Garbage Script on Goo BLOG

某SIerの"元"研究者 兼 情報Security技術者"F.Koryu"の日常の雑記置き場

今更プアマンズ・ストロボかよ……>ギズモード・ジャパン

2010-04-16 14:14:34 | 写真
あなたのストロボ付きデジカメ、改造しませんか? - Gizmode Japan
まっちゃさんの処経由、って「プアマンズ・ストロボ」かよ……何周遅れてんだよ、ギズモード・ジャパンpgr……というのがカメラ好きからする正直な感想(だってカメラ好きからすると古くから知られているネタだし)。

一応解説しておくと、元々このプアマンズ・ストロボを考えた方は、作例を見れば分かりますが、昆虫や植物などの「等倍以上の接写撮影を要求される」被写体をメインターゲットとしているんですが、何分この分野用の機材が「無い」(あっても超が付く程高い)(※1)!!
特に光源(フラッシュ)はこの方の要求を満たす(※2)モノが無く、試行錯誤の上に生まれたのがプアマンズ・ストロボという訳。

なのでプアマンズ・ストロボそのものは普通の人にはなかなか使いづらいはず(そもそもニッチなターゲット向けなので)。が光源に関するツール類の自作はこの世界ではよくある話で、自分も実際フラッシュのディフューザーを2種類自作し活用しています。
要はストロボは「点光源」で光が「硬く」、そのままではいかにも「フラッシュ焚きました」な写真になってしまうのだから、それを解決するには「面光源」で光を「やわらかく」すれば良いという訳。一番簡単なのは「トレーシングペーパー」をフラッシュの前にかざすという方法(ティッシュペーパーでも良いけど)。
それだと面倒なので、少し工作できる人だと色々と……コンパクトカメラ向けだと、よくあるのが「フィルムケースを加工」する方法(※3)。最近はなかなか手に入らないけど、カメラ屋に行くと余っているモノを分けてくれるかも。
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(※1)例えばレンズだと、等倍以上で撮影できるのはCanon「MP-E 65mm F2.8 1-5× マクロフォト」位しかない。昔だとリバースコンバーターを用いた「レンズの逆付け」で対応できたが、最近はレンズの電子制御化が進んだ事もあり、単純にリバース接続しただけではレンズの機能をフルに発揮できないケースも多い(一番多いのは絞りの制御ができず、常に開放状態になってしまうケース)。
(※2)野外での撮影が多いので、当然軽い事に越した事がないのだが、既存のリングフラッシュは重いモノが多い。
(※3)「フラッシュ ディフューザー フィルムケース」辺りで検索すると、ゴロゴロ出てくるので詳細は割愛。


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