くすり屋さんの独り言in北京

ヤクザ・イシ(石原 洋一)のブログです。環境・自然に興味あり。最近、中国の環境問題にシフトしました。

何故? 日本で活動しなくて中国を選んだのか?

2013年07月27日 13時21分12秒 | Weblog
 2000年とも4000年とも言われる文明・文化の歴史を持つ巨大な大陸:中国大陸。  

 かっての首都・西安で見つかった秦の始皇帝の墓と共に造られたとか言う兵馬俑は現在も掘り続けられているんです。 何処まで広いのか今でも誰も分からないんです。 私は今まで3回訪れているんですが行く度に大きなドームの数が増えているんです。今は3つか? 4つ?あるようなんですが。

 唐の時代と隋の時代に大和・日本(卑弥呼の時代の中国名は倭の国と言ったそうですが唐の時代は何と呼ばれていたのか私は知りません)は遣唐使とか遣隋使を送ったんですが目的を果たせた人々は何パーセント有ったんでしょうか? 多くの使者は海の藻屑と成ったんだと想います。文字の無かった日本は漢字を輸入し日本の言葉とし、漢字をくずしてかな文字ややカタカナ文字を作りました。これは日本人の優れたところと思います。
 中国の地続きのベトナムや朝鮮は漢民族の中華思想から逃れたいと漢字を捨て独自の文字を作りました。それが現在良かったのか悪かったのか?考えてしまうことがありますが。
  私はお隣同士の国は協力し合い生きていくのが理想とおもいます。EUしかりUSAしかりです。 東アジアは東南アジアと少し違いますが同じ範囲に入れば良いなあと思っています。
  前置きが長くなり過ぎましたが文化文明はヨーロッパやラテン、中東と明らかに東、西南、東南アジアの国々と違います。
 日本は周りの国と仲良しになるべきというのが私が中国に行く第一の理由です。

 第二の理由は地球環境問題です。いまや中国から来る硫酸、硝酸、硫黄などの混じる酸性雨で裏日本(正しくは日本海側の日本)の山の森林が広い範囲で枯れ初めています。 黄砂に代表される公害物質・汚染物質がますます日本に流れ着くようになるでしょう。
 気候変動(俗に温暖化という)の激しさはブレーキがかかるどころか、ますます加速されています。それと絡み合い生物多様性は撹乱され人類が本来進化し育ってきた環境が壊れています。
 日本はまだ良いほうで中国など中国独自の生物はほとんど絶滅したかしそうな現状です。しかもその現実が分かっている人は相当一部の知識人に限られ海や湖、池が余り無い中国では国内観光客のすべて(と私は思っているが)が池にカメがいると大喜びで、それがすべてミシシッピーアカミミガメなんて気が付いていません。中国の在来のカメはクサガメだそうですが、そんなことなどどうでも良いと思っているんでしょう。
 今年の北京の夏も日本と同じように異常に暑いそうです。40度をこえる日がたびたびあるとか。

 公害による環境汚染は日本の四日市喘息や水俣病、イタイイタイ病を初め発癌物質の垂れ流しによる「癌の村」と呼ばれる地域がアチコチにあります。
 公害闘争で日本に学ぶべきものは技術もそうですが一番大事なことは被害者が法律専門家の援助を受けながら組織を作り公害企業や国、自治体を相手に裁判闘争をしたことです。残念ながら現中国では団体組織はそれだけで潰されます。
 環境関係の法律は日本よりそろっているレベルですが賠償金や罰金が低すぎ例え裁判で勝っても直ぐ元に戻ってしまうと私が支援している北京の弁護士とボランティアグループが嘆いていました。

 第三は地球レベルで言うと日本より中国のほうが影響が大きすぎます。そのうえ地理的に中国の環境悪化は直接日本に降りかかってきます。
 3・11の福島原発事故後でも中国はめちゃくちゃな原発推進国でここ2、3年で50数個の原発を造るそうです。 しかし住民の反対で止まった原発が最近ニュスでありましたが一類の希望を感じます。

  以上のような理由で私は中国、当面は北京に移住します。ビザが68歳ともなると頭が痛いですが人脈を通じ何とかしようと妄想を抱いています。31日の朝9時に中部空港をたちます。
  中国でも、このブログは続けますので皆さんコメントをください。  
  

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