Garbage Script on Goo BLOG

某SIerの"元"研究者 兼 情報Security技術者"F.Koryu"の日常の雑記置き場

「エンドユーザ向けセキュリティ教育」は「銀の弾丸」たり得るか?(2/3)

2006-03-06 15:53:38 | セキュリティ(技術者向け)
前エントリーからの続き。

理由は簡単、「ヒューマンエラー(過失)」は「ヒヤリハット(※)」……つまり「ついうっかり」のケースも含まれるため。

例えば……

  • 睡魔に襲われた状況で、小人さんが作業しているようなケース(笑)。
  • 何か考え事をしていて、目の前の作業に集中できないケース。
  • 時間に追われていて、気持ちに焦りがあるケース。

    ……なんてのは、単に教育したから防げるかと言われれば「No」ですね。

    それこそ「QC(Quality Control)活動」じゃないけれど、例え「ヒヤリハット」なケースであっても、ヒューマンエラー(過失)を発生させる余地さえ無くせば、実際の障害・被害は発生しないですね。
    (これこそセキュリティの基本的な考えである「『脅威』『脆弱性』と『リスク』の関係」そのものですね。)

    では、実例を……は次のエントリーで。
    ---
    (※)別に英語じゃなくて「ヒヤリとする」「ハッとする」を組み合わせた造語。所謂「ついうっかり」を意味します。


  • 最新の画像もっと見る