馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

The Complete Handbook of Pro Basketball

2006年10月05日 | 日々是バスケ
期末期初はバタバタしますね。ご無沙汰しておりました。今日は珍しく本のご紹介。

"The Complete Handbook of Pro Basketball" by Zander Hollander & Eric Compton
高校生の時に読んだこの本が、その後の僕の人生に多大な影響を与えたと言っても過言ではない。高校のバスケ部の先輩が留学帰りの土産にくれたのがこの本。中身はなんてことないバスケの選手名鑑。しかし選手紹介には、アメリカン・ユーモアが随所にちりばめられていて、NBAを通してアメリカに憧れていた僕の心を鷲掴みにして離さなかった。毎日学校に行くカバンにもぐりこませ、時間を見つけては辞書を引き引き読み進んでいたことを思い出す。

先日アマゾンで何気なく発見。選手名鑑なので毎年更新されていたが、98年辺りから後は残念ながらもう発売を中止しているようだ。即座に2年分(95年・98年)購入し、手に取ると高校生の頃の興奮がビビッドに蘇ってきた。今でも英語の苦労は耐えないけれど、あの頃この本を辞書を引き引き読んでいなかったら、もっと苦労していたかもしれない。

今日は98年版から、勝手ながら気に入った選手紹介コメントを幾つかご紹介。

Terry Mills
"George Foreman's face and body with a small man's shooting touch"

Jimmy King("Fab Five"の一人)
"With King and Jalen Rose, Denver has now tried two of Michigan's "Fab Five." Unfortunately for Nuggets, neither one is Chris Webber or Juwan Howard."

Kevin Garnett
"At this rate, he'll be in the Hall of Fame by the time he's 25."

Shane Heal(オーストラリア出身のガード。前年の3P成功率3割に対して2P成功率が僅か19%だったことを揶揄して)
"Maybe the ball rotates differently in this hemisphere."

Tim Duncan(この年がルーキーシーズン。ポジションがかぶっているロビンソンとプレイすることについて)
"First question: Who's the forward, David Robinson or Duncan? Second question: Will it matter?"

Steve Nash(フェニックスで2年目を迎えるにあたって)
"The only person in town who didn't celebrate Jason Kidd's arrival or Kevin Johnson's decision to return this season."

確かに、Nashは2年目にプレイングタイムを得る事が今まで最も大変だったと、何かのインタビューで語っていた。


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