Dream Gate ( 中野 浚次のブログ )   

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【東京・2009夏】八重子のあとに八重子なし-初代水谷八重子写真展ー

2009-08-30 | 演劇




                水中花水谷八重子という女優

                寒牡丹八重子のあとに八重子なし   嵐楓子

       
         水谷八重子の舞台には常に気品がただよっていた。
         八重子が舞台にあらわれると、一瞬、客席にざわめきのさざ波が立つ。
         舞台用語では「ジワ」がくるという。
         彼女は亡くなるまで「ジワがくる」女優であり続けた。

         このたび没後30年を追悼して、「初代水谷八重子写真展」が銀座の資生堂で開催され、
         見てきました。
         展示された写真から往年の輝かしい舞台が偲ばれて、素敵な時間をすごしました。


                            
                                 写真展が開かれた資生堂ビル

         わたしは、水谷八重子さんとは二度お会いしてます。
         1度目は京都・南座のロビーでお目にかかりました。
         2度目は銀座で、3丁目の和装小物の「くのや」さんでした。

         彼女のいちばん好きな花は「冬バラ」だそうです。
         「弱そうで強いから」と何かの本で読んだことがあります。
         
         わたしの長いおしゃべりは無粋というもの。
         水谷八重子の舞台写真をアップしましたので、ごゆっくりとご覧になってください。

         これらの写真には、透きとおるようなさわやかさの中に、どこか芯の強さが伺えます。
         
         水谷八重子は「冬バラ」のような人でした。  
     

                                       



                          ↑『鹿鳴館』 影山朝子

                     新橋演舞場、名古屋の中日劇場と観ております。

 
  ↑『金色夜叉』 宮 (貫一)中村吉右衛門     ↑『明治一代女』<新富座茶屋の二階> 叶家お梅




                 

                   ↑『十三夜』 せき  (父親)大矢市次郎



                          ↑『大つごもり』 みね



                            ↑『蛍』  とき



 
↑『鶴八鶴次郎』 鶴八 (鶴次郎)中村勘三郎        ↑『寺田屋お登世』 登世





                       ↑『智惠子抄』  智惠子

            感動して、お芝居が終わってから、しばらくは席を立てませんでした。



                        ↑『婦系図』<めの惣>   お蔦





                  ↑素顔の水谷八重子   出雲大社にて


                        お疲れさまです


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