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LOGGYと竹坊の物見遊山

秋の三大学祭巡り -その2-

2012-11-19 | 建築散歩
■ICU(国際基督教大学)
学祭めぐり3校目は、ICU。

この大学は、中島飛行機三鷹研究所の跡地に
1953年(昭和28年)に開学した。
東京ドーム13個分という広大なキャンパスは、
まるで自然公園のようで、家族連れの来訪者が目立って多かった。

入口近くには猫達が思い切りダレた姿勢でお出迎え。
猫達にとっても居心地が良いキャンパスなのだろう。

さて、建築めぐりだがこの大学の校舎には
レーモンドやヴォーリズ設計のものが多く、
さらに泰山荘という実業家山田敬亮の元別荘も
学祭時のみ特別公開されるという。
期待に胸を躍らせて、キャンパスマップを片手に見学開始。

・本部棟

1978年(昭和53年)、レーモンド設計事務所の設計で建てられた。
大学の行政・事務部門のオフィス棟。

・図書館

1960年(昭和35年)にレーモンド設計により建てられた。
建物側面にレーモンドの特徴的デザインが施されている。

・本館

こちらは中島飛行機の本館を戦後に改装して1952年(昭和27年)、校舎にしたという。
改装にはヴォーリズも関ったらしいのだが、素人目には「らしさ」を発見する事はできなかった。

・シーベリー記念礼拝堂



1959年(昭和34年)にヴォーリズの設計で建てられた。

残念ながら中には入れず、建物の先端部分の裏側のみ撮影。

・ディッフェンドルファー記念館東棟

1958年(昭和33年)、ヴォーリズの設計で建てられた。
創立に貢献のあったディッフェンドルファー博士の名を冠した建物で、
学生及び教員の交流の場として使われたそうだ。

こちらは開放感ある空間設計で暖炉や石庭もあり、
ヴォーリズらしい居心地の良さが窺われるのだが、
学生クラブ活動室などに使われているせいか傷みが激しく、
一部改装作業に入る途中の様な状態だった。

(続く)

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