MARUMUSHI

映画とかTwitterとかとか。

『パンドラの匣』。

2009-10-03 21:03:56 | 映画日記
『パンドラの匣』の試写会+座談会に行ってきた。
抽選に当たったんで。。。
ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

熱も下がったし、寝過ぎで身体がチョイと鈍ってるけど、行ってきた。
東大阪市主催で、石切劔箭神社内の石切寮で開催。
何でこんなところで?
と思ってたけど、作品の舞台の一部が石切に縁があるわけねぇ。。。
(,,゚Д゚)


それにしても、映画鑑賞環境としては劣悪と言っても過言じゃないっすね!
ちっちゃめの体育館内。
とにかく暑い。
椅子が硬い。
音響だって悪いし、
フィルムも映写機でカタカタカタ。。。と煩いし。
けど、これはこれで作品に非常に合った環境かなぁ、と感じた。



まずは、映画の感想から。。。
結局は男女の四角関係を描いた作品なんやけれども、主人公の置かれた立場とか時代設定などを鑑みると色々と複雑なお話。

新しい時代が始まって、新しい自分になろうとする青年が主人公。
青年、と呼ばれる世代の人たちは、いつの時代でも自分を少し過大評価しがちだ。
物語の主人公である【ひばり】もやはり、そうした、ある意味では、一般的な青年だ。
ひばりは、自分がなんでも分かっていると感じている節がある。自分がなんでも出来ると感じている節がある。
けれど、彼は結局、大したことは理解できていないし、大したことが出来ているわけでも無い。
それどころか、彼は自分自身の恋心の矛先さえ見えていなかったのだ。
そして、そのことに気づいた時には、もう、決着が付いてしまった後だ。
情けないし、間抜けなことだが、こういうことを繰返しながら、青年は大人になっていくのかもしれない。



座談会は、映画の裏打ちが見えて面白かった。色々と話を聞くと、映画の見方も変わってくるもんなんやな。。。
『パンドラの匣』には底本があって、木村庄助日誌という、実在の人物が遺した日誌が元になっていること。
そして、座談会に出席していた木村重信が木村庄助の実弟であること。
映画に登場してきた《健康道場》が石切にかつて存在しており、その存在は30年ほど前まで謎であったこと。
さらに、映画の主要登場人物にはモデルが存在していること。
(o,,゚Д゚ )ヘー。。。
たった一つの作品でも踏み込めば色々な事が出てくるもんなんやなぁ。。。

司会進行を務めた佐藤教授が言っていたが、リアル(現実)とリアリティー(虚構の中の現実)は違う物だが、この作品ではそれらがごっちゃになってしまっている。
個人的な感覚としては、現実から現実的な物を除いていって、そこに残った物がこの『パンドラの匣』という作品のような気がする。なんだか重厚なようにも感じるし、酷く薄っぺらいような感じもする。アフレコしてるっていうのが余計そう感じさせるんかなぁ。。。
なんとも不思議な映画や。



劇場公開は10/10から。
川上未映子の演技とか、ふかわりょうのむかつく感じとかだけでも観る価値はあると思う。


【宇宙戦艦ヤマト】。

2009-10-03 06:45:12 | インポート
【宇宙戦艦ヤマト】の新作《復活編》がもうすぐ公開。
前売り券の売行きから見るに、そこそこの前評判っぽい。
やっぱり、ぃよっ!男の子!って感じがするよな【ヤマト】は!
楽しみ。


と思ってたら、実写版も作るのね。
それはどうかなぁ。。。

なんやろ?
スタートレックみたいのを想像すればいいのかな?
なら、そこそこ成立はするか。。。
でも、佐渡先生は、キャストを女性にしちゃいかんやろ!と思う。