6/11 ファイターズvsベイスターズ@札幌ドーム

私は今、北の大地にあるホテルの一室でコレを書いている。
そう札幌ドーム遠征だ。
タブレットでの入力だから今日は短めにしたい。遠征の詳細はまた日を改めて書くことにしよう。


昼の便で羽田から新千歳へ飛んだ。
昼の便とはいえ早朝に起きて支度をしたのだから眠いし疲れている。
札幌まで電車で移動し先にホテルにチェックインすることにした。
チェックイン時間の15時をすぎていたから部屋に入れた。
荷物を下ろすと部屋でそのまま寝てしまいたい誘惑に駆られたが何の為に札幌まで来たのか分からなくなってしまう。
札幌ドームまでは地下鉄で福住駅まで行く。地下鉄の中にはちらほらと両チームのファンがいた。
ベイスターズファンは少なかろうと思ったが豈図らんや青のユニファームやグッズも目立つ。
ちらりちらりと視線を向けられるのは同志への親愛の発露であろうか。
ユニファームはカバンの中であったがビジユニ柄のマスクカバーをしていたから私の素性は明らかであったと思う。

そしてドームでの観戦を終えて今ホテルにいる。
すこぶる気分が良い。
まず勝ち試合であった事が大きい。さらに濵口投手の完封である。
このところの試合はたとえ勝っても相当失点していたから久しぶりの０封は爽快だった。
調べてみたらベイスターズが継投込みでも0封をしたのは5/5以来なのだ。一月以上失点をし続けていたことになる。
しかも大量失点も多く防御率は目を覆いたくなるレベルになっていた。
前にも述べたように先発陣が短いイニングで降板してしまうからブルペンは火の車。
もう踏ん張る力も残っていない。
そんな中での完封勝利である。
濵口投手を讃えたい。開幕投手の意地を見た感じだ。中5日で130球越え。
9回の裏は満塁のピンチを背負い気合いだけで投げ切った。
ベンチも声をかけはしたが彼に全てを託した。そしてその信頼に濵口投手は応えたのである。
素晴らしい。
私は濵口投手の2019年の完封試合も現地で見た。神宮球場の試合で、あの時も9回裏にピンチを背負った。
最後の打球はレフトに強く飛び万事休すかと悲鳴をあげそうになったのを覚えている。その時は乙坂選手が飛び込みファインプレーでゲームセット。濵口投手は喜びよりも疲労がまさった顔をしていた。今日はその時よりもゲームセット後に余裕を感じさせた。この２年で更に成長しているのだなぁと感慨深い。

今日のゲームのヒーローは勿論濵口投手である。
野手であればオースティン選手を挙げたい。一回の表の痛烈なホームランで相手の出鼻を挫いた。
札幌ドームは広い上に壁も高い。そこへ弾道の低い打球を突き刺した。
ライト側から見ていたのだがファールになるかなと見ていたらそのままスタンドインして理解が追いつかなかった。
別格すぎてベイスターズの選手である事が信じられない。

もう一人野手をあげたい。楠本選手だ。
スタメンのチャンスにマルチ安打で応えた。
勿論引き続き打たないといけないけれど控え野手の控えめな打席に頭を抱えていたから少し光明が見えた気分である。
これを続けて欲しい。

他にもみんな良く打った。一つ苦言を呈するとすれば盗塁、走塁がおしなべて酷かったこと。
これはチームとして反省してほしい。

それでも札幌の一夜目は非常に気分の良いものであった。

頑張れベイスターズ！今日も明日も明後日もこれからもずっと応援している！
[平良拳太郎投手復帰の道：５日目]