『監督失格』という作品を、もうずいぶん前になるけど(昨年10月)に観て来た。
すごい物を観てしまったと言うのが正直な感想。
観ない方が良かったかもしれない。
映画の全てが攻撃的で刺激的。
どう感想を書いて良いか分からず、はや半年。
今もどう書いていいか。。。
映画からこれほど恐怖を感じたことは無かったし、死の匂いを感じたことも無い。
映像の向こうに死がある。同時に、その映像の端々から一人の男が一人の女を愛した軌跡を確かに感じる。
不思議な映画だ。
人は2回死ぬ。
その言葉の意味がとても重く重く圧し掛かる。
林由美香という女優が死んだときに、平野勝之の一部が一緒に死んでしまったのだと思う。
しかも、彼は彼の死んだ部分を切り離す事が出来なかった。
死は彼の一部となり、長い間彼を離さなかった。いや、離したくなかったのだ。
この映画は彼自身が彼の死んだ部分を直視するまでの過程であり、そしてそれを離す覚悟を決めるまでの道程だ。
いっちまえ!
死んでいった自分への鎮魂のために彼は叫ぶ。
いっちまえ!
死んだ彼女に別れを告げる。
そして彼は動きだす。
どこに行くか?
行く先がどういう場所か?
まだ、誰にも分からない。
彼自身にも。
すごい物を観てしまったと言うのが正直な感想。
観ない方が良かったかもしれない。
映画の全てが攻撃的で刺激的。
どう感想を書いて良いか分からず、はや半年。
今もどう書いていいか。。。
映画からこれほど恐怖を感じたことは無かったし、死の匂いを感じたことも無い。
映像の向こうに死がある。同時に、その映像の端々から一人の男が一人の女を愛した軌跡を確かに感じる。
不思議な映画だ。
人は2回死ぬ。
その言葉の意味がとても重く重く圧し掛かる。
林由美香という女優が死んだときに、平野勝之の一部が一緒に死んでしまったのだと思う。
しかも、彼は彼の死んだ部分を切り離す事が出来なかった。
死は彼の一部となり、長い間彼を離さなかった。いや、離したくなかったのだ。
この映画は彼自身が彼の死んだ部分を直視するまでの過程であり、そしてそれを離す覚悟を決めるまでの道程だ。
いっちまえ!
死んでいった自分への鎮魂のために彼は叫ぶ。
いっちまえ!
死んだ彼女に別れを告げる。
そして彼は動きだす。
どこに行くか?
行く先がどういう場所か?
まだ、誰にも分からない。
彼自身にも。