07年大木・10年ツバメ+2017年大木調査

10年前の大木は420本。12年前の巣は420個。さて今回は?

9月9日稲荷神社・高川中流域

2007-09-09 23:26:00 | 活動報告
【調査地】稲荷神社・高川中流域
【参加者】6名

【調査した木】24本。合格21本(今日の調査範囲で97年大木は8本)
【樹種】エノキ8本、クロマツ7本、クスノキ3本、ムクノキ3本
【場所別】稲荷神社7本、高川中流域堤防13本、江坂墓地1本

【今日のトピックス】稲荷神社では97年7本に対し今回も7本の合格であった。不合格ではあるがエノキの形状が面白く、話題性ある木として取り上げた。高川沿い(稲荷神社~服部緑地南側の江坂墓地間を高川中流域と略称)では、前回1本に対し、クロマツ・エノキが大量合格し、今日のトータル21本となった。

【主な内容】
①稲荷神社には吹田市保護樹木に指定されているムクノキ(268→263cm)、エノキ(262→264cm)の大木がある。しかし何故か、他の調査地での結果に比し、相対的に幹周りの変化が小さかった。
また97年調査時に唯一合格のウバメガシ(幹周り200cm)も、今回130cm高での幹周りは200cmあったが、90cm高さでは188cmと小さく、今回ルールを適用した場合、不合格となった。
(今回ルールの概略:幹周りは130cmの測定値をベースにしているが、130cm周辺が枝分れなどで太くなっている場合、それ以下で幹周り最小値の値を採用する)


②そのウバメガシの東側にあるエノキ、9mほど横に寝ている形状が面白く、話題性ありとして取り上げた。幹周りは測定位置に問題はあるが、横這いの真ん中あたりで測定すると170cmであった。また樹高は11mであるが、横に伸びている分をプラスすると20mとなる。
③稲荷神社宮司さんに、調査を立ち会っていただいた。幼稚園が併設されていることから、境内が子どもたちの遊び場となるため、枯れ枝が朽ちて落ちることのないよう、早めに剪定せざるを得ないとのことであった。


④高川堤防上にはクロマツ7本、エノキ4本、ムクノキ2本の計13本と、予想以上に多くの大木があった。クロマツの中には幹周り255cmと、風格ある大木もあった。尚、97年調査では江坂町高川沿いのクロマツ(220cm)が報告されているが、この最大のクロマツかどうか特定できていない。
⑤江坂墓地にはクスノキが1本(幹周り248cm)あった。このクスノキは、上記の大きなクロマツの近くにあるので、クロマツが97年調査時に確認されたのであれば、このクスノキも確認されている筈と思われる。


【今回までの調査結果累計】
▲調査した木  787本(内合格 695本・・・・・97年報告数 317本)
▲調査協力者数 延べ 329人