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某SIerの"元"研究者 兼 情報Security技術者"F.Koryu"の日常の雑記置き場

Windows XP SP3がRTM

2008-04-22 15:49:17 | セキュリティ(技術者向け)
Windows XP Service Pack 3 Released to Manufacturing - Microsoft TechNet
ようやくWindowsXPのService Pack3(SP3)がRTM(量産体制に入った)との事。

配布・公開のスケジュールは以下の通りとの事です。
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4/29~ Windows Update(任意)、MS Download Centerで配布開始 互換性問題で配布延期になりました 5/6 配布再開されました
初夏 自動更新による配布開始
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理想はASAP(※)で適用なんですが、また色々とトラブル等もありそうなので、まずは自分のシステムに導入されているアプリ等がSP3に対応しているかを確認する事から……ですね。
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(※)As Soon As Possible、可及的速やかに、出来るだけ早くという意味
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(2008/4/30 16:30頃 追記)
Windows XP SP3の公開が延期、互換性問題で - Internet Watch
小売店管理システム「Microsoft Dynamics RMS(Retail Management System)」との互換性問題が発覚したため、配布は延期されるとの事です。一次ソースはココ
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(2008/5/7 15:50頃 追記)
5/6に配布再開されました。
但し互換性問題については解決中で、Microsoft Dynamics RMSがインストールされているPCがWindows Updateを実施してもSP3が表示されないようサーバ側で設定しているとの事です。

また、IE7、IE8(ベータ版)をインストールしている方は別途注意が必要との事(別記します)。
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(2008/5/19 10:45頃 追記)
XP SP3適用でエンドレス再起動の原因判明、マイクロソフトが公表 - Internet Watch
一次ソースはココ
XP SP3適用時のトラブルで「延々と再起動を繰り返してしまう」というのがありますが、その原因が判明したとの事。以下の2つの条件を満たした場合に発生するとの事です。
  • 非Intel製CPUを搭載している事(ex.AMD製CPU)
  • Intel製CPUで作成したインストールイメージを、非Intel製CPUを搭載したPCに展開している

    一度に大量のPCに対してOSのインストール作業を行う場合、「Sysprep」と呼ばれるツールを使って「配布」作業を行うのはご存知でしょうが、この際メーカーが異なるCPUを搭載したPCに対して配布を行った場合、Sysprep実施前のレジストリ情報が残っている関係で、非Intel製CPUなのにIntel製CPUが載っているとSP3インストーラが勘違いをしてしまい、Intel製CPU用のドライバが読み込まれてしまう事が、延々と再起動を繰り返してしまう事が原因との事。

    メーカー製PCでこの現象が多く発生しているのも、製造工程の段階でOSのインストールイメージの「配布」が行われているから……でしょうね。
    MS側は、今回の現象が発生してしまった方はサポートセンターに問い合わせて欲しいとの事。
    またこれからインストールしようと考えている人は、メーカーからの情報を収集した上で、今回の問題が発生しないか確認を取ってからインストールするのがベターでしょう。


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