哲学者か道化師 -A philosopher / A clown-

映画、小説、芸術、その他いろいろ

『AIR』『AIR IN SUMMER』

2007-07-18 | アニメ
AIR IN SUMMER(初回限定版)

ポニーキャニオン

このアイテムの詳細を見る


 京都アニメアニメーション版の『AIR』とその外伝的作品『AIR IN SUMMER』を見た。…やばいね。『らき☆すた』とか言っている場合ではない。

 実は『AIR』を僕はクリアしていない。というのは、もっていたのが、初回限定版で、途中OSを『XP』に乗り換えたこともあり、毎度毎度プレイする度にソフトが強制終了してしまい、最後まで続けることができなかったからだ。それに、「Air」編の途中まではプレイし、その後出崎統の劇場版を見たりしてあらすじは知ってしまったので、それほど希求のものとして『Air』をプレイしていなかったのである。

 で京アニ版の『Air』なのだが、うんざりするほどクオリティが高い。出崎統の劇場版のクオリティを明らかに上回っているのではないか。それに、部屋を斜め上から撮ったりという映画的なカット、陽炎や光線などの効果などなど、賞賛よりも「どんだけだ!」というツッコミがまず入ってしまう。ゲームの雰囲気の再現度も高く、シナリオもうまく整理されており、「すげーなー」という一言だ。これはアニメ好きなら見なきゃだめだろう、という至極の一品である。まあ、一つだけ苦言をいえば、OPの「鳥の詩」が尺に合うようところどころカットされていて、歌詞の意味が通じていないということろだろうが、これはTVアニメとしては仕方ない。ほんと、京アニはエライ!

 あと『AIR IN SUMMER』は『AIR』の「SUMMER」編をTVアニメ二話分の尺で切り取ったもので、神奈たちの旅の途中までのエピソードが収められている。『AIR』を見るなら、こちらも抑えておいたほうがいい。ほんと、アニメ界の至宝である。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今週の『School Days』 | トップ | 佐藤俊樹『不平等社会日本―さ... »
最新の画像もっと見る

アニメ」カテゴリの最新記事