期間限定の独り言

復興の道のりはつづく。

仕事始め

2011-01-04 21:39:27 | 日記
 いかにも工夫のない表題だと思うけれども、そういう日だから仕方がない。とは言っても世の中まだ本当には始まっていないのではないかと思う。今朝はふだんの出勤よりは少しだけ遅いバスで出かけたが、おどろくほど空いていた。街に近づいても乗客が数人ほどで、あまりにも早く走るから、途中で渡れる信号をわざと止まるほどであった。道路も混んでいない所から見て、まだ休みという人も少なくないのではないかと推測する。
 私もまだ仕事は始まらないので、気分はのんびりしている。午前中はまずミスドに入って原稿を書いた。院試の願書につける、修論の要旨書きである。去年のうちにいちど二千字のを書いたが、院試の方は四千字という注文なので、水増し作業をしなくてはいけない。
 めんどくさいなと思っていたが、取り掛かってみると案外順調にすすんだ。なんと言っても自分で一度書いた話なので、袋から物を取り出すようなもの、とまではいかないが、さほど苦労しなくてもそれなりに書くことはあると見える。
 だいぶ増えたなと思ったが、うちに帰って入力してみたら、千字ほどしか増えていなかった。この作業をもう一度くらいやれば、四千字になる計算である。
 昼は大学まで、途中、古本屋を縦覧しながら歩いて移動して、学食で食べた。今日と明日は教養部の一食だけが開いている――と思っていたが、今調べてみたら文食もちゃんと開いていた。普通に行けばよかった。確かに閑散としてはいたが、学生も少しは居た。
 研究室に行って見るとこちらはまさに追い込みといった状況で、それは明後日が卒論の〆切だからである。加えて明日が近代演習の発表だというお嬢さんまでいた。明日からいきなり授業が始まるとは思わなかった。私も出ようと思えば出られるので、かなり本気になってテキストをコピーして読んだが、冷静になって考えてみるとやはりそんな暇はないのではないかと思う。進学したいからといって、仕事があったからとはいえ今まで全く出席しなかった演習に、今になって顔を出すというのはあまりにも現金ではないかという気もする。

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