Garbage Script on Goo BLOG

某SIerの"元"研究者 兼 情報Security技術者"F.Koryu"の日常の雑記置き場

『彼らが育つ際の、周囲を取り巻く状況』の違いなのでは?>携帯電話

2009-03-10 15:42:13 | 雑記
小学生よりも高校生の方が、チェーンメールを転送している - Nikkei BP net
まっちゃさんの処経由。

この辺の違いは『彼らが育つ際の、周囲を取り巻く状況』の違いが出ているのではないかと思うのだが……。

携帯電話の加入者数が急激に伸び始めたのは1995~97年頃、現在の高校生(16~18歳)に当てはめてみると、彼らが物心付く前(幼稚園生くらい)がその時期に該当する。
その頃の携帯電話に関するリテラシー教育はと言うと……一般成人向けでもあまり行われておらず、しかもメインは「通話」の方。
携帯電話によるネット接続は1999年から開始しているが、普及し始めたのはそれよりも後、2000年代に入ってからと考えると、彼ら高校生は「実践を通じて(身をもって)体得してきた」世代とも言えるのではないだろうか?
(もうちょっと格好良い言い方にすると「ケータイにおけるネット利用の黎明期ユーザ」とでも言うのだろうか。)
当然、身に付けているモラルも、あくまで自分が体験してきた事をベースに、周囲(特に友達)の状況を加味して構成されていると推測される。

一方小学生の方は、先人達の知恵(特にトラブルに関する情報)が充実し、「早い段階でのモラル教育って必要だよね」という事から、学校などによっては携帯電話利用に関するモラル教育も実施されている。
更に有り体に言えば「スレていない」……この時期だと、自ら欲しいと言って買ってもらうと言うより、親が与えている(例えば塾などで夜遅くまで外出させざるを得ないなどの理由で)ケースの方が多く、子供の方から積極的・能動的に使うケースは少ないのてせはないかと想定される。
だから、身に付けているモラルは、周囲(先生や親など)が教えてくれた事とそう変わらない(≒望ましい知識を身に付けている)という結果になっているのではないかと想定される。

まぁ、携帯電話が普及し始めて、あまりにも日が浅すぎる(何せ普及し始めた段階から、まだ10年程しか経過していない!!)事から、今の小学生が高校生になった頃に、同じ調査を行い、どういう結果になるのかを見てみたいと思う。


最新の画像もっと見る