goo blog サービス終了のお知らせ 

哲学者か道化師 -A philosopher / A clown-

映画、小説、芸術、その他いろいろ

今週の『School Days』

2007-08-01 | アニメ
『School Days(スクールデイズ)』第5話「波紋」
 というか今週の言葉様。あるいは澤永。
 萌えアニメ恒例の水着回。まあ、この辺は、原作でも重要なイベントになっているのだが。しかし、アングルとアップがすごいな。『もえたん』といい、「ゼロ距離撮影(!)」としか言いようのないアップで、局部を映すのは、美少女ゲーム(年齢制限)がアニメに与えた、表現上の刷新なのかもしれない。そんな良いものではないだろうが。しかし、あそこまで露骨だと、一種のフェティッシュを感じざるを得ない。
 まあ、そんな益体のない話はどうでもいいのだが、遂に『School Days』の本性が現れだした。一応、外聞的には誠は言葉と付き合っていると認知されたのに、その後すぐに世界と…。言葉様、人が代わったみたいに(というか、前回までの花も恥らう姿どころか、見せ付けている)両の武器を使って、アタックし続けたのに、空回り。なのに、世界にはときめいている…。まあ、原作の好感度システムを台無しにした、伊藤マインドだからなあ。でも、ここまで描いてくれるなら、学園祭イベントも修羅場が期待できそう。

 ところで、OPの露出が微妙に弱くなった気がするのだけど、気のせいかな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の『コードギアス 反逆のルルーシュ』

2007-07-31 | アニメ
 ネタバレ注意
『コードギアス 反逆のルルーシュ』Stage24&25「崩落のステージ」「ゼロ」
 長らく待たされた、『コードギアス』第一期の完結編。今回は、黒の騎士団がトウキョウ租界に攻め込むところからはじまるのだが、ゼロが事前にギアスで仕込みを入れていたこともあり、電撃的な侵攻がはじまる。一時は黒の騎士団の圧倒的な有利かと見えたが、修羅と化したスザクの猛攻、ヴィレッタの記憶の回復、オレンジこと改造ジェレミア卿の襲撃、そしてナナリーをV.V.に連れ去られたルルーシュ=ゼロの戦線離脱などで次第に劣勢に立たされていく。一方で、ルルーシュはコーネリアに母の死の真相を尋ねることができたが、結局母を殺した犯人を知ることはできなかった。そして、ナナリーの連れ去られた神根島についたルルーシュは、追いついたスザクとカレンにルルーシュ=ゼロであることを知られてしまい、ルルーシュとゼロが撃ち合うところで終わる。

 まあ、ゼロの非道さが際立つわけだが、一方でこれまでの主要人物の多分全員が様々な状況で戦うのを1時間に押し込めてテンションを維持した脚本がすごい。テンションの高いまま情報が圧縮されていて、ほどんど富野節のような響きだった。ジェレミア卿の言っていることは半分近く分からなかったが。

 今回謎なのは、おそらくはブリタニアと黒の騎士団の政治的な闘争とは別の理由で、V.V.がナナリーを拉致したことだが、ひょっとして、ナナリーは眼が見えず眼を閉じているため明らかになっていなかったが、ルルーシュと同じ、眼を使うギアス・ユーザーではないかと思いついた。マンガ版ではナナリーがギアス・ユーザーの話もあるようだし、ありうる線かもしれない。それと、C.C.はやはり不老不死の存在で、過去には魔女として扱われ、自身も自分が何ものなのか把握しているわけではない。今後話がどう転ぶにせよ、ブリタニアとゼロがC.C.の一族の残した能力の獲得競争に乗り出すことは確かそうだ。あと、話的にはギルフォードとかリヴァルとかロイドさんとか脇役なのにかっこいい人たちがいた。一番微妙なのは、今後のシャーリーの役割だろうか。一番、メインヒロインぽいイメージなのに、ルルーシュはC.C.とフラグが立ちまくり。あとは、ニーナが完成させた、核関係の技術は誰のものになり、どんな使われ方をするのか。

 今のところ、続編は媒体も時期も発表されていないが、1月から2クール・テレビシリーズで、というのがもっともありそうか。もし劇場版なら、最近流行の(笑)、2部や3部構成とか。OVAだとちょっと中途半端かなあ。
 一応、続編の始まりを予想すると、タイトルは『コードギアス 逆襲のスザク』(笑)。Stage25の終わりから数ヵ月後。ゼロ=ルルーシュとスザクは行方不明となり、黒の騎士団は玉城が仕切り、ブリタニア軍と小競り合いを続けている。そこに、C.C.が黒の騎士団に帰還し、玉城の独裁を退け、黒の騎士団をルルーシュを探すために使う。一方ロイドたちは、スザクを発見し、ブリタニア本国に帰還したスザクは高位の騎士として遇される。カレンさんは、えーと、ブリタニアの捕虜に。そしてスザクに諭され、いやいやながらもスザクの下で働くことに。そして、V.V.にギアスの力をもらう。一方のルルーシュは思考エレベーターに接触し、C.C.やV.V.の一族やその古代遺産のことを、そして世界の姿を知る。とか、こんな感じで。

 ところで、サンライズ的には『コードギアス』はポスト・ガンダムの企画の一つらしいが、そのポイントは明瞭。『ガンダムW』や『ガンダムSEED』シリーズで成功した、男の子にはメカ(と女の子)を、女の子には美少年キャラを配置し(だから、『コードギアス』はキャラクター原案が少女マンガ家のCLAMP。そして『ガンダム00』も同じ感じ)、職人芸的に『DEATH NOTE』(とおそらく『舞-HiME』)のエッセンスをふりかけ、谷口悟朗的娯楽エッセンスでしめる、と。まさに全方位に訴えかける無敵の布陣。ひょっとしたら『コードギアス』は、エヴァ以後のアニメの総決算になるかもしれない。だとしたらこのアニメの後には、アニメが作りにくくなるかもなあ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の『さよなら絶望先生』と『アイドルマスターXenoglossia』と『ひぐらしのなく頃に解』

2007-07-29 | アニメ
『さよなら絶望先生』第4話
 OPから女の子の縛り…。なんか全編から下世話な雰囲気を感じる。どうも、同じスタッフの『ぱにぽにだっしゅ!』と比べると、重い印象があるんだよなあ。「絶望先生」なんだから当たり前か。案外突っ込みづらし。

『アイドルマスターXenoglossia』第17話「迷子の兎」
 やっぱり、というか今さらというか、雪歩は千早に心酔してるよう。雪歩はそろそろトゥリアビータに帰って千早に会えるということで喜んでいるのだが、一方で春香との友情を裏切りがたいものを感じる。けれど結局トゥリアビータに帰ることにし、モンデンキンドジャパンにはトラップの置き土産。やっぱ雪歩は黒い。この先、雪歩が量産型エピメテウスに乗って春香と戦う場面とかはありそうだ。
 それと、トゥリアビータはなんらかの計画のために、モンデンキンドジャパンを交渉の場に引きずりだそうとちょっかいを出していたらしいが、少なくともカラスはモンデンキンドを力で押さえつけることで、何かを得ようとしているらしい。「おかあさま」というトゥリアビータの創始者にして指導者のことも語られていたが、すでに死んでいるのではないか。しかも、その計画は人々を平等に救うというものらしいから、逆に言えばモンデンキンドは一部の選ばれた人々だけを救う計画を行っているのだろう。iDOLのコアでも使って地球脱出用の宇宙船でも作ろうというのかな。あるいは、現在はiDOL関係の力かなんかで支えられているオービタルリングが壊れて、地球に隕石が降り注ぐXデーが予言されているという話かもしれない。そろそろ佳境かなあ。

『ひぐらしのなく頃に解』第3話「厄醒まし編其の弐 無力」
 とりあえず「対象a」なんていうラカン派のニッチな専門用語をEDのタイトルにするセンスが素敵。
 羽入と話す梨花ちゃん(CV田村ゆかり)の厭世ボイスがすごい。これは田村ゆかり史上(どんなだ)に残る名演ではないか。そして、甲子園投手の弱みをつく圭一の話術。投手のあのフェチは嫌だなあ。
 実は原作ゲーム『ひぐらしのなく頃に』は最初の部分をちょっとやっただけなので、あまり語れない。そのうちPS2版の「祭」でやりたいとは思うのだが、長そうだなあ。アニメ版でエッセンスだけでも楽しめればよいのだが。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の『魔法少女リリカル☆なのはStrikerS』

2007-07-28 | アニメ
『魔法少女リリカル☆なのはStrikerS』第17話「その日、機動六課(後編)」

 とりあえず、もうちょっとマシなサブタイトルをつけられなかったのか、と突っ込みたいのだが、話としては色々と動いた回だった。結局、スカルエッティ一味の目的としては、なんとかという会議ではなくて、六課とヴィヴィオとギンガ・ナカジマだったよう。というわけで、ヴィヴィオとギンガが連れ去られ、六課の基地は全壊し、敗北者とけが人多数と。さらに、スバルとギンガがナンバーズのような(?)サイボーグであることが判明。スバルはSEEDよろしく、スーパーモードになると。終盤に向けての布石としてはありがちだけど、良いエピソードだったとは思う。まあ、敵方も殺せる状況で殺さなかったので、止めをさせない状況というのをフォローに作っておいたほうが良かったと思うが。

 しかし、設定が多すぎて、第一期、第二期を見ていない僕には分かりづらい。Wikipediaとか専用Wikiサイトとかで設定をちょっと勉強して、ようやくわかる程度。これだけ壮大な設定を作っているのだから、ギャルゲー的雰囲気(変身シーンなど)や頻繁にかもし出されるセンチメンタリズムやホイップクリームのような甘さがなければ(あと作画の向上)、魔砲大戦モノとして僕はかなり評価したかもしれない。でも、それがなければ「魔法少女」とは言わないか。

 ところで明日は参院選。正直、民主党が、しかも参議院で勝っても日本の政治がそう変わるとは思わないが、赤城農水大臣のような国賊(宮台的表現)が出なくなる程度には、政治に緊張感を持ち込めるかもしれない。投票に行かれたし(無論、投票相手は任意でであるが)。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の『School Days』

2007-07-25 | アニメ
第4話「無垢」
 というか今週の世界様。
 サブタイトルが無垢…。これは、誰の何のことを言っているのだろうか。世界様じゃないとしたら、男性恐怖症気味の言葉様か。今時白馬の王子様がぱっかぱっかやってくるという想像力も大したものだ。無垢とは、ちょっとニュアンスが違う気もするが。
 さて、いよいよ伊藤誠が本性を表し始めたわけだが、それにのっかってしまう世界様もどうかと。もともと好きだった男の子の恋愛の手伝いをするものの、恋愛の特訓と称して恋人ごっこをするものの、そのまま流されていく安さというのは…。まあ、来週あたり二股化しそうなので、それからの修羅場っぷりがこの話の本領か。

 …どうも最近突っ込みにキレがないな。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の『瀬戸の花嫁』と『もえたん』と『らき☆すた』

2007-07-24 | アニメ
『瀬戸の花嫁』第16話「マイノリティ・レポート」
 久々の新キャラ登場。剣士タイプですか。悪くない感じではあるけれど、出番は少ないながらルナや廻の方がよい味を出していた。特にルナの罵詈雑言は。明らかに『らき☆すた』の小神あきらとキャラがかぶっているわけだが、口の悪さであきらがルナに勝つことはないだろう。まあ、いつもどおりテンションが高くおもしろかったという他に特に書くことがあるでもなく。

『もえたん』第4話「恐怖大作戦」
 このアニメでは変身シーン以外は魔法少女が機能してないわけだが。あと、当たり前のことではあるが、英語の勉強にはならん。そもそもちょっと訳の怪しい文とかあるし…。しかし、高校生たちの中でヒロインたちだけが、小学生並みの背格好なのがちょっとシュール。パロディ多めのばかアニメということでいいのだろう。

『らき☆すた』第16話「リング」
 どの辺が「リング」だったのだろうか?
 まあ、それはいいとして、上の二つや『さよなら絶望先生』を含め、世は空前のパロディ・ギャグアニメブーム。これは、いいのだろうか? こういうメタ的なネタは、普通小ネタとして軽く散らばしたり、奥の手として取っておかれる(今や陳腐になってしまったが夢オチは典型)ものだが、あまりやりすぎるとネタの陳腐さを笑うパロディ・ネタ自体が陳腐になってしまう。ひょっとしたら、パロディ・ネタを続けることで、ギャグアニメ自体のリソースが枯渇してしまうのではないかと思うのだが、それでもやはり空前のパロディ・ギャグアニメブームなのである。どうしたものか。
 で、『らき☆すた』自体は僕は、たとえば『瀬戸の花嫁』ほど面白くはないと思うのだが、大学院の友達とかにどう思うか聞いてみると、結構好評なのである。パロディ小ネタの散らばし方とか、あまり洗練されてないと思うのだがなあ。それでも、オタク・カルチャーでの(宮台真司の言葉で言えば)それって「あるある」的な小話を振っている(今回の話で言えば、作品の通称しかしらないために、マンガが見つからなかったという話)あたりに、まだ掬いようがあるのかもしれない。
 ところで、前回、次回の「らっきーちゃんねる」は小神あきらのライブだと予告していたので、あきらと白石稔の歌うラジオ版「らっきーちゃんねる」のテーマソングが流れるのかと期待していたが、カラオケで演歌かYO! EDで着物を着た今野宏美が再び「三十路岬」を歌っていたが(明らかに口パクだが)、確かにうまいしこぶしも利き、売れない演歌歌手みたいな格好が似合っている…。つーか、畑亜紀は演歌も作詞できるのか…。期待は外されたが、声優やスタッフの芸達者なところが見られたのは、おもしろかった。才能の無駄遣いでなければよいのだが。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の『アイドルマスターXenoglossia』

2007-07-22 | アニメ
『アイドルマスターXenoglossia』第16話「アイドルとアイドル」
 OPが変わりましたな。うーん、いや『微熱S.O.S!!』の方が好きだった。どうやら終盤に向けてiDOLたちは武装が追加され、エピメテウス・シリーズは量産され、インベルはサンライズアニメらしく(まあ二号ロボではないが)パワーアップする模様。

 前回は春香がインベルの元カレを見つけてショックを受ける話だったけど、今回は春香が真アイドル・デビューして、インベルに構ってあげる時間が取れなくなり、インベルの側から疎外感を感じるという話だった。まあ、終盤まで春香とインベルの奇妙な関係のすったもんだが繰り返されるのだろう。しかし、今さらアイドル・デビューしなくたって「アイドルマスター」なんだから、『サクラ大戦』みたいに最初からアイドルとアイドルマスターを兼ねる設定でいけばよかったのではないかとも思う。話が複雑になるのと、後半に春香とインベルの距離が遠ざかる状況を描くためにとって置いたのか。あるいは、春香はアイドルとして売れず、すぐに引退してしまうというだけの話か。

 ところで、今回地球をめぐる三本のオービタルリング(多分、月の欠片がリング状にまとまったもの)を支えているのがiDOLらしいという話があったが、惑星規模の天体現象を数メートルほどのコアが支えているというのは。現在四体のiDOLがモンデンキンドジャパンかトゥリアビータで使用されているから、行方不明のテンペスターズが関わっているか、ありえないはずの6体目のiDOLがいるとかいう話になるのだろうか。

 あと地味に、真のトゥリアビータ定着と雪歩の黒化が確定。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『宇宙のステルヴィア』

2007-07-21 | アニメ
宇宙のステルヴィア DVD-BOX MISSION 1

キング

このアイテムの詳細を見る


 『宇宙のステルヴィア』全26話を観た。『機動戦艦ナデシコ』なんかの佐藤竜雄監督のアニメだが、なかなか面白かった。

 話は、23世紀、人類が一度こうむった災害から立ち直った頃のこと。人類を襲う二度の銀河規模の厄災から地球を守るミッションと、学生同士の友情と恋愛が物語の二つの軸になる。その厄災からして、前半が「セカンドウェーブ編」、後半が「コズミックフラクチャー編」とでも名づけられそうなものである。一応ロボットも出てくるが、別に戦争を行うというわけではなく、所謂「ロボットもの」とは言えない。

 このアニメを語るにあたってはずせないのは、野中藍が演じる片瀬志麻ことしーぽんだが、最初はところどころ光る部分はありながらかなりの劣等生。その彼女が次第に才能に目覚め、人類を守るミッションの最前線に立つようになるという話。そして、ある意味しーぽんを上回る天才の持ち主で、中盤からしーぽんの彼氏になる音山光太がいる。この二人をもって「天才もの」とでも呼んでみたいアニメだ。ある意味『トップをねらえ!』に近い部分もあるが、あそこまでテンションは高くない。

 前半の「グレートウォール編」はちょっとたるい感じもするが、「コズミックフラクチャー編」の16話あたりからグッと緊張感が増し面白くなってくる。また、中盤の恋愛の展開には、かなりこそばゆいところもあり。あとは、くさいシーンもちらほらあるが、それでも盛り上がるところは結構盛り上がる。

 一通り観終わって思うのは、「天才」ゆえに、まだ予科生の学生が人類を守るプロジェクトの中核を担ってしまうことの、アニメ的な都合の良さ(悪さ?)だろうか。人類の救済と恋愛の行方が交わってしまうところなどは、典型的なアニメ的想像力だろう。それ以外でも、非常にアニメらしいアニメと呼ぶべき本作である。確かに面白い。それは間違いないのだが、何か首肯しきれないことがあるのも確かなのだ。『ステルヴィア』第二期が『ナデシコ』とクロスオーバーするかたちで企画されたこともあったらしいのだが、是非観てみたかったなあと思う。

 最後に、晶かわいいよ晶。あと町田先輩(立ち直り後)も。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『苺ましまろ オリジナルビデオアニメーション』

2007-07-19 | アニメ
苺ましまろ オリジナルビデオアニメーション 1〈初回限定版〉

ジェネオン エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


 『苺ましまろ オリジナルビデオアニメーション』全三巻を見た。うーん、ましまろ。雰囲気はテレビ版のまんまだが、眼の描きこみが細かくなったり、全体的にクオリティアップが見て取れる。あらすじというほどの話があるわけでもないし、見る人はどうせ見るだろうから、取り立てて紹介とかはしないが、好きな人の期待を裏切らない出来だ。特に2巻は良かった。

 ところで最近よくあるOVAのおまけとしてオーディオコメンタリーが、このOVAでも例外なく添えられている。1巻は折笠富美子と千葉紗子、2巻は川澄綾子と能登麻美子、3巻は生天目仁美と千葉紗子。1巻は、会話が続いてない…。どうした「ましまろ会」。たしかに折笠さんのトークというのははじめて聞いたが。川澄&能登ペアはさすがというか息が合い、生天目&千葉ペアも悪くない感じ。折笠&千葉ペア…。まあ、この中では折笠さんが一番好きなのだが。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『AIR』『AIR IN SUMMER』

2007-07-18 | アニメ
AIR IN SUMMER(初回限定版)

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る


 京都アニメアニメーション版の『AIR』とその外伝的作品『AIR IN SUMMER』を見た。…やばいね。『らき☆すた』とか言っている場合ではない。

 実は『AIR』を僕はクリアしていない。というのは、もっていたのが、初回限定版で、途中OSを『XP』に乗り換えたこともあり、毎度毎度プレイする度にソフトが強制終了してしまい、最後まで続けることができなかったからだ。それに、「Air」編の途中まではプレイし、その後出崎統の劇場版を見たりしてあらすじは知ってしまったので、それほど希求のものとして『Air』をプレイしていなかったのである。

 で京アニ版の『Air』なのだが、うんざりするほどクオリティが高い。出崎統の劇場版のクオリティを明らかに上回っているのではないか。それに、部屋を斜め上から撮ったりという映画的なカット、陽炎や光線などの効果などなど、賞賛よりも「どんだけだ!」というツッコミがまず入ってしまう。ゲームの雰囲気の再現度も高く、シナリオもうまく整理されており、「すげーなー」という一言だ。これはアニメ好きなら見なきゃだめだろう、という至極の一品である。まあ、一つだけ苦言をいえば、OPの「鳥の詩」が尺に合うようところどころカットされていて、歌詞の意味が通じていないということろだろうが、これはTVアニメとしては仕方ない。ほんと、京アニはエライ!

 あと『AIR IN SUMMER』は『AIR』の「SUMMER」編をTVアニメ二話分の尺で切り取ったもので、神奈たちの旅の途中までのエピソードが収められている。『AIR』を見るなら、こちらも抑えておいたほうがいい。ほんと、アニメ界の至宝である。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の『School Days』

2007-07-18 | アニメ
 というか今週の言葉様。
 先週に引き続き、下郎こと伊藤誠が突っ走りすぎ、言葉様が引いているという状況。そして、言葉様の最大限の譲歩にも「言葉と付き合うのって疲れる」という、何をか言わんや(多分用法間違っている)の一言。この辺りで、付き合いやすい世界様に乗り換えるわけですな。
 一方で、今回は心や刹那など、主人公やメインヒロインと比べて常軌を逸したりしないサブヒロインがちょっと活躍。人気キャラの刹那は今後どう引き立てられるのだろうか。そして、いじめっ子全開の乙女とその仲間たち。
 前回ほど端正ではないものの、今回も比較的よく出来たエピソード。考えてみれば、数多くの美少女ゲームでも、ありそうでなかったシチュエーションといえなくもない。学部の心理学科の先生が恋人同士で分かれる原因のもっとも多いものが「重くなったから」だと言っていたが、美少女ゲームはその性質からして、恋愛のうまくいかなさみたいなものを、真剣に描いていなかったような気もする。とはいえ、『School Days』はこれから三回転半中空ひねりみたいな、あさっての方向に飛んで行くのだろうが。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の『アイドルマスターXenoglossia』と『もえたん』と『らき☆すた』

2007-07-17 | アニメ
『アイドルマスターXenoglossia』第15話「格納庫天国」
 今回は、課長が倒れ、その間にトゥリアビータの工作によってインベルが暴走し、みんなでインベルを止めようとするがうまくいかず、朔響がインベルを自爆させようとしたところ、課長が着、課長の発案の作戦でインベルを止めることができたという話。一応、陰謀も見え隠れもしつつ、キャラたちのコスプレを見ることができ、若手の有望新人声優の多い整備員ズに活躍の場を与えるという、クールダウンのエピソードらしい。
 インベルを止めるための作戦として、コスプレして注意をひきつける、というものが考案されるのだが、…インベルってみんなからそんな眼で見られていたのか…。それに、春香が「Favorite File」というインベルのフォルダの中に自分の写真を見つけて喜ぶというのは、どうなのだろう? ほとんどホラーだ。そのあと、千早の写真を見つけて怒るというオチ付き。
 来週は、雪歩のスパイがバレて、春香が(真)アイドル・デビューか。そろそろ、後半に向けての展開の予感。

『もえたん』第2話「ライバルなんていらない」
 第2話で、ライバルというか悪友の話。気がつけばパロディばかり。パステルいんくの元ネタは『なのは』『CCさくら』『ジブリール』『555』あたりがすぐに思いつくし(思いつくオレがまずいわけだが)。『ぱにぽにだっしゅ!』の黒板ネタとか今回出たネコみたいのはドラえもん。作画は良好だし、声優も豪華なので、『らき☆すた』のちょっとした対抗馬になる、かもしれない、ひょっとしたら。ところで、立木文彦の声で"You will see the time's tear."とか言われたら、元祖英単語帳『もえたん』を欲しくなってしまった。夏季休暇中に英語力を落とさない方法としては悪くないかなあ。

『らき☆すた』第15話「いきなりは変われない」
 最初の、こなたがかがみの友情に感動するエピソードがちょっと良かった。そのおかげで、その後のいつもの感じのエピソードの印象が変わったようでもある。後輩ズも含めて友情度アップ。
 今回は…『D.C.』のアニメ版から「サクラサクミラコイユメ」が流れ、美少女ゲームのOPのパロディネタ(ヒロインはみんなこなた)が肝か。流れ出したときは、普通に「なんだ?」と思った。毎回デカく一ネタは詰め込む努力は凄いな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の『スカイガールズ』

2007-07-13 | アニメ
 前回が旅立ちの回としたら、今回は出会いの回。とんでもないデザインのパイロットスーツ以外は、わりと普通に話が進んでいく。なんとなく雰囲気が良いという以外は特にコメント書くこともないなあ。あ、二番目の頭の良い子(名前覚えず)が眼鏡をかけていないのは、個人的には正解かも。ほぼ生身で超音速を突破するのに、眼鏡とか無理だし。まあそのときだけ、水中眼鏡型のをつけるという手もあるか…。

 ただ一点、『もえたん』といい『ウミショー』といいそして『スカイガールズ』といい、夏クールせいか、女の子が水着や水着的な格好をするアニメが多いなあ。健全なお色気、というのかしらんが、まあ各自それぞれのやり方で狙っている。『スカイガールズ』のヒロインたちのキャラクターデザインは良い感じだが、あの猫娘的なデザインの水着型パイロットスーツはどう評価していいのやら。というか、あれだけ人を選んでしまう兵器って失格だろう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の『School Days』というか今週の言葉様

2007-07-11 | アニメ
『School Days』第2話「ふたりの距離」

 付き合い始めた誠と言葉だが、先を急ぎすぎる誠と、男性恐怖症の気のある言葉様は歩調が合わない。そこで、世界が手を貸しうまくいきはじめる…みたいな話。誠は早くも馬脚を表し始めているが、後半でもちなおし、まあまあ納得できる範囲だった。何の範囲だ。対し、なんとももどかしい感じのする言葉様である。そして、いじめっ娘、加藤乙女も顔を出す。そういう意味では今回もっぱら株を上げたのは世界さまだが、ある意味世界さまがあとあと反動にかられなければ、あんな話にはならなかったかもしれない話である、『School Days』は。まあ、加藤たちのいじめとかいろいろと他にも理由はあるのだけど。それでも、今回に限れば、絶妙にうまい、青春のイタセツナイ、エピソードだったと思う。

 ところで、今回の脚本妙にうまいと思ったら、日暮茶坊…。テレビアニメの脚本もやるのか。古参シナリオライターの意地を見せた。それに、BGMを大久保薫が初担当していると、微妙にスタッフが豪華だ。作画のクオリティも高いしひょっとしたら化けるかなあ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の新アニメその4『もえたん』

2007-07-10 | アニメ
 かつて発売された「萌える英単語帳」こと『もえたん』のアニメ化。いや、単語帳を「萌える」ものとして売るのもアレだが、それそさらにアニメ化するというのはさらにアレである。どれだ。

 というわけで、萌えギャグアニメの極北と言えるこのアニメだが、原作を踏襲して魔法少女ものである。そういえば最近魔法少女ものて下火になってきた感じだが、あのスク水チックな魔法少女の衣装はどっかで似たようなものを見たことがある…。でまあ、普通の魔法少女ものと比べた特徴は、この前始まった『School Days』よりもエロいことも確かだが、原作を反映してか、ヒロインの虹原いんく(パステルいんく)が英語を読み上げて教えてくれたり、ED後のおまけに英語教室(黒板ネタあり)が開かれたりすることか。いんくを演じているのは田村ゆかりだが、まあ及第点程度の発音はしているのではないかと思う。あまりうま過ぎる人を使ったって、往々にして逆についていけなくなったりするからだ。それに、原作のリスニングCDも田村ゆかりが担当しているらしいが、普通のリスニングCDよりは聴く気になりそうなもんである。それで勉強になるかは知らんが。

 というわけで『もえたん』は魔法少女ものを(ヘンな意味で)美少女ゲーム方向にシフトさせて、英語をネタにした、今クールアニメの想像の裏斜め上をゆく変化球的アニメである。作画は良好だし、声優は微妙に豪華だし、一定の視聴者は憑く(?)だろう。しかし極北だけあって、私的にはちょっと寒いかな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする