もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

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眩暈 (40) 鬼畜眼鏡 片桐 end No.11その後偽造編

2009-10-01 19:20:43 | 腐女子の御伴

         *ご注意*


*腐女子や同人誌の意味が解らない方や気分を害される恐れのある方は此処で御帰院してくださいませ。*


一個人の妄想なのでSprayとは一切関係ありません。腐女子や同人誌の意味をご理解頂けた方だけ此処から先へどうぞ。




眩暈 (39)








         眩暈 (40)


函南は用心深く路上で客待ちをしていたタクシーに乗り取り敢えず一呼吸をつく。つい身の危険を感じ持っていた手提げの紙バックを投げ付けてしまった。

食べ物を粗末にするのは心苦しく嫌だったがもし、あの場で本多と言う男性に追い掛けられて捕まった時のその後が想像がつく~

まさか本多がデパートのカフェで自分達を監視をしていたのかっと思ったが、御堂と言う男性とやり取りをしていただけで猛突進をして来たのでそれは有り得ないと考えた。

あの場所に居た佐伯と言う男性でもないし片桐が3人の顔を知っていたなら直ぐに分かるはずと思い納得した。

「お客様はどちらまでですか??」

「ここからワンメータで行ける駅までお願いします。」

タクシーの運転手に行き先を告げるとタクシーは走り出した。ワンメータで地下鉄駅の地上出口前でタクシーを降り地下鉄で函南は片桐と落ち合うと約束した代官山の屋敷へ向かった。




片桐は函南からの携帯電話が着信して携帯電話が鳴り目を覚ました。目覚めた瞬間からの記憶は目まぐるしく起きて部屋を見ると見知らぬ高層マンションの寝室のベッドで寝かされていて函南の半泣き声を聞き何かあったと思った。

いつもならきちんと礼儀正しく対応をするが緊急事態であり何処の誰のマンションなのかも確認もせず片桐は玄関を探しそのマンションから抜け出した。

函南は無事なのか不安になり約束した代官山の屋敷に向かう途中で函南に電話をけるといつの函南の声で安心しお互いに身が安全と知りホッとした。片桐も地下鉄に乗り代官山へ目指した。




片桐が屋敷のロビーに着くと函南が先に屋敷に到着していて片桐の姿を見ると走り寄って来ると函南は片桐をギュッと抱きしめた。

「良かった片桐さんに会えて‥一時はどうなるか不安だったよ。」

「うん、僕も函南君が心配でした。」

「ねぇ、片桐さん、御堂さんて言う男性を知っている??」

「御堂‥さん…ですか??」

函南は片桐を抱きしめながら片桐に名刺を手渡した。

片桐は息を飲んだ… それは見間違える事なくMGNの御堂の名刺だった。片桐は名刺を手で持つが震え出す。

「片桐さん、大丈夫だよ。僕は片桐さんの味方だからだから安心して。」

函南は御堂の名刺を自分の上着のポケットに押し込んだ。函南は片桐の顔を見ると片桐は何かを思い出し必死で怺える様な表情であった。

「片桐さん…泣いて良いよ。僕は理由は聞かないけど辛い時は我慢しないでだから泣いて僕がその気持ちを受け止めてあげる。」

「ごめんなさい、理由を言わずに…僕は狡いです。」

「気になるけどいつか、片桐さんが話せる様にになったら僕に教えてね。」

「ありがとう、函南君。」

そう函南が片桐に言うと片桐に表情は和らぎ涙目で函南を見つめると… 函南は片桐の口唇にそっと唇づけた。

それは2人だけの約束… お互い抱きしめ合う。

口唇を引き函南は片桐の身体を離した。

「僕は狡いから永遠に、その事を函南君に言えないかも知れません。」

「何もかも自分の心に溜め込んじゃダメだよ。」

その言葉は大磯の言葉と重なり合い心に響き渡る片桐は函南に微笑んだ。

「はい…気をつけます。」

2人でいつもの様に笑うと大広間に向かった。

大広間では飯窪を含めて調理師が一同に集まりLove a La MoDe.を考察していた。

「こんな色々なスイーツをテンコ盛りしてもなぁ。」

「一度に食べて美味しいのか疑問だね。」

「その噂に尾鰭が付いて人気あるだけだろ??」

「一度食べれば気が済むと思うなぁ。」

函南はテーブルに並べられたLove a La MoDe.を立ったままフォークを持ち食べようとした。

「おい、函南、行儀悪いぞ。ちゃんと椅子に座って食べろ。」

「はぁ~い。」

函南は椅子の座り食べ始める。

「函南君は若いなぁ~よく何個も食べれるね。」

「あっ片桐さんの分はどうしても譲ってくだいって人に出会ってあげちゃったから僕も片桐さんも食べてないんだ。」

「やっぱり噂が盛り上がってるだけだ。」

函南は美味しそうにLove a La MoDe.を食べている。片桐も函南の隣の席に座って一緒に食べた。

「やっぱり、若い女性向けのスイーツなんだよ。」

「一つにいっぱい盛り合わせのスイーツも良いねん。幸せな気分になっちゃう様子するにラブあんどピースて事だよ。」

「なるほど。」

調理師一同は函南の言葉を聞き妙に納得してLove a La MoDe.の考察を終えた。函南はお腹が空いたらしく食べている片桐は満足したので食べるのを止めた。

片桐が庭の景色を眺めて居ると民谷が池の傍に立って池を眺めている。片桐は席を立ちテラスからガラスの扉を開けて外に出て屋敷の庭へ出て行った。



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