動向もロクに把握していない人々に世論調査を行ったり、社会のイロハも一切分かっていない高校生に対して、憲法9条は改正すべきか否かのアンケートを実施するマスコミも、どうなんでしょう…。
所詮、一つでも多く記事にするネタを作ったり、自分達マスコミ業界の意見を、街行く人々や高校生らに代弁させてるに過ぎないんでしょうけど。

話は脱線しますが…、今夜放送されたとある音楽番組で、街頭インタビューが放送されていたのですが、ある人がインタビューを受けているシーンの冒頭に、インタビューを受けている人の後ろを民主党の街宣車が走って行く場面がありました。
これが、保守系の街宣車だったり、自民党の街宣車だったら、このシーンを使ったのかなぁ、民主党だから使ったのかなぁと、普段批判している筈の、陰謀論丸出しのしょうもない疑問を抱きました…。

>自分以外の意見を受け入れない=左
これだけは大抵の人が納得するんではないんでしょうか(苦笑)

少しくらい頭を働かせる人なら、「それは右や、宗教の熱心な信者さんにも言えることでしょ」と言うと思います。

また、話は脱線し、2ch話になりますが…、最近は外国人参政権に関するコピペを初め、政治あるいは思想的なコピペがあらゆるスレッドで貼られ、幾度も大規模規制が発生しているのですが、その規制の度に、「また、国士(笑)を気取ったアフォのクソウヨのせいで規制かよ。んなコピペで世論が変わるとでも思ってるのかねw自分らの考えが絶対的に正しいと思ってやってるだろ。どうみても、カルト宗教の信者と変わんのだが」 「ネトウヨも、アンチ自民の奴らも変わらん」 「政治厨ウザイ。死ね」という書き込みがよくされます。
コピペをする人達の気持ちも分からなくはないですが…、それを大量にしたところで、最終的に運営に規制され、同じ地域の、同じプロバイダーを使っている人達も同時に規制され、ネトウヨがどうだこうだとレッテルを貼られるのがオチだということを理解し、もう少し戦略的になった方がいいと思うのですが…。
また、上記の書き込みから察するに、ネットユーザーも、テレビばかり見たり、ラジオばかり聞いたり、新聞だけを情報源にしている人達と、余り変わらない人が非常に多いということが言えるのではないでしょうか。
国家意識・主権意識が殆ど無かったり、政治や社会問題を考察し様とする意識が感じられません。(こんなことを書いても、「政治厨キモイ」と言われるのがオチでしょうけど…)

>まぁ、国あってなんぼなんですけど。

狂信的なサヨクに限らず、現在の日本人の殆どは国家観を殆ど持ってないでしょうし、民主主義が何たるかもロクに理解していないし、理解し様ともしていません。
左の人がどうのこうの以前の問題です。
(人間は、エゴイズムやアナーキズム、あるいは帰属意識を大なり小なり持っていると思いますが、今はエゴイズム・アナーキズムに傾き過ぎて、全体が見えなくなっている気が…)

因みに、こんな本がある様で…。(僕は読んでいませんが…)
「テレビは見てはいけない」苫米地英人(著)
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%81%AF%E8%A6%8B%E3%81%A6%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84-PHP%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E8%8B%AB%E7%B1%B3%E5%9C%B0-%E8%8B%B1%E4%BA%BA/dp/4569699936
返信する
>ふしぎさん (太一)
2009-12-03 19:53:24
>今の民主党政権に対し『激甘』どころか擁護の嵐

特に安倍・麻生両政権時代とは全く違う基準で報道していますよね。
こういうダブルスタンダードを日本一の権力者であるマスコミが堂々とやっているんだから、
日本の学校でいじめが悪質化するのは当然のことだと思います。
いじめられっ子だけを差別対応することが、権威によって正当化されているんですから。

>日本人の為にと言えば「右翼」と言い、

こんな国は世界でただ1つ、日本だけでしょうね。
それこそ世界で孤立しています。

>親民主の人達は全てを親自民とくくる。浅はかです

これも「ネトウヨ」などと同様、短絡的なレッテル貼りですね。

>私は最近、左さんは宗教家と思うことにしています。

それは正解だと思います。
生まれた場所の常識を捨て、外から来た思想に心から全てを捧げる感じが。

またそのような「変わり身の早さ」を持った人が多いのも、
日本人の特徴だと指摘する人もいます。
敗戦によって愛国から一気に売国に流れ込むエリート達の様子を見て。
返信する
>かずさん (太一)
2009-12-03 19:57:34
>自分以外の意見を受け入れない=左
>少しくらい頭を働かせる人なら、「それは右や、宗教の熱心な信者さんにも言えることでしょ」と言うと思います。

さらに頭を働かせる人なら、
何の権力もない右が自分以外の意見を受け入れないのはまだしも、
左のように権力を持っている者が自分以外の意見を受け入れない点に、
非常に恐ろしさを感じると思います。
人権擁護法案などはまさにそういう感じですね。

>また、話は脱線し、2ch話になりますが…、
>国士(笑)を気取ったアフォのクソウヨのせいで規制かよ。
>政治厨ウザイ。死ね

2chのコメントは玉石混交と言いますか、
取り上げるに値しないコメントの方が多いですが、
取り上げるならば、まともなコメントを厳選してもいいのではないでしょうか。
これらは論外で、取り上げるに値しないと思いますよ。
そのコメントのバカさを嘲笑する目的なら意味はあるかも知れませんが(笑)。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。