夏の計画停電防止対策の案を2つ


4月11日(月) 晴れ。

夏のピーク時電力消費をどう押さえて計画停電をしないようにするかがいろいろ議論されていて、政府では単純な20%節電を考えているみたい。でも、メーカーにとって、特に中小の製造メーカーにとって、20%の節電はほとんど無理。そんなことをしたら日本の製造業をさらに弱体化させてしまうことは明白。

そこで2つの提案があります。

1つ目の提案は、この夏からすぐに対策できる提案です。それはピーク時である12時から14時までの「シエスタ」の導入。対象はオフィスと連続稼動をしなくてもいい製造業と家庭。この間はオフィスや工場も家庭もお休み(家庭は掃除洗濯もすべてこの時間には行わないこと)にして、できるだけ外の日陰や公共の涼しい場所に行って、ゆっくりとお昼を食べ、昼寝をする。その分1時間ちょっと早起きをして、午前中を長くする。おそらくこれでピーク時に不足する10GW分くらいの節電が可能になると思います。

2つ目の提案は写真の記事
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110328/219174/?ST=printの同志社大の山口先生がお考えになられた方法。

60Hzのエリアから東電の50Hzのエリアに電気をもってこられれば、電力不足の問題は解決できるのだけど、周波数変換設備の能力が足りないからできないということになってるんだけど、先生のアイデアは、現状の東電の高圧鉄塔をそのまま使い、同じ鉄塔に60Hzの電力線を配線するというもの。これを60Hzのままでもいいという大口ユーザーのところへもってくる。大口ユーザーは変電設備とかも持っているから60Hzでも喜ぶはず。

ただ、先生も書いているけど、これを行うには最短でも4ヶ月はかかるため今年の対策には間に合わない。でも来年の夏も電力不足は続くはず。

というわけで、シエスタの導入と50Hzと60Hzのあいのりというのがぼくの提案。こうすれば、製造業を苦しめる計画停電や輪番製造などということをやらないで済むんじゃないかな♪
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