偽造集団逮捕

ここのところ、外国人に関連するニュースがそれ程無いと思っていた矢先、外国人登録証明書などの大量偽造事件のニュースが入ってきました。相当大規模な偽造組織らしい。

asahi.com

しかも、これを知ったのが入国管理局の待合室にあるテレビにて。
何か因果なものを感じる。

幾ら偽造をしたところで、オーバーステイであることの事実、偽装結婚であることの事実、学校を中退したことの事実など、どうやっても隠しようがないのに、何故こういう方向へ走るのだろうか。
最近は、警備官もこういった偽造に対する教育をされているであろうから、すぐに見つかってしまうのではないかと思う。そう考えると、大枚をはたいて偽造することは、無駄な努力だと思ってしまう。

あちこちで断片的な情報を集めてみると、こういった偽造、偽装については、我々のような専門家が行う正規の手続に比して異常に高額。少なくとも１０倍程度の値段を取っている。確かに危険なのだから、高いのもわかる。そのあたりは経済理論における投資と同じなのだろうが、経済と違うところは、最後に絶対に破綻するということ。それが早いか遅いかはわからないが、必ず破綻する。

中には、偽装結婚で来日して、２日目に早速捕まったと言う話も聞いたことがある。悪質なブローカーに何百万円も支払って、やっとたどり着くことが出来た日本の地で、１円すら稼げずそのまま強制送還という、泣くに泣けない話も聞くことがある。

時々、偽装結婚らしき人からの問合せもあるのだが（少し話を聞くだけで、おおよその予測がつく）、「事実調査をしますよ」というと、それっきりぱったりと連絡が無くなる。逆に、何らやましいことが無い人は、「是非来てください。そのほうが手間が省けて助かります。」などと、気楽に頼んでくる。

裏の社会はわからないことばかり。

ちょっと遅めの門出の時期到来

今月になって、親しい友人が転機を迎えた。
しかも、２人がほぼ同時期に。

一人は、大学の大先輩でもあり、いつも仕事のことで相談にものってもらっている司法書士。
今月から、遂に独立して事務所を構えることになった。
＼(^o^)／＼(^o^)／＼(^o^)／＼(^o^)／＼(^o^)／＼(^o^)／
わーい、わーい。
おめでとうございます！！

この場を借りて（このブログは私が自分で管理しているんだから、借りるのはおかしいかな？）お祝い申し上げます。

さて、もう一人は、大学時代の友人。
と言っても、同じ大学の友人と言うわけではない。
とあるイベントで出会って、そのときからずっと付き合っている。
もう７年ぐらいになるだろうか。
もともと、医者をしていたのだが、この６月からオランダに留学することになった。
今月一杯で、勤務する病院も退職。
もうそろそろ、オランダに着いているころかな？

外国語も全然出来ないで、大丈夫か心配なのだが、頑張ってきて欲しい限りだ。

それにしても、新しいことに挑戦していると知らされると、自分ものんびりしていられない。
少しずつステップアップしなくてはいけないのだが、全然その気配が無いのは一体何故だろう？？
日々の仕事に追われると、それが言い訳になってしまうのかなぁ、、、、

またまた驚きの出来事

先週の土曜日、つまり２日前、午前中には言葉を失うほど驚きの事件があったことは既に書いたのだが、午後にも、私にとっては信じられない出来事があった。

いや、出来事と言うより、信じられない事実を知ったと言った方が正しいかも。

ビザ関係の相談で、宝石加工会社を訪れた。
その会社は、有限会社で外国人が経営している。
ところが、その会社の社長は投資経営ビザ（つまり会社を経営する人のためのビザ）でも、永住や日本人の配偶者でもなく、なんと技能ビザ、つまり、宝石加工職人のビザだった。

でも、こういったことは、よく聞く話だから大して驚かない。

本当に驚いたのは、ここから先の話。

何と、その会社では、他に技能ビザの職人を何人も雇用していると言う。
その技能ビザは、何と土曜日に訪れた会社に就職したという理由で発行された（正確には期間更新された）のだ。

え？
それってどういうこと？

一瞬、思考が止まった。

普通、こういうことはありえない。
理論的に存在しない事態が目の前にある。
まるで１＋１＝３になったような状態。

そもそも、適法に会社を経営する在留資格を持たない人間が経営する会社で、別の外国人が就労することが認められることなど、ありえないのだ。
ところが、ちゃんとビザが出ていると言う。
一体何がどうなって、このような結果が生まれたのか。

背中に脂汗がにじみ出るのがわかって、言葉を失った。
土曜日、１日にして２回目の驚き。

これは、単なる手続ミスでなっていることなのか、それとも私が単に無知なだけなのか。

一体どっちなんだろう？
未だに頭の中がぐるぐると回っている。

言葉を失った瞬間

昨日、クライアントの要望で土曜日だったのだが仕事に行った。
その仕事とは、クライアントが自社のアルバイト従業員のために借りたアパートの引払い作業。それに立ち会うのだ。

何で立ち会うか、それは、入居しているはずだったアルバイト従業員が連絡が取れなくなってしまい、行方不明のまま既に４ヶ月ほど放置をしているから。
勝手に撤去すること自体、自力救済を禁ずる日本の法制度下では、本来なら認められないこと。しかし、この程度のことにいちいち明渡訴訟を起して、判決を待ち、裁判所の強制執行を行うなど、ありえない。だから、後で文句を言われないように写真を撮り、全荷物のリストを作成した上で、中の荷物を保管し、行方不明者が現れるのを待とうというのだ。
そこまで到達するにはいろいろとあったのだが、そのあたりは割愛。

社長、私、その他従業員など総勢６名で勢いよく乗り込むと、そこには見たことない男女が。
一体誰かわからないが、向こうも驚いたようだった（あたりまえだけど）。

男が出てきて、玄関ですったもんだを３０分ぐらいしたのだろうか。
事情を話すとその男も納得した様子。
どうも、その男も行方不明のアルバイト従業員に騙されてその部屋を借りていたようなのだ。

ということは、又貸し。
社長もあきれ果てて、言葉が出なかった。
いや、社長だけでなくその場に居た全員が、次に何を言ったら良いのか、言葉を失った。

まさかこんなことになっているとは、予想だにしなかった。
一日掛けて中の荷物を撤去するつもりだったので、朝早い時間に乗り込んでいったのだが、これでは勝手に撤去するわけにもいかず、その場で、１週間後には大家に引き渡すことを告げて、連絡先など交換しただけで帰ってきた。

その後、乗り込んだ６人が会社に戻ると、やっぱり言葉が出ない。
２、３分して社長の右腕として活躍する役員の方が一言。
「後は笑うしかないですよ。」

いや、全くその通り。
一体何がどうなってあの状況が生まれたのか。
全てを知るのは、行方不明のアルバイト従業員だけ。

しかし、社長は既に覚悟を決めていたのだろうか。
「もうこのことは今日で終わりにする。」
とだけ。

１００万円以上の損害が出ているにもかかわらず、会社に金銭的被害しか及ばなかったのは、不幸中の幸いと考えたのだろう。信用問題に傷ができれば、商売が出来ないのはわかりきったこと。外国人社長だから、一度信用を失えば「○○人だから」と言われのない非難を浴びる可能性だってあることを、社長自身が一番良く知っている。

それを冷静に考えて出した結論なのだろう。
他の従業員（商社なので当然外国人もいる）にもそのことを淡々と語っていた。

さすが出来る人は違う。

私は、帰る電車の中で、一人で頷いていた。

１年振り

本日、約１年振りに、とある依頼主のところへ行った。

１年振りにお会いして、前と変らない様子にとても親しみを感じた。
そしてまた、１年経って私に声をかけてくれることにも、有り難いと思った。

この商売は、信頼関係が何より大事。
相手を思いやる気持ちと、目先のことに囚われず、長期スパンでの取り組みに耐えられるだけのサービスを提供すること。
これが出来なければ信頼関係は築けないと思ってこれまでやってきたのだが、その信念が少しだけ形に現れたような気がした瞬間だった。

こういった関係がたくさん出来上がっていけば良いのだろうなぁ、、、


と、書いて、今思い出したことが一つ。
なぜか、今日は昼にも１年ぶりの人と会って話をしていた。
その人も、私の依頼主（正確には相談者）。
今日という日は、そういうための日なのだろうか？？？

気分をリフレッシュ

昨日、かねてから約束をしていた就職活動中の大学生との面談（というほど大袈裟ではないが）をしてきた。
正確には会食と言ったところかもしれない。

我々国際業務を行う行政書士の業界に興味を持ち、この世界へ飛び込みたいと就職活動をしているそうだ。
ぜひとも頑張ってもらいたいものだが、この業界特有の問題もたくさんあって、そういうのを知ってもらうことができればと思い、その大学生に会うことにした。（資格試験予備校が触れ回っている「バラ色人生」を歩めるサムライ業の人間はそれ程多くなく、行政書士に限らず、かなりのサムライ業者は新規受注に苦労している。超難関と言われる司法書士、税理士などでもそういう状態なのが現実なのだ。）

実は、その大学生はかなりバイタリティー溢れる人で、求人の有無に関係なく事務所のもんを叩いたのだ。
その内の一つに私の事務所があったという、そういうことらしい。
仕事以外で人に会うときは、友人が殆どであるのに対し、こういう機会はそうそう無いから、とても楽しい時間を過ごすことが出来た。
それに加えて、学生らしい若さを感じて、少し自分が若返ったような、そんな錯覚にさえ陥るほど。

これからも、機を見てこういう機会をたくさん持ちたいと思う、とても良い経験だった。（かなり自己満足）

兵役拒否

最近、韓国では兵役を免れることに腐心する人が増えているそうだ。

兵役逃れ国籍放棄急増　韓国、法改正前に駆け込み（YahooNews）

以前から、韓国では兵役を免れるために、出生地主義の国（その国で人が生まれれば，自動的に国籍取得を認める国。アメリカ、フランスなど。）で子供を産んで、二重国籍になることは有名だった。
韓国の芸能人がその方法によって国籍を離脱したため、韓国への入国を拒否されつづけていると言う話も聞く。

日本には徴兵制度が無いため、私自身兵役について考えたことは殆ど無いのだが、最近韓国人や韓国の企業との取引が増える従って、そういったことにも関心を寄せるようになってきた。

その一方で、こういった問題を引き起こしていることを考えると、徴兵制のあり方について、考え直さなければいけない時期にきているのかもしれないと思わされる。

ＧＷボケ

正月ボケなる言葉があるように、今年はＧＷボケになりそうなぐらいＧＷが長かった。

実際は、カレンダーどおりの営業だし、土曜日も仕事をしていたので、あまり休んでいないのだが、周りが休みモードなので、ついついそれに引きずられて、ＧＷボケになったような気分だった。

しかも、その休みモードに引きずられたのは仕事だけでなく、このブログも。
よく見れば、ＧＷ２日目に行った柔道の感想書いただけで、その後１０日近くも放置してしまった。

面白いネタが無かった（＝平凡な仕事が多い）というのもあるのだが、ちょっと怠け気味。
今日から（と言っても、月曜日はもう終わり間近）気持も新たに頑張りましょう！！