馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

雑記(NBA 2009-2010)

2009年11月23日 | 日々是バスケ
あさって25日発売のHoop12月号で、「深遠なるスタッツの世界(第11回)」を書かせてもらってます。ぜひご覧下さい。

Brandon Jenningsがルーキーながら55得点して話題になっている。スタッツの中でまず目立つのは、Usage(40分当たりの攻撃回数)が29.0回でリーグ7位。それだけ攻撃機会をクリエイトできる、ということ。やはりPGとしては攻撃型のようで、アシスト率(攻撃回数に占めるアシストの割合)は18.8%でリーグ88位。比較対象として、Steve Nashのアシスト率は41.0%(同4位)。

San Antonioの不調の原因はディフェンスにあるようだ。毎年ディフェンスのよさで知られ、昨年のDefensive Efficiency(守備機会100回当たりの失点)は102.0点でリーグ6位だったが、今年はここまで104.2点でリーグ18位。

対照的に、Portlandのディフェンスが大幅に改善。Defensive Efficiencyが昨年の104.5点(リーグ10位)から、今年は96.0点(同2位)まで減少。主因はGred Odenの成長にあるのだろう。Odenの40分当たりのブロック数(ペース調整後)は、昨年の2.2本(リーグ25位)から4.0本(同3位)までほぼ倍増。

まだ勝ち星のないNJは、攻撃力のなさが致命的。Offensive Efficiency(攻撃機会100回当たりの得点)は89.8点でダントツのリーグ最下位。Defensive Efficiencyは101.8点(リーグ13位)で平均を上回るレベル。


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