馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

映画 "Through the Fire"

2006年12月12日 | 日々是バスケ
Sebastian Telfairの高校時代を追った映画。今でこそセルティックスでPierceの影に隠れてあまり目立たないが、高校時代は久しぶりにNYから名選手が生まれたと随分騒がれていた。ルイビルがプロかで迷った末にプロへ。彼の住むConey Islandの辺りはあまり治安が良いわけではなく、住んでいたアパートでも銃撃事件で死傷者が出ていた。プレイヤーとしてはカレッジに行った方がもっと成長できたのかもしれないが、彼としてはそんなことよりも、Coney Islandから出ることが最優先だったのかもしれない。

ESPNクラシックでよく放送されるのでこれまで何度か観た事はあった。今日も何気なくTVをつけていると、映画にどこかで見た奴が出ているのに気が付く。Wondersのロシア人選手、Yuriy Matsakov(6'5" Kingsborough Community College)だった。彼はLincoln High SchoolでTelfairのチームメイトだったってことになる。TelfairはBrooklynの南、Coney Islandの出身で、そういえば近くにはロシアン・コミュニティがあったっけ。Brighton Beachの辺りを歩くとすれ違う人達の会話からロシア語が聞こえてくることも多い。しかしYuriy、最近試合に来てないけど、チームを離れてしまったのか。。。

ちょっと気になったので、Lincoln High Schoolの卒業生にどんな人がいるのが調べてみた。バスケ関係では、まずTelfairのいとこ、Stephon Marbury。"Yes!!!"でお馴染みのアナウンサー、Marv Albert。他にも、ミュージカル"The Producers"の監督/脚本で知られるMel Brooks等。多くの有名人を輩出しているようで。

日本の都市部にも沢山プレイグラウンドを作ったら、NYのようにMarburyやTelfairのような逸材をどんどん生み出すことができるのだろうか?あまりボール持ちたがりの選手ばかり生まれてきても、それはそれで困るか。。。


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2 コメント

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Unknown ()
2006-12-13 23:02:28
久しぶりです。

コニーアイランドというと、スターブリーの出身地ですよね? それとホットドッグの大食いコンテストの会場とか。

スターブリーはセバスチャンの叔父さんに当たるわけですね、不勉強でした。

この映画は一般的な映画館で上映しているものですか?
色々と受賞しているようですが、映画として人気はあるんですかね。

ところで題名の Through The Fireとはどんな意味なのでしょうか?
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Re (t123da)
2006-12-18 05:28:29
ご無沙汰してます。レス遅くなりました。

コニーアイランドはご認識の通り、ホットドック大食いコンテストの会場となるところです。この映画については僕もESPNで繰り返し見ているくらいで、詳しいことは判りません。Yaoの映画を映画館でやっているのは見かけましたが。

Through the Fireには深い意味は無いと思います。あれだけ騒がれて入ってなかなか目が出ないところを見ると、Telfairはむしろプロに入ってからがThrough the Fireかな、って気がします。それでは。
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