馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

雑記(Clippersからのメール)

2006年12月05日 | 日々是バスケ
アメリカのあちこちで試合を見たお陰で、贔屓にしていたペイサーズを始め、いろいろなチームから今でも宣伝のメールが届く。その中でClippersから来たメールが面白かったのでご紹介。

Dear XXXX,

How would you like to GUARANTEE NOW that if the Clippers qualify for the 2007 NBA Playoffs, YOU can be THERE to see them play – AND, that you'll receive your playoff tickets at face-value?

The Clippers have teamed up again with TicketRESERVE to provide a clear path for Clippers fans to reserve face-value seats to ALL FOUR ROUNDS of the 2007 NBA Playoffs.

TicketRESERVE's 2007 NBA market is NOW OPEN, and Los Angeles is among the first teams to be offered!

内容は、今からクリッパーズのプレイオフのチケット(しかもファイナルまで)を予約できる、というもの。前のクリッパーズなら信じられない話だが、ちょっとばかり強くなったもんだからここぞとばかりにこういう制度を導入してしまおうという商魂の逞しさ。忘れてはならないのは、去年クリッパーズはプレイオフでいいところまで行ったといっても、そもそも47勝でかろうじて滑り込んだ、ということ。取らぬ狸の皮算用にならなければいいが。

自分のチームが忙しくてあまりNBAを見る暇がなかったが、Jazz絶好調。ざっとスタッツを分析(18試合終了時点)してみると、去年と大きく変わったのは、得点効率(100Possession当たりの得点)が103.35点→109.04点に、更にテンポ(48分当たりのPossession)が88.46回→93.79回に、それぞれ大幅にアップしている(リバウンド率等、その他の点については著変無し)。試合を見ていないので詳しくは判らないが、あんたかさんの記事にある通り、これまでのコントロールされたオフェンスから、アップテンポなバスケットで少し選手の裁量を増やしたと考えられる。チームFG%が4%もアップしたのは、速攻でイージーバスケットが増えたこと、インサイドの核となるBoozerが戻って来た事などが理由と推測される(フリースローを貰う頻度はやや落ちていた)。

ハイライトでよくジャズがブザービーターやゲーム終盤のブロック等で接戦をものにしているのを見ると、今のところ実力よりもよい成績が出ている可能性が高い。今後このまま好調を維持してプレイオフに深く入り込んでいく鍵は、ターンオーバーを減らすことであろう。ここまでのターンオーバー率(Possessionのうちターンオーバーが占める割合。つまりどれぐらいの確率で攻撃がターンオーバーで終わるか)16.9%は去年とあまり変わりなし。ちなみに去年12月下旬時点でのユタのターンオーバー率は17.9%と、リーグワースト2位の高さだった。

何よりDeron Williamsの活躍が嬉しい。生で見たことがあるだけに妙に贔屓してしまう。スピードがないので生き残れるか心配していたが、オフにはストックトンの元でトレーニングに励んでいたという。凋落が叫ばれて久しい我らがBigTenの希望の星として、ぜひ頑張ってほしい。


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