07年大木・10年ツバメ+2017年大木調査

10年前の大木は420本。12年前の巣は420個。さて今回は?

火災にあった吉志部神社の大木

2008-05-28 17:39:02 | 余禄
吉志部神社の本殿が08年5月23日早朝に火災で焼失しました。本殿の周りは吹田市で唯一、100年以上伐採されていない本物の鎮守の森、シイノキの大木がありました。本殿とともに大木も焼け、一面褐色に染まっていますが、今後、必ず息を吹き返し新緑がでてくると信じています。
5月28日時点の悲しい現状を報告します。

①鎮守の森(吉志部神社正面より)



②シイノキ
神社の背後の鎮守の森には、2本のシイノキの大木がありました。今回、その2本とも延焼しました。28日時点ではまだ、警察の管理下にあり神社には近づけませんが、裏側からシイノキの状況を確認できました。
下の写真は手前が4本立ち断面積法幹周り282cm、奥が3本立ち263cmのシイノキです。上の写真は282cmのシイノキを本殿側から写しています。



③クスノキ
本殿左側の社務所との間に、クスノキの大木203cmがありました。
この木も延焼しています。




④キササゲ
悲しい褐色の写真が続いたので、一服の清涼剤にならないかと思いキササゲの花を入れました。紫金山公園の南側、博物館への道にあり、測定するも大木にあと一歩で届きませんでした。
そのキササゲが、悲報を知らぬげに、今花盛りです。



吹田東小学校のキリノキの

2008-05-14 23:36:14 | 活動報告
幸町にある吹田東小学校には、97年調査で幹周り275cmのキリが確認されているが、今回伐採されており、その代わりに切り株、及び切った当時の写真が展示してあった。(10月22日報告参照)


現在T2小学校に在任されているN校長先生に、切られた当時の状況をお伺いした。

N先生は、赴任ご直ぐに状況を調査した(聞き、調べた)所、切らざるを得ないとの結論になり、H16年5月にのべ3週間(毎週土曜日3日間)かけて業者に伐採してもらった。


伐採した桐の木は吹田東小学校は今年50周年を迎えるが、創立時に記念に植えたものである。地域の人々が花の時期を楽しみにしていたものである。

伐採した理由は安全面からである。
 ・過去に二階から木に飛びついた子がいた。
 ・桐の側にガラス張りの温室があり、ガラスが割れた。
  原因を調べると桐の根が温室をもちあげてガラスが割れたものである。
  児童が出入りするので危険。
 ・職員室の床が根により持ち上げられて浮いた。

などから直ぐに伐採を考えたが、地域の財産であり、花を楽しんでいた人もあるため、自治会や地域教育協議会などと、何度か話をして説明し、相談して了解をもらってから役所に相談して伐採した。

地域の人々は、危険であるなら伐採に反対しないとのことであった。
せっかく大きくなった木であるので、伐った材を利用したいと考えたが費用が高くなるのであきらめて株を残すだけにした。
材は理科の先生が少し教材に残し処分した。
子どもたちには伐った報告をしただけである。

一般に学校にある高木は風で電線を切るのではないかと心配になり、剪定してもらうことが多い。

関西大学のエスカレーター

2008-05-13 13:53:11 | 余禄
関西大学で阪急関大前駅南改札口から出て、100周年記念会館へ上るエスカレーターが完成しました。
2月13日に報告したようにこの工事で、アラカシの大木1本が切られました。


1.関大幼稚園の直ぐ北側、エスカレーターの入り口で、工事中と完成後の写真を比較してみました。午前中のいい時間でしたので、電車到着で50人前後の学生がここを通り、ほとんど右側のエスカレーターを利用し、左側の階段を上ったのは数人でした。



2.エスカレータが上下2基あり、途中は平らで歩きます。通路の直ぐ西側にあった幹周り340cmのクスノキは難を逃れ、切られずにすみました。


3.中央部の通路と、上部のエスカレータ内部です。


4.五月が丘西のホオノキ
大木とは全く関係のない、番外編です。

五月が丘西、東佐井寺小学校の東側にある団地にあるホオノキ、1本のみですが満開でした。吹田市でホオノキの花がこれほど咲いているのを、見たことがありませんでした。