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哲学者か道化師 -A philosopher / A clown-

映画、小説、芸術、その他いろいろ

今週の『機動戦士ガンダム00』

2007-11-24 | アニメ
『機動戦士ガンダム00』第8話「無差別報復」
 テロ云々というよりも、刹那ととマリナの出会いがメインのエピソードでしたな。どうもこの二人の主張の対比は『SEED』でキラが「思いだけでも力だけでも」といっていたのと重なる。思うに、この先ソレスタルビーイングはマリナの側についた刹那たちとティエリアの側に分裂するんではないかと。まあ、ソレスタルビーイングにはただモグラ叩き式に紛争に介入するのではなく、明確な計画があるみたいだからそれが明らかにならないとなんともいえないけれど。まさかこの計画、すべての軌道エレベーターををソレスタルビーイングが占領して(まさに天上人)、エネルギーを握ったソレスタルビーイングが世界を支配する平和、とかではないよな。ディータ(?)とかいう、実行部隊の背後にソレスタルビーイングの意思決定機関か人物もほのめかされているし、今のところどこに向かっているのか見当もつかない。
 それにしても、女性漫画家がキャラデザしている割には、服装の趣味とか悪いな…。

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今週の『CLANNAD』

2007-11-23 | アニメ
『CLANNAD(クラナド)』第8話「黄昏に消える風」
 まだ風子シナリオ…。いくらなんでも引っ張り過ぎだろうと思うのだが、この分だと、あとはほとんど渚シナリオとアフターストーリーしか入らない気がするのだが、どうするのだろう。まさか、第1期でアフター以前のシナリオをやって、第2期でアフターストーリーとか、ないよなあ。確かに、最後には渚にもってこなくてはならないので、恋愛がらみがないと描けない杏シナリオとか智代シナリオとかは描きにくいのは分かるけれど、評価の高いことみシナリオははずせないハズ。芽衣とかまだ出てきてないキャラもいるし(春原シナリオになるのか)、地味に野球シナリオとかもやってほしい。風子シナリオも実にkeyらしい話で好きは好きだけれど、さすがにここまで引っ張る話でもないとは思う。まあ、京アニ版の『Air』も、どうするのかと思えば、力業で13話にまとめたし、どうにかなる、んだと思う。シリーズ構成・脚本の手腕に期待。
 ところで、この『CLANNAD』のDVDって、『らき☆すた』よりも売れるのだろうか。さすがに『らき☆すた』よりは売れて欲しいと思うのだけど。

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今週の『ef a fairy tale of two』

2007-11-20 | アニメ
『ef』第7話「I…」
 演出ばかり凝っていて、話は割と凡庸な三角関係もの…かとも思っていたが、実はかなりえぐかった。というか、ヒロイン全員ヤンデレ(ヤンデレの範囲の設定が難しいが、まあ愛情と精神的な病が重なっている状態くらいの定義だろうか)?
 後半まるまるみやこが留守電をかけ続けるのは、空鍋、空電話に続く、空留守電という新たなるヤンデレ伝説の創成か。あのセリフを書ききった脚本家様は素晴らしいと思う。ものすごい鬱になったかもしれないが。それにあの演出も。そして、千尋役のやなせなつみさんの、声のかわいさは異常。松来未佑嬢を上回ってるかもしれない。
 『ef』…久しぶりにDVDを買いたいアニメ(と言ってもアニメのDVDを買ったのは『lain』の一回こっきりなのだが)である。原作ゲームもやりたいけど、後編が出てからまとめてにしたいなあ。それ以前に、修論書いたりやらないといけないことは多いのだが。

 ところで『Myself; Yourself』も、ヒロインにそこまで言わせていいのか(!)というセリフを言わせているけど、看板の雰囲気に偽りありな萌えアニメが流行っているのか?

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今週の『バンブーブレード』

2007-11-13 | アニメ
『バンブーブレード』第8話「寿司とメンチカツ」
 超低予算アニメとして有名なのに、今期のアニメの中ではトップクラスにおもしろい。
 今回も珠ちゃん最強。石橋先生の本気モードとは闘わなかったものの、今のところ向かうところ敵なしである。……このアニメなりマンガなりって、週刊少年漫画的に、どんどん強い敵が現れて(強さのインフレ)それをさらに強くなる主人公が打ち倒していくという構成ではなく、つまり剣道の強さではなく、楽しさにスポットを当てて見せていくのだろうか。まあ、確かに女子高生にガチンコバトルばかりやられても、それはそれで大変だとは思う。でも、珠ちゃんと石橋先生の試合を見てみたら、現実の剣道の頂点を決める試合とか見てみたいなあと思った。今回の気迫もすごかったけど、やっぱりあんなものなのだろうか。剣道は…テレビじゃやってないよなあ。

 そういや、先生は二人ともインチキ者だった点について。
 腹黒キャラが悪者として描かれているわけではない点について。
 わりとまったりな点について。

 剣道というニッチな競技を描いているだけあって、細かいところの見せ方がうまいなあと感心してしまう次第である。スタッフのみなさま、ありがとうございます。

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アニメ版『最終試験くじら』

2007-11-11 | アニメ
最終試験くじら DVD 上巻

キングレコード

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 アニメロでやっていた『最終試験くじら』が最終回を迎えたわけだが、これを上下巻のDVDとして売り出すらしい。1話約5分、一巻につき6話収録、約30分の内容を6300円……。僕は、『最終試験くじら』の原作ゲームは好きだが(特に春香シナリオ)、これを曲芸商法と言われれば否定はできないな。ひとつひとつのエピソードも、ゲームの中の重要なシーンをアニメに再現し直しただけで、ストーリー性もへったくれもない。ゲームは「不条理ADV」というジャンル言及だったけど、不条理なストーリーを不条理なアニメ化で不条理なDVDとして売り出したというか…。突っ込みどころが多くて、突っ込むのもはばかれるくらいである。恐るべしサーカス…。

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今週の『バンブーブレード』と『CLANNAD』

2007-11-09 | アニメ
『バンブーブレード』第6話「川添珠姫と遅刻の武礼葉」
 みやみやのブラックモードって、段くんがいると発揮できないんだ、という話。当の段くんもブラックモードのことは知っているようだけど。初試合という燃えそうなエピソードだったけど、むしろ笑えた。試合も結構まったりと描かれているので、安心して見られる。
 あと、やっぱり珠ちゃんは強すぎじゃないかと。明らかにバランスブレイカーでは。戦闘力が今のところ見えていないし。むしろ、みなみやとかが、今後いかに強くなっていくかが気になる。

『CLANNAD』第6話「姉と妹の創立者祭」
 確か、原作では渚が演劇をするのは創立者祭じゃなかったかと思うけど、学園祭に設定が変わったのかな。
 key作品の女の子は可愛いんだけど、みんな例外なく「アホ」な子なんだよなあ。それを、別の意味でボケてる主人公がいじると。この設定は鉄壁のもので、この辺りにkeyの限界があるような気もするけど、まあ美少女分野って多かれ少なかれそんなものか。可愛いんだけどなあ。オタクとスイーツ(笑)の欲望はどこまでもすれ違う。『CLANNAD』のアフターシナリオにしたって、オタクは感動するだろうが、スイーツな人びとは何あれ、という感じだろうし。オタクの見る妄想もスイーツの見る妄想も、どちらも妄想には違いないのだから、誰か妄想の最小公倍数や最小公約数を見せる人が現れてもいいような気もするけど。…ショタか?
 まあ、『CLANNAD』がいい作品だと思うだけに、その作品の残念な部分にも目を向けてしまう今日この頃です。なにげに、『CLANNAD』のマイベストキャラは風子かもしれないと、今回見ていて思った。まあ、そんな益体もない話。

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今週の『機動戦士ガンダム00』と『キミキス』と『バンブーブレード』

2007-10-30 | アニメ
『機動戦士ガンダム00』第4話「対外交渉」
 なんか、変な格好だけどヒロインぽい人がもう一人出てきた。滅亡に瀕する国家の女王ということで、リリーナ様? 正直妙な人が出てきたなと思った。しかも、国民は難局を乗り越えるために民主主義を捨てて王政に戻したっていうし、どうなんだろう?
 しかし、ソレスタル・ビーイングのガンダムがどんなに力を持っていたって、普通に考えたら大国にいいように踊らされるだけで、割に合わないと思うのだが。それに、超国家的な体制と戦うとなると、あの少数では罠を張られてたこ殴りとか、核兵器でどかんとかでやられてしまうと思うのだが。この辺は設定の穴なのかなあ。

『キミキス』第4話「step in」
 今回は相原くんが主人公だが、彼もうろたえすぎだろうw。ある意味、犬に噛まれたようなものじゃないか。一方で甲斐くんもオラにゃん振りを見せ始めているし。突っ込む以前に脱力してしまうんだが。
 ところで、今回サッカー少女の咲野さんがサッカーボールにキスしていたし、やっぱりこのアニメ、毎回何かしらのキスシーンがある模様。さっきまでやろうどもが土の上でけっ飛ばしてたボールにキスするかなあ。
 とりあえず、能登まみまみの出番を増やして欲しい。今期は能登まみまみに代わり、広橋涼嬢大躍進の予感。

『バンブーブレード』第5話「室江高と町戸高」
 とにかく、広橋涼嬢が一番広橋涼嬢らしいアニメである。まあ、ダウナー系不思議ちゃんなわけだが。
 みやみやのキャラも、大した突っ込みもないまま定着し、5人目がそろわないのに、早くも町戸高との試合。相手もなかなかくせ者ぞろいのようで。
 ところで、このアニメの中で珠姫のレベルが今のところいきなりマックスで、パワーバランスが取れるんかいなと怪しいんだけど。いきなり超高校生級ではないか。対戦相手については、珠姫と同じくらい強い相手をもってくればいいけど、室江高の他のメンバーとの実力の違いは、なかなかうめられないだろう。あるいは、剣道初心者のみやみやとかは珠姫の指導で超レベルアップとかするのだろうか? 普通こういう部活話は主人公が強くなっていくのが面白いと思うんだけど、その役割はみやみやに来るのかなあ。珠姫はあくまで最強で。
 ところで、CMのおまけアニメみたいのが面白い。『死亡遊戯』をパクッた『Kill Bill vol.1』をさらにパクっているではないか。

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今週の『CLANNAD』と『ef』

2007-10-28 | アニメ
ef - a tale of memories. OPENING THEME euphoric field feat.ELISA
天門,ELISA,酒井伸和,西田恵美
GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(M)

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『ef-a tale of memories』第4話「honesty」
 OPテーマの『euphoric field』がさっき届き、今聞いているところ。CMで女の子が走っている映像を流しているけど、確かに駆け抜けるような印象の曲だ。必ずしも網羅しているわけではないけど、10月から始まったアニメのテーマの中では(『CLANNAD』の『メグメル』はとりあえずおいておくと)一番良い感じだと思う。強いて言うなら『sola』のOPの『colorless wind』に似ているけれど、『euphoric』の方がロックっぽくて、良くも悪くも音が乱暴な印象。私的には『colorless』の大久保薫氏の編曲にやや軍配をあげるかな。『euphoric』も良い曲には違いないのだけど。日本語バージョンと、英語バージョンと、英語ショートバージョンとイントゥルメンタル・バージョンまで入っているのが心にくい。ついでに言うと、英語まで歌える新人を用意したのはエライ。
 本編は、意外に進みが早い感じで、どちらの話にもちょっと転機が。まあ、それはとりあえずいいんだけど、アニメの背景の空とかの描写がどこかで見た感じだなと思っていたら、そういえば『ef』の原作のminoriといえば、新海誠のムービーで有名なところで、新海流の景色描写なのだと思った。どうりで自然が登場人物たちの心情描写を描きまくってくれる。これはこれでセカイ系か。

『CLANNAD』第4話「仲間をさがそう」
 『クラナド』といえば、やたらとエピソードやルートの多い作品でもあったけど、アニメはどれくらいそれらを消化できるのかなあと思った。本番は明らかにアフター・エピソードだから、そちらにも尺を十分に回さないといけないし。椋と柊くんのエピソードとか有紀寧のエピソードとか先生とのエピソードとか、野球するエピソードとか、そういうところまで描いていたらきりがないと思うのだが。それに、もろ恋愛がらみのエピソードの杏とか、描きにくいだろうなあ。適当なところで切って、あくまで渚がメインともっていくのだろうか。

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『BALDR FORCE EXE RESOLUTION』

2007-10-24 | アニメ
BALDR FORCE EXE RESOLUTION 04

トライネットエンタテインメント

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 『BALDR FORCE EXE』のOVA版『BALDR FORCE EXE RESOLUTION(バルドフォースエグゼ レゾリューション』を観た。公式ホームページのキャラクターデザインを見たときから、恐々とはしていたんだけど、まあ及第点かなあ。あまり作画には期待できない。良かったのはCGでモデリングされたと思わしき、シュミクラム同士の戦闘がなかなか迫力があったこと。
 脚本は大作美少女アドベンチャー+アクションゲームをがんばってまとめたなあという印象。ただし、親友の形見のネックレスの設定が一貫しなかったり、原作ゲームの設定を再現し切れていなかったり、妙にグロかったり(憐ちゃん怖い…)と粗は目立ち、こちらもぎりぎり及第点か。
 ただ、『バルドフォース』の世界観の一番良かった部分(サイバーパンクぽくて、ぎりぎりサンバーパンクではない)が再現されていなかったり、透や憐の設定の一番良い部分が再現されていなかったり、原作のストーリーのファンには辛いところか。透の最強の理由たる「自由な狼の魂」や、憐の存在の可能性とか、確かにわかりにくくはあるけど、あっさり省かれてしまったのはほんとうに残念だと思う。まあ尺が短いしね。
 あと、声優は、超豪華。メインキャラについては、主人公、メインヒロイン・クラスの声優さんしかいない。特に生天目仁美さんほんとうにご苦労様です。あのシーンがなかったら、ゲンハの存在感はかなり弱くなっていたのではないかと思います。
 特典映像と音声として、本編を見ながら声優さんがトークするのと、ラジオドラマ風のものが収録されている。ラジオドラマはそこそこなのだけど、なんと言ったって、2巻で生天目さんと中原麻衣さんのトークが面白い。作品を壊してしまうほどのぶっちゃけトークで、聞いているこっちが不安になりつつも爆笑するトークですごかった。出番こそそれほど多くは無かったけれど、本作のMVPは間違いなく生天目さん。
 というわけで、ところどころ「おっ」と思わせる良いところもあるけれど、あまり原作ファンにはお勧めできない。しかし、生天目ファンと中原ファンの方なら、2巻のオーディオ・コメンタリーだけは聞いておくと良いかと。この人たち、大物過ぎ。

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今週の『プリズム・アーク』と『みなみけ』と『バンブーブレード』

2007-10-23 | アニメ
 結局アニメのレビューを毎日ペースに戻してしまった……うーむ、まあインターネットラジオとか聞きながら書いているのでそれほど手間でもないのだけどね。さすがに、書くことが無く更新が滞って見る間に閲覧数が1/3~1/4に減っていくのは寂しいものがあるし。

『プリズム・アーク』第3話「騎士たちの目標」
 単なる美少女ゲームのアニメ化で見るからにあまりお金がかかっていないようなアニメだけど、実は監督が大ベテランの(まあロボットアニメ関係だが)大張正巳氏で、古き良き(というか僕が最近良かったなあと思い出している)90年代中盤くらいの美少女アクションアニメの雰囲気を蘇らせている。『エヴァ』とか『ナデシコ』とかの影に隠れ、アニメのデジタル化やDVD化の波に乗り遅れた不遇のアニメ世代だけど、今思い出してみると(たとえばYoutubeとかでその頃のアニメのOPやEDを見ていると)これがおもしろいんだよね! 庵野秀明的に言えば、アニメがジャンルとして閉塞した時期になるのだろうけど(今もそうらしいが)、煮詰まったなりの良さがあったと思う。というわけで、『プリズム・アーク』もお約束だらけのチープなアニメなのだけど、案外良い。

『みなみけ』第3話「玉蹴り番長再び」
 世間的にもやっぱり『苺ましまろ』に似ていると言われているらしい本作だけど、演出がちょっと違うのと、どうやらラブコメ要素があるところは、違うみたいだ。『苺ましまろ』はそもそもおじいさん以外男がいなかったしね。だけどやっぱり、『苺ましまろ』と比較してしまって、ギャグのシュールさが足りないなあと思われてしまうのは、不遇なところだろうか。

『キミキス』第3話「book mark」
 まあ、初々しい男の子と女の子の話。腹がむずがゆくて、画面が正視できない(笑)。いや、最近色ものばかりになってしまった恋愛アニメの王道を越えた超王道として大成しそうな気もしなくはない。
 ところで、考え直してみると、一話の濃厚な(?)キスシーンの印象が強くて気づかなかったが、2話以降も回想やぬいぐるみ同士のキスで、ちゃんと毎回キスシーンがあるのかもしれない。まあ、いろいろと生暖かく見守りたいアニメではある。

『バンブーブレード』第4話「ピンクとブルー」
 この前調子に乗ってみやみやは腹黒!と書いたけれど、実は腹黒でも性悪でもなくて、ツンデレの一変種ではないかと、今回見ていて思った。というのは、腹黒というのは概して何かしらの人に言えない目的があって、そのために男とか友だちを手段に使うみたいな感じだけど、みやみやは段くんを本気で愛しているみたいだし、まあちょっと性格がすさんでいるという程度のものではないかと。今回もあっさり鞘子と仲直りしたし、実はヤンキ的性格というのが先生なんかにあっさりバレてるし。
 図解っぽくすれば、ツンデレが「ツン/デレ」の二層構造なのだけど、みやみやは「猫かぶり/ヤンキー/デレ」の三層構造なのだ(ルーマンをかじっている人なら見たことのあるような記述だけど、あれとはちょっと違う)。猫かぶりの項をひとまず除いて、「ヤンキー/デレ」のところに注目すれば、結局「ツン/デレ」と同じ、一見性格が悪いけれど、実はいい人というだけの話なのである。というわけで、「猫かぶり」のせいでちょっと複雑に見えるし、ツンのところがヤンキーだけれど、結局のところ、(黒)みやみやのエッセンスは「ツンデレ」とそう変わらないんじゃないかと思う。というわけで、一変種。性悪翠星石がツンデレ代表の一人とされているのと全く一緒。
 ただ、みやみやの魅力はやっぱり「黒」にあるわけで、「ツンデレ」の一変種と言いきってしまうと、ちょっと弱い気もなきにしもあらず。みやみやの属性の後続となるキャラがぞろぞろと出てくれば、そのうちジャンル化し、誰か気の利いた名前をつけてくれるとは思うんだけど。となると、やっぱり簡略化と短絡化を被って「腹黒」あたりで落ち着いてしまうんだろうかなあ。うーむ。あ、でも腹黒喫茶ってちょっと楽しそうだな。メイド喫茶もツンデレ喫茶も行ったことないけど。
 ところでEDの『STAR RISE』のサビの「アイコールユー(なんちゃら)スターライズ♪」が「あんこ入りパスタライス♪」と聞こえるとかで評判だけど、言われてみるとそうしか聞こえないな(笑)。そもそも(なんちゃら)のところが何か分からないと意味の取りようもない。OPはともかくちょっと気に入った感じだし、CDを買っちゃおうか。マンガも絵が良いみたいだし、アニメシリーズが終わったら、まとめて買おうかなあ。……月末のクレジットの請求書のアマゾンの項が大変なことになりそ。

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今週のアニメ

2007-10-21 | アニメ
『機動戦士ガンダム00』
 どうやら、ガンダムは卓越した技術で作られていながらも、基本的にはただの高性能機体で、核心はほとんどオーパーツ扱いの太陽炉「GNドライブ」みたいです。ブラックボックスらしくてソレスタルビーイングでも複製は不可能のよう。思うに、200年くらい前に生きていた人らしい、ソレスタルビーイングの架空の代表の科学者が「GNドライブ」を開発し、それを使って今のソレスタルビーイングと同じことを考えたが、その危険性に気づいた近くの人が、科学者を暗殺。「GNドライブ」自体も封印したけれど、科学者の子孫が「GNドライブ」の完成品を見つけてしまって、かつてご先祖様が計画したことを現代で行おうと考えた、というところじゃないかなと思う。まあ、今出ている情報だけで推測するのも無理があるけど。
 ところで、今まではなんで出ているのかよくわからなかった沙慈くんだけど、刹那の隣人となり、視聴者の立場に近い第二の主人公というポジションなのかな。やがて刹那がガンダムマイスターだと言うことに気づき、彼に感化される(とかいうと、なんかやおいっぽいのが思い浮かんでしまうが…)ことによって、第五のガンダムマイスターになるといったところかな。ガンダム四機というのも収まりが悪いし、黒いガンダムとかで参戦。あるいは、刹那が子供の頃に出会ったガンダムか。
 あとは、ガンダムマイスター4人もそれぞれに迂闊、というか若いところがあるみたいで、それはソレスタルビーイング自体の性質になるのではないか。最初の内は介入もうまくいき揚々としているのだけど、いづれ限界ないし弊害が露呈し、挫折を覚えながら、それでもアイロニカルに平和を目指していくとか。ちょっとSEEDっぽいかなあ。

『ef(エフ)』
 OPの『euphoric field』が気に入ってしまったので(ちょっと音が乱雑な気もするが)予約してしまいましたよ。ひさしぶりにヘビーローテーション曲獲得の予感。
 みやこと景の方のエピソードはイマイチまだ見えてこないけれど、千尋のエピソードはなかなか良い感じ。前向性健忘症かあ。恋愛物語のモチーフにするには、思い切った設定だなあと。明らかに挑戦なのだが。前向性健忘症と言えば、前にこのブログでも紹介した『メメント』があるけど、『ef』も『メメント』ほど奇抜な構成にはしていないものの、『メメント』を踏まえ、参考にしている模様。果たして蓮治と千尋の恋はどこへ行くのか。というか、普通蓮治の立場なら、重すぎて逃げてしまいそうなものだけれど、ボンクラだからか。
 あと、制作会社がシャフトで、新房昭之氏が監修を務めているけれど、これまでギャグにばかり使われていた新房流の演出(OPで女の子のシルエットで遊んだり)が、意外に『ef』の切なさや空虚さの演出に多大な効果を及ぼしている。アニメはセルの枚数じゃないよ。これは……新しいものが生まれそうな予感!

『D.C.Ⅱ(ダカーポツー)』
 今回の脚本担当は、今で言う萌えアニメがそう呼ばれなかった頃からの大ベテランのあみやまさはる氏。『愛蘭島』のときはいまいちだったけれど、今回のエピドードは恋愛のつきあい始めのういういしさとすれ違いと気遣いみたいのが交錯して、ベタベタでくどいセリフがありながらも良いエピソードだった。まさに職人芸。思えば、初めてファンになった脚本家ってあみやまさはる氏なんだよなあ。面目躍如。

『みなみけ』
 ネタ自体は、恐ろしく対したことなかったが(オチが弱い!)キャラの顔をアップにして、さらにリアルに描き込むという演出は功を奏していたと思う。

『バンブーブレード』
 みやみやって黒かったんだ……。ショック? そんなことなくて、むしろ僕は腹黒が好きなので、千尋と並んで今期もっとも印象に残るキャラクターになりそうかも。ただ、残念なのは栄花くんのことはほんとうに好きらしいので。超絶美人なあまり、あまりにも人に言い寄られるので、毒にも薬にもならない栄花くんをとりあえずの彼氏に立て防波堤(ひどいな)、という設定の方が個人的にはうれしかったのだけれど、まあ仕方ない。(今のところ、最高の腹黒は『シンフォニック・レイン』のファル様ことファルシータ・フォーセット嬢)
 ところで、みやみやがヤンデレではないかという意見があるらしいけれど、これは受け入れがたいな。ツンデレはあっさり消費されてしまったけど、ヤンデレというのは未だにジャンル化しきれない過剰さというかラディカルさがあって、そこが良いのに。破綻した人格をそれでもなお愛すというか。
 あと念押しに書いておけば、腹黒とヤンデレは違います。

『キミキス』
 ひょっとして、毎回キスシーンがあるという濃厚なアニメを恐れつつ期待していたのだが、残念ながらそういうわけではないみたい。けれどちょっとおいしいのは、今まで取り上げられなかった男性版ツンデレことオラにゃんな男の子が出てくるところ。まあうれしいわけでもない。
 しかし、このアニメで一番謎なのがIQ190という今まで聞いたこともない化け物みたいな女の子が、キスの実験とかいうIQ90以下くらいのアホなことをやっていること。確かに、僕みたいな凡人にはわかりません。ごめんなさい……。

『スカイガールズ』
 相変わらず、恐ろしくフツーなエピソード。昔の一話完結のロボットアニメみたい(まあ実質ロボットアニメなのだが)。ただ、意外にもエリーゼの存在が番組のテコ入れになっているのが美味しい。

 こんなところかな。毎日連続アニメのレビューをするのをやめて、1週間まるまるをやることにしたけれど、これはこれでちょっと大変。日頃書くこともなくなってしまうし、元に戻すかなあ、時間食うけど。あと今週残念だったのが、WOWOWで始まった『神魂狩』を見損ねてしまったこと。中村隆太郎監督と脚本家小中千昭でオカルトっぽいアニメという、『lain』をこそ神アニメとあがめる僕にとっては夢のようなアニメだが……見逃してしまった。2話以降を見て良かったら、DVD買うかなあ。

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先週のアニメ

2007-10-14 | アニメ
『機動戦士ガンダム00』
 前回、『00』の設定って、『フルメタルパニック!』に似ているなと書いたけれど、今回は『DEATH NOTE』に似ているかなと思った。いや、声優がじゃなくて。
 というのは主人公(たち)が圧倒的な力を振るう「必要悪」のような存在になって、世界に恐怖を撒きちらすことで、結果的に「正義」を実現しようとすることが。それでも今回特に興味深かったのが、主人公たちソレイタルビーイングが、世界中からの憎悪を一手に引き受けることで、三大勢力などなどの衝突を無くそうとしていること。ソレイタルビーイングのガンダムマイスターがもし捕まったりしたら、すごい目に遭いそうだなあ。ぶるぶる。
 ところで本作のモビルスーツ戦は今のところ『ガンダムW』の序盤のパワーバランスに似ているけど、ほとんどタクティカルアーマーVSフリーダムガンダムみたいな感じで、ものすごい性能差。4機のガンダムは、作戦も連携もないのに、相手にならないし。あのガンダムの正体とか、200年前の人だとかいうソレイタルビーイングの代表者の存在とか、関わってくるんだろうなあと。

『キミキス』
 萌えアニメにありがちな、ハーレム設定を回避するために、どうやらほぼヒロインの数だけ男もいる模様。というかそれ以上に、『キミキス』だけあって、このアニメひょっとして毎回キスシーンがあるのか!?(初回のキスシーンはわけわからんかったが)濃厚。

『D.C.Ⅱ ダ・カーポ 2』
 『ダ・カーポ』と言えば、たぶんこの最初のアニメで萌えアニメが広がったんじゃないかという、萌えアニメのパイオニアだが、その続編だけあって、なかなか良い感じの萌えアニメになっている。ただ、1話で主人公のカップルが出来上がったのに、以後でヒロインをどんどん出してハーレム化していく設定はツラくないかなとは思う。

『ef a tale of memories』
 原作は未見(というか、最近美少女ゲームをやる暇がないし、やりたいとも思わなくなってきたかも。まあ『リトルバスターズ』は気になるが)。
 どうも、前半と後半では登場人物が違う別々の物語をやっていくようで。話は後半の方が設定が立っていて良い感じだが、全体的に斬新で観念的な演出がなされていて、ただの萌えアニメ以上のものを期待できそう。そのうち話が合流するんだろうが、どんな風になるかな。それにEDは今期のアニメのテーマの中で一番気になっているかな、演出も含めて。

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10月の新アニメ

2007-10-11 | アニメ
 10月から始まったアニメが出そろったところで、良いと思ったものを紹介でも。まあ、他に書くことがないわけなのだが。

『CLANNAD(クラナド)』
 まあ、今期のアニメではこれがベストだろうな。京アニ版の『Air』よりも叙情的で、笑えて、演出もすごいことになっている。出崎映画版『CLANNAD』も良かったが、あらゆる意味で原作に忠実でかつ、今のオタクに訴えかけるのはこちらだと思う。あとは、もちろん演技は何の文句もないのだが、渚砂役が中原麻衣さんなことか。役と本人の性格が違いすぎて、「黒」を感じてしまうのだが、考えすぎだろうか。

『バンブーブレード』
 キャラがぷにっぽかったり、脚本が倉田英之さんだったりで、なんとなく『かみちゅ』を彷彿させるような。今のところキャラが立っていて、良い感じ。後は、声優ユニットとはいえ、桑島法子さんや豊口めぐみさんをメインヒロインにもってきて、OPとEDを歌わせるという力業。他意はないが。

『機動戦士ガンダム00』
 気づいたら、主人公付近の設定がまんま『フルメタル・パニック!』じゃんという新ガンダムである。刹那は宗介だし、ソレイタルビーイングはミスリルだし。まあ、利害対立する世界のなかでの、正義の味方の難しさ(とロマンチシズム)というモチーフが魅力的なのだろう。ガンダムのデザインは、昔懐かしのビーダマンに似ているような。結構大胆なデザインかとは思うが。
 第一回は、ガンダムと登場人物、世界観の紹介くらいで、無難なところ。さすがに「SEED」シリーズで懲りたか、脚本家が黒田洋介さんと今やベテランの人をもってきたので面白くなるだろう(なんか富野節みたいなセリフもあったが)。
 あとこの作品の正否を分けそうなのは、主人公の刹那役の宮野真守さんだろう。以前やった役のイメージを刹那の演技に持ち越しているような気がするが、それは正しいのかどうか。つまり、刹那には宮野さんが演じてきたキャラのような狂気があるのかというわけだが、それによって物語の方向性自体変わりそうな気がする。さらに、今までのガンダムシリーズがそうだったとはいえ、あまり有名な女性声優を起用していない(僕が知っていたのは斉藤千和さんと真堂圭さんだけ)のは、萌えアニメ人気が続く現在では結構賭けだと思うがどうだろうか。あるいは、女の子向けなのかなあ。もはやガンダムって、キャラクタービジネスそのものだし。
 いずれにせよ、黒田脚本がガンダムを生き返らせてくれるだろうと期待しつつ、観るべし。

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『LAST EXILE』

2007-10-08 | アニメ
ラストエグザイル DVD-BOX ヴァンシップ(タチアナ機)付豪華限定盤

JVCエンタテインメント

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「殺したり壊す道具だったり、この世界を壊して欲しい地上人たちの願いの表れかしら。願いは大事にしないとね。夢ですものね。夢があるから地上人たちは汗を流して働くのですものね。だったら夢を見続けてもらうのが私の務め。グランドストリームにいつまでも漂う真実は私がもつべきでしょう。だれにも見られないようにしないとね」

 『LAST EXILE(ラスト・エグザイル)』全26話を観た。GONZO作品としてはたぶん最高傑作クラスだと思うし、実際良いアニメだとは思うのだが、惜しいところもある。奇しくもGONZOの限界を示してしまったというか。

 クラウスとラヴィは、ヴァンシップという飛行機のような乗り物を駆って、仕事をこなしている。父親たちが越えることの出来なかったグランドストリームと呼ばれる暴風域を越えることを夢見ながら暮らしているが、ある日、彼らが住むアナトレーとデュシスの戦闘区域に手紙を届ける依頼を受ける。その後、あるヴァンシップ乗りから、アルヴィスという少女をアナトレーの無敵戦艦シルヴァーナに届ける仕事を引き継ぐが、彼女はなぜかアナトレーとデュシスの戦争を監督するギルドにつけねらわれている。否応なくギルドとシルヴァーナとの戦闘に巻き込まれる二人だが、遂にアルヴィスをシルヴァーナに届けることに成功する。一安心し、帰ろうというラヴィに、クラウスはこの空で今何が起こっているか見たい、と言いシルヴァーナに残ることを決心するのだった。

 雰囲気としては、割と『天空の城ラピュタ』なんかに似ている。宮崎駿作品がもっていた、空へのあこがれとかそんなものだ。それを演出するのに、2DDGと3DCGの映像上の高度な統合が大きな役割を果たしている。この辺りは定評どおり。
 けれど残念なのは、GONZO作品にままあることだが、絵の精度が甘いこと。確か、本編のうち3話くらいだったと思ったが、キャラクターが(まあちょっと萌え絵チックだが)やたらと可愛い回があって、その絵で全編通してくれれば、作品の印象も少なからず変わったと思ったのだが(その他はちょっと地味だ)。EDの絵はこの可愛いバージョンなので、エスニックでノスタルジックな雰囲気も合わせて、EDのような雰囲気の精緻な作品作りを期待したのだが…。
 物語に関しては、「エグザイル」の正体など、終盤にどんでん返しがあり、なかなか良い感じだった。キャラクターについてもディーオなどなかなか良い味を出しているキャラ多し。この辺について残念なのは、終盤でそれほど死ぬ必要のない人物が結構死に、しかも、最終話でどうなったのかちょっとわかりにくいところ。というか、「エグザイル」関係の説明が少なくて、Wikipediaの解説を見てはじめて分かることも多し。併せて参照されたい。

 あと気になるのは、ボンクラなクラウスがなぜかモテ気味な点。中盤で、三角関係四角関係(五角関係…)みたいなニュアンスが出てきたことは、むしろ作品を失速させてしまった気がしなくもない。あるいは単純な、ファンタジー冒険ものとして作ってしまったほうが面白かったのではなかろうか。

 というわけで、良作ではあるのだが、残念なところもちらほらあり。ひょっとして11月に出るバージョンだと、何かリファインされていたりするのだろうか。

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先週のアニメ

2007-10-01 | アニメ
『アイドルマスターXenoglossia』第26話「月とペンギン」
 最初のペンギン……まさかペンギンにそんな意味があったとは。ちょっと感動的なエピソードだけど、作品を全体的に見れば割と普通の話だったかなあ。そういや千早さんとあづささんの出番も全くなかったし。まあ、女の子と巨大ロボットの恋という、過大な目標を掲げた本作も、なかなかの落としどころを得たのではないだろうか。けどまあ残念ながら、『舞-HiME』や『舞-乙HiME』には負けたかな。
 ところで、ニフティでキャラの人気投票の結果が出てたけど、一位が双海真美……。いや、終盤で出てきてあまり活躍しなかったじゃなん。前回の「デコはバカなの」とかの傍若無人な発言が受けたのか、ゲーム版からの固定ファンが組織票を入れたのか。井口裕香さんは割と良い演技をしたと思うのだが(そしてネットラジオを聞くとものすごく性格が良いのがわかるのだが)、ブレイクはしないだろうか。残念。

『瀬戸の花嫁』第26話「きみの帰る場所」
 「瀬戸の花嫁」というタイトルらしく、結婚式ネタ。面白いには面白いけれど、いつもほどではなかったような。このごろ時々見られる逆転現象だが、シナリオのチーフであるシリーズ構成の脚本が、雇われ脚本より面白くなかったりする。そう言えば、1話も面白くなかったし。
 しかし、もはや永澄くんは人間離れどころか、人間じゃなかったな……。事実上「瀬戸花」最強キャラでは。結構見逃したエピソードがあったので、そのうちDVDが出そろったらまとめてみてみたい。

 というわけで、今日あたりから、アニメの新シリーズのオンパレードだけど、なるべく通して見るシリーズを限定しよう。気になるのは『ガンダム00』だが、黒田洋介の脚本は、ガンダムを生き返らせるかなあ。

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