※この小説はアニメ黒執事Ⅱの設定を基に、二次創作として執筆しております。 一個人の解釈なので、原作やアニメ制作会社、出版社とは一切関係ありません。その点をご理解いただき、お読み下さる様お願いいたします。
黒執事Ⅱ ルカアロ&悪魔でクリスマス後編
自称サンタクロースの若い男子は咳(せき)ばらいをし、寝室の扉をゆっくりと開けた。
「ルカ、アロイス。」
二人の名を呼んだ。ケルベロス二匹は後ろに礼儀正しく控え座って居る。 ルカとアロイスは眠って居る。ハンナは扉の前を見ると驚く。
「そう驚くな。しかと、ハンナそなたの願いは聞きどけた。寝室に進み出しても良いかの??」
若い男子はハンナを必要以上に怯(おび)えさせない様に、優しく言い入室を求めた。
「貴方(あなた)達は??」
ハンナはベッドに横になっており、隣で眠って居るルカとアロイスを不安げに抱きしめた。フレイアに手紙でサンタクロースの事は頼んだが誰が来るとは聞いてなかった。
「わしは神でサンタクロースだ。と、ケル…… 」
若い男子がそう言うのを、遮(さえぎ)る様にケルベロスが言う。
「我らは、このサンタクロースを運ぶ神獣(しんじゅう)だ。フレイア殿の約束を果たしに来たと言おう。」
会話をしてるとルカが眠たげに目をこすり起きた。
「ハンナママ、だれとおはなしてるの??あのひとはだれ??」
「ルカ、良い子にしてたか?? わしは、サンタクロース。」
若い男子がそう言うとルカは目をぱちぱちさせ喜びの声をあげた。アロイスはハッと目を覚ました。
「誰だよ、お前ら。」
「だから、サンタクロースだ。よぉし、着替えろ。今からパリまで空を飛んで行くぞ。」
「おい、パリまで何百キロあると思うんだ。勉強して来いよ。空を飛ぶ??」
アロイスはサンタクロースを小馬鹿にし言う。サンタクロースは気にもしてない。
サンタクロースとケルベロス二匹は、さっき屋敷に入ったバルコニーへ向かう。トンプソン達とクロードは追いかけ。
ハンナはルカとアロイスを出掛ける為に二人の着替えを始めた。自分も付いて行くので着替えた。バルコニーへ三人も向かった。
バルコニーにはケルベロス二匹がおりソリを牽(ひ)いて、ソリには若い男子が乗って居た。三人の姿を見て手招きし呼ぶ。
ルカははしゃぎ、ソリへ乗る。アロイスは怪しみながら乗る。ハンナは嬉しいそうに乗った。
「ちゃんと寒くない様に着込んで来たな。よぉし、行くぞ!!」
「おう。」
ケルベロスは二匹は返事をするとバルコニーの塀(へい)を軽く飛び越え、空へ高く舞い上がって行く。
ソリはひゅんひゅん風を切り、雪が飛び舞い散る。
幾(いく)つものの山や川に街を飛び通り越し、パリへ。
「サンタクロースさん。すごいよ。」
ルカは若い男子にしがみつき言う。アロイスはそんなルカを大事に後ろから抱きしめて居る。ハンナはアロイスの横。
「プレゼントもあるのだ。」
「プレゼントあるってよ。ルカ、良かったな。」
「ぼく、プレゼントいらない。サンタクロースさんきてくれたもん。サンタクロースさん、あかいようふくじゃないけどうれしい。」
「来年は赤い服装で来てやんよ。」
「素直で良い子だな、ハンナ。そなたの行(おこな)いと心がけは聞いておる。」
ケルベロスはご機嫌でそう言う。
ハンナは涙ぐむ。
クリスマスと言うのでパリの街は華やぎ、人々が出歩いて居るのが上空でも良く見える。パリ上空を飛び回る。
はしゃぎ疲れたルカとアロイスはうとうと眠り始めた。
「寝たか。子供達が喜んでくれたなら、わしはそれで良いのだ。」
「我らもだ。」
「うむ。」
屋敷のバルコニーへ帰宅した。
クロードとトンプソン達が帰宅を出迎えた。
「わしらは、ここで退散(たいさん)するぞい。では、プレゼントは寝室に用意してあるから渡してくれい。では、ルカと約束したから、来年は赤い服装で来るからな。」
「はい、その様にお願いします。来年もお待ちしております。」
ハンナはルカを抱きかかえ正体不明の神である若い男子に一礼をした。クロードがアロイスを抱きかかえた。
ケルベロスはまた、バルコニーの塀(へい)をひょいと軽く飛び秒速で去って行く。ソリに乗った若い男子は手を振る。
ハンナとクロードは寝室へ向かった。
黒執事Ⅱ ルカアロ&悪魔でクリスマス the end
黒執事Ⅱ ルカアロ&悪魔でクリスマス後編
自称サンタクロースの若い男子は咳(せき)ばらいをし、寝室の扉をゆっくりと開けた。
「ルカ、アロイス。」
二人の名を呼んだ。ケルベロス二匹は後ろに礼儀正しく控え座って居る。 ルカとアロイスは眠って居る。ハンナは扉の前を見ると驚く。
「そう驚くな。しかと、ハンナそなたの願いは聞きどけた。寝室に進み出しても良いかの??」
若い男子はハンナを必要以上に怯(おび)えさせない様に、優しく言い入室を求めた。
「貴方(あなた)達は??」
ハンナはベッドに横になっており、隣で眠って居るルカとアロイスを不安げに抱きしめた。フレイアに手紙でサンタクロースの事は頼んだが誰が来るとは聞いてなかった。
「わしは神でサンタクロースだ。と、ケル…… 」
若い男子がそう言うのを、遮(さえぎ)る様にケルベロスが言う。
「我らは、このサンタクロースを運ぶ神獣(しんじゅう)だ。フレイア殿の約束を果たしに来たと言おう。」
会話をしてるとルカが眠たげに目をこすり起きた。
「ハンナママ、だれとおはなしてるの??あのひとはだれ??」
「ルカ、良い子にしてたか?? わしは、サンタクロース。」
若い男子がそう言うとルカは目をぱちぱちさせ喜びの声をあげた。アロイスはハッと目を覚ました。
「誰だよ、お前ら。」
「だから、サンタクロースだ。よぉし、着替えろ。今からパリまで空を飛んで行くぞ。」
「おい、パリまで何百キロあると思うんだ。勉強して来いよ。空を飛ぶ??」
アロイスはサンタクロースを小馬鹿にし言う。サンタクロースは気にもしてない。
サンタクロースとケルベロス二匹は、さっき屋敷に入ったバルコニーへ向かう。トンプソン達とクロードは追いかけ。
ハンナはルカとアロイスを出掛ける為に二人の着替えを始めた。自分も付いて行くので着替えた。バルコニーへ三人も向かった。
バルコニーにはケルベロス二匹がおりソリを牽(ひ)いて、ソリには若い男子が乗って居た。三人の姿を見て手招きし呼ぶ。
ルカははしゃぎ、ソリへ乗る。アロイスは怪しみながら乗る。ハンナは嬉しいそうに乗った。
「ちゃんと寒くない様に着込んで来たな。よぉし、行くぞ!!」
「おう。」
ケルベロスは二匹は返事をするとバルコニーの塀(へい)を軽く飛び越え、空へ高く舞い上がって行く。
ソリはひゅんひゅん風を切り、雪が飛び舞い散る。
幾(いく)つものの山や川に街を飛び通り越し、パリへ。
「サンタクロースさん。すごいよ。」
ルカは若い男子にしがみつき言う。アロイスはそんなルカを大事に後ろから抱きしめて居る。ハンナはアロイスの横。
「プレゼントもあるのだ。」
「プレゼントあるってよ。ルカ、良かったな。」
「ぼく、プレゼントいらない。サンタクロースさんきてくれたもん。サンタクロースさん、あかいようふくじゃないけどうれしい。」
「来年は赤い服装で来てやんよ。」
「素直で良い子だな、ハンナ。そなたの行(おこな)いと心がけは聞いておる。」
ケルベロスはご機嫌でそう言う。
ハンナは涙ぐむ。
クリスマスと言うのでパリの街は華やぎ、人々が出歩いて居るのが上空でも良く見える。パリ上空を飛び回る。
はしゃぎ疲れたルカとアロイスはうとうと眠り始めた。
「寝たか。子供達が喜んでくれたなら、わしはそれで良いのだ。」
「我らもだ。」
「うむ。」
屋敷のバルコニーへ帰宅した。
クロードとトンプソン達が帰宅を出迎えた。
「わしらは、ここで退散(たいさん)するぞい。では、プレゼントは寝室に用意してあるから渡してくれい。では、ルカと約束したから、来年は赤い服装で来るからな。」
「はい、その様にお願いします。来年もお待ちしております。」
ハンナはルカを抱きかかえ正体不明の神である若い男子に一礼をした。クロードがアロイスを抱きかかえた。
ケルベロスはまた、バルコニーの塀(へい)をひょいと軽く飛び秒速で去って行く。ソリに乗った若い男子は手を振る。
ハンナとクロードは寝室へ向かった。
黒執事Ⅱ ルカアロ&悪魔でクリスマス the end