はみ出し行政書士日記

破天荒(?)な行政書士が、遭遇する様々な事件に挑戦する日々の実態+α

みっともない行動

2007年03月28日 01時52分37秒 | 衝撃の事件
数日前、とってもみっともなくて情けない出来事を見てしまった。

東京入国管理局は、品川駅からバス、タクシーなどの交通機関で10分ほどのところ、品川埠頭内にある。埠頭施設内だから当然なのだが、近所には商業施設は殆ど無く、入管内にコンビニが1軒、近所にコンビニが2軒と、いわゆる大衆食堂が2軒。それぐらいしかない。

で、その出来事は、入管近くのコンビニで起きた。

この時期、入国管理局を訪れる外国人は、毎日数千人を数えるほどになる。
留学生のビザ切り替え、人事異動に伴う就労者のビザ手続など、どうしても集中してしまう時期なのだ。

それだけの人が陸の孤島のようになっている品川埠頭に集まるものだから、当然昼の時間はコンビニが物凄い混雑になる。

でも、どのコンビニも混乱することなく、「郷に入っては郷に従え」のことわざどおり、多くの外国人が日本式マナー「行列」を作ってレジの順番が来るのを待つのだ。

ところが、そんな中驚くべき恥ずかしい行動をとる日本人のオッサンがいた。
私も他の外国人と一緒に長蛇の列に並んでいて、さあ次は自分の番だと思った瞬間、レジ横にあるタバコケースからタバコをヒョイと取り出して、割り込みをしたのだ。

思わず「チョット、皆並んでるんだから割り込みするんじゃないよ。」と口走ってしまった。
いや、言わずには居られなかった。
なにしろ、マナーが悪いといわれる中国人(と言われるが、人それぞれなので、一括りには出来ないと思います)だって皆きちんとマナーを守って順番を待っている。それなのに日本人が恥ずべき行動をとることが許せなかった。

それでもそのオッサンは、「えっ、そうなのぉ」とまるで気付かなかったかのような振りをして、私の後ろに割り込んだ。
こうなると空いた口が塞がらない。

おかげで、店員にも毒づいてしまった。
「チョット店員さんも何か言ってくださいよ。皆我慢して並んでるんだから。」

でも、店員はその割り込みをしたおっさんに何も言わず、私にスミマセンとだけ謝った。そして、私のレジ打ちが終わると、そのオッサンのタバコのレジ打ちを始めた。
謝るなら後ろの行列に謝って欲しい。
割り込みをされても文句をうまく言えない人が大勢居るのだ。

モラルハザードが叫ばれて久しいが、こんな姿を見ていて、妙に情け無くなってきた。外国人が多く集まる入管周辺で、日本人のこんな恥ずべき行動があるとは、本当にみっともない。オッサンの行動も、それを制止して諌めることが出来ない店員の行動も。

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