07年大木・10年ツバメ+2017年大木調査

10年前の大木は420本。12年前の巣は420個。さて今回は?

080821吉志部神社の焼けた木から新葉

2008-08-23 22:38:10 | 余禄
焼けた大木を中心とする、吉志部神社の状況を週一回程度見ていくことにしました。今日は8月21日現在の状況を2日遅れで報告します。

1.再建中の吉志部神社
 左奥の枯葉の中に見える緑は、下記2.で拡大した写真のクスノキです。
 右側から上部に張り出している緑は、火災の影響を受けなかった東参道から境内へ上がった所にあるクスノキの大木(幹周り258㎝)の枝葉です。



2.焼けた社務所前のクスノキ
 神社に向かって左側、社務所前にあったクスノキ(幹周り203㎝)に新葉が出始めました。



3.焼けた2本のシイノキにも新葉が出始めていました。
 本殿の後に幹周り282㎝、263㎝の2本のシイノキの大木が、本殿の焼失時に一部は焼かれ、煙に巻かれた葉はすべて褐色に変色していたことは5月28日に報告の通りです。
正面から見ると、遠いので褐色しか見えませんが、裏にまわって見ると、今回、2本とも、シイノキに新葉が出始めていました。


929番目の大木

2008-08-18 22:53:33 | 余禄
調査し残しを公表するのは悔しいのですが、暗い切断されたニュースを積み重ねるよりはと思い、明るいニュースとして取り上げます。

昔、赤穂浪士47人から外れた人を描いた「48番目の男」という映画がありました。
吹田の大木は928本で締め切りましたが、今回「929本目の大木」が見つかりましたので報告します。

月日 08年7月16日
場所 吹田市出口町民家
樹種 クスノキ
幹周り 1本立ち250cm

現在、冊子に大木散策用マップを入れるため、現地を歩いて大木位置を確認中ですがすが、その途中に見つかったものです。
7月のニュースですが、8月18日付けで公表します。

尚、調査日(07年3月14日)には、この家の裏山で大木に届かなかったクスノキを計測していますが、玉林寺への近道である一筋西側の道を降りたため、この木に気づかなかったものです。
今回も一筋西側の道を降りたのですが、途中でお会いしたご夫婦が、家に大木があると教えてくださり、家の庭に入れていただきました。
吹田市から、大木があれば言ってほしいといわれたが、報告しなかったとのことです。
また、このクスノキの横に枯れたツバキの大木(測定せず、幹周り1mほど?)がありましたが、ご主人はツバキを大事にしていたのに枯れてしまって残念だと、何回も口にしておられました。

この木はアサヒビール前の道路から遠望できる木であるとわかり、こんな身近で見残しのあることを残念に思っています。



尚、これ以外にも大木合格間違いなしで調査洩れのコナラが、尺谷にあります。
しかし、高い柵があるため、計測していません。

切られた木の記録(青山台小学校・大阪大学)

2008-08-18 21:38:10 | 余禄
今日は、2ヶ所で切断された大木を確認しました。
2ヶ所とも、調査時に切られても仕方がないと思っていた木ですので、止むを得ません。

1.青山台小学校のポプラ
青山台小学校の3本の大木(すべてポプラ)がありました。そのうち1本(幹周り218cm)は、幹に朽ちた部分(深さ・幅5~10cmX高さ5mほど)のある木でした。
今日、冊子用散策マップの下見で大木の有無を外から見たが、大木が無くなっていたので、当直の先生に案内してもらい、根元から切断されていることを確認した。



尚、切られたのは昨年、調査後すぐと思われ、切断後の切り株から彦ばえ(新芽)が出ており、3m近くに伸び、外から切り株が見えなくなっていた。
(案内していただいた先生は大木マップは見たことがあるとのことであったが、青小へは今年来たばかりで、切られたことは知らないとのことでした。)

※「彦ばえ」の説明
ひこは、子の子、孫をさす言葉で、「孫生」とも書きます。孫生は、別名またばえとも言い、切った草木の株元から生える木となっています。


2.青山台小学校ポプラ(その2)
青小にある残り2本も幹の途中、4~5m高で切断されていました。
新芽が数m伸びているので、1.のポプラと同時期に切られたと思われます。
幹周り226cmのポプラの写真を調査日と並べてみます。



3.大阪大学千里門ゲート近くのイチョウ
調査日にほとんど葉が出ておらず、遠からず枯れると予想していたイチョウ(幹周り230cm)が見当たらなかった。
たまたまGPSを持参していたので、切り株を確認できた。
駐車場・駐輪場を作って根を傷めたことで枯れ、調査日に葉が無かったと推定される。切った時期についてゲートのガードマンに確認したところ、枯れた枝がぱらぱら落ち始めたので、事故のないうちにと、今年4月頃切断したとのことであった。






大阪学院大学グランドの大木クスノキが3本消えた

2008-08-08 16:34:15 | 余禄
残念なことですが、久しぶりの大木情報です。

佐井寺4丁目にある大阪学院大学グランドのクスノキの大木3本が伐採されました。大木冊子用に載せる散策マップ用に下見をされたTさんが、大木が無くなっていることに気づかれたものです。念のため現地を確認するとともに、岸部南の大阪学院大学庶務課へ行き、担当の方にお会いしてきました。

グランドの大木調査に当たっては、庶務課に調査依頼書を出しており、また、調査結果のマップも今年5月頃届けていましたが、今日、お会いした庶務の方は全く大木について意識されていませんでした。非常に残念です。

大木の樹齢がわかっていないので、残っているなら切り株で、年輪を数えさせてもらいたいと言った所、サッカー場としてのグランド整備のため地盤整備も行い、クスノキのあった所はアスファルト舗装されているとのことで、グランドを確認することにはなりませんでした。

この大木は3本並んでいて、千里山駅→千里山・佐井寺図書館前→佐井寺方面への通りから、樹林として良く見えました。昨年07年8月21日調査日と、今日08年8月8日の写真を並べてみます。
手前にイチョウの木があったことは全く気にもしていませんでしたが、今はイチョウ並木、しかもイチョウも枝がかなり切られています。



切断された日を確認しなかったのですが、最近グーグルマップに付け加わったサービス「ストリートビュー」に伐られたあとの写真が出ており、しかもイチョウの葉が出ていない時(4月以前)に写されています。
従って、今年春までに切られていたようです。
この道は何回か通っているのに、気づかずにいました。

尚、3本の大木は写真のように並んでいました。
大木データーは以下の通りですので、年輪が数えられたら樹齢と幹周りの関係がわかったのに残念です。
  3本立ち289cm(80cm高では1本301cm)
  4本立ち250cm(50cm高で1本305cm)
  3本立ち287cm(測っていませんが300cm以上?)