はみ出し行政書士日記

破天荒(?)な行政書士が、遭遇する様々な事件に挑戦する日々の実態+α

二人の間を取り持ったもの

2005年12月24日 11時33分25秒 | その他
昨日ビザの打合せをしたカップルはちょっと変ったご夫婦だった。
何が変っていたのか、それは二人の間を取り持った、ある「モノ」にあるという。

それは「ガンダム」「仮面ライダーV3」だったそうだ。

聞けば、ご主人の出身地香港では、映画製作は盛んなものの、アニメやキャラクター物については全くと言っていいほど製作されておらず、殆どが日本からの輸入だったと言う。

言われてみれば、以前アニメ製作会社と仕事で打合せをしていたときも、そんな話題が挙がっていた記憶がある。台湾や韓国では日本アニメが大人気だと。
香港もご多分に漏れずに日本アニメが大人気。

ご主人は小さい頃から日本のアニメや戦隊モノ(ゴレンジャーみたいなもの)、仮面ライダーなどに親しんだらしい。

そのこと自体は余り驚かないし、日本人でもいつまでもそういったものを好きな人は多いと思う。

しかし、奥様までそのようなものに興味があるとは、ちょっと驚きだった。
いや、今の時代「萌え系」等と言われて、秋葉原に出没しているコスプレの女の子が居ることを考えれば珍しくは無いのかもしれない。
同じ趣味が取り持った仲というのはよく聞くが、それが「ガンダム」や「仮面ライダー」だった人とは初めて出会った。

とはいえ、そのカップルはオタク系の気配は全然無く、その話を聞かなければ何処にでもいそうな普通のカップルだった。

人は見かけによらないことを良く知らされた。

気が付けば

2005年12月19日 23時20分32秒 | つぶやき
もう今年も残すところあと10日余り。

あっという間の一年だった(毎年のことかも)。
この一年間何をなし得て、何をなし得なかったのか。

単調な事務作業が多いこの仕事において、大きな達成感というのはなかなか得られにくいのだが、それでも一年を振り返ると、案外楽しく遣り甲斐のある仕事をやってこれたのかもしれないと思う。

特に、ドリームゲートのアドバイザーになったことは、これまで外国人ばかりを相手にしていた自分の仕事の幅を広げることにもつながり、とても意義深いことだったように思える。

来年はどのような事件がおきるのだろうか、ワクワクする一方で大変な事件が起きないことを祈るような思い出もある。

どちらにしても、いつものように気楽な気持で正面から体当たりするだけ。
なんくるないさぁ~

研修会

2005年12月17日 00時11分50秒 | 業界裏情報?
今日は東京会主催の研修会。(入管法関連)
例によって例の如く、ガイダンスのような研修会。
何か新しい情報を一つでも入手できればウレシイなぁ・・・と思って参加したのだが、その期待は見事に打ち砕かれた。

もうちょっとハイレベルの研修会をやって欲しいと思う会員も多いはず。
いっそのこと人数限定で、ゼミ形式の勉強会などやって欲しいと思う今日この頃。

訃報

2005年12月15日 23時02分48秒 | ニュース
先ほど、プロ野球オリックスブルーウェーブ、近鉄バッファローズの監督を務めた仰木彬元監督が70歳の若さで亡くなったというニュースが入ってきた。

言わずと知れた名監督。
メジャーリーグで活躍する野茂英雄やイチローを育て上げ、一時代を築き上げた。

普段スポーツと言えば柔道ばかり話題に上げているが、野球も大好きな私としてはあまりに衝撃の大きすぎるニュースだった。
まだまだ野球界にとって必要な人物だっただろうに、あまりにも早すぎる死。

今はただ冥福を祈るばかりだ。

訛りの後日談

2005年12月10日 09時08分27秒 | つぶやき
9日金曜日、仕事で妻と外出し、クライアントとミーティングをした後のこと。

「やっぱり分からなかった。」

だそうだ。
私はほぼ100パーセント理解できていた。
もはやここまで来ると、耳が訛ったというレベルではないのかもしれない。

日系人に対する規制強化

2005年12月10日 09時04分13秒 | ニュース
広島・小1女児殺害:日系人の定住審査強化 「犯罪なし」、証明義務付け--法務省
(毎日新聞)

この1、2週間、小さい子供が犯罪の被害者になる事件が多発しているが、広島の事件は日系人の反抗だったことが疑われており、現在、刑事手続が進んでいるという。

そのような中、法務省の発表で日系人が給付される「定住者」の在留資格について、審査の見直しが行われるという。

前々から、ビザの専門家の間では疑問視されていたのではないだろうかと思うのだが、ようやく法務省も審査の甘さに気付いたようだ。

日本の在留資格制度に詳しくない方には分かりにくいと思うのだが、過去日本人だった人(日本国籍離脱者)とその子孫(日系人)については、殆ど無条件で日本での在留が認められている。
そのこと自体は国の方針であって文句を言うものでもないし、政治家の判断で決められたことだから良いと思う。
しかし、日本に入国する際の査証、つまりビザの手続はあまりにも甘いのではないだろうか。
日系人もしくは過去日本人であったことを証明すれば、他のことは一切審査対象外といっても良い。

日本に来て何処に在住してどんな仕事をするのか、どんな経歴の持ち主なのか、関係ないのだ。

これが、移民を受け入れる国だということであれば、そういった無条件での入国許可もあってよいだろうが、残念ながら日本の外国人政策では移民を受け入れていない。

そうなれば、他の就労や留学、身分関係に基づく査証と同様の厳格な審査も必要となってくるだろう。

こういったことについて、現場の人たちは多くの問題があることを知っていたはずであろうに、その情報を吸い上げることが出来ない法務省の体質というのも今後問題になってくるかもしれない。

このように後手後手に回る法務省の政策を見ていて感じること。
それは、利益誘導政治の対象とならない省庁の政策は捨て置かれている。

皮肉たっぷりの表現のつもりなのだが、このような状態ではないだろうか。

訛り

2005年12月08日 23時33分32秒 | つぶやき
「問題な日本語」という本がバカ売れに売れているらしい。

何処の本屋にも平積みにされていて、売っていない本屋が無いぐらいだ。
それに加えて、最近のテレビ番組では、日本語の知識を問うクイズ形式の番組も流行っている。

そんな中自分の日本語力はどの程度だろうと気になってしまう。
特に外国人を相手に仕事をしているので「美しい日本語」を話さなければいけないと心がけている。(実態はどうだかわからないが・・・)

で、数日前のこと。
事務所の電話が鳴って、妻が電話を受けた。
数日前に一度電話を頂いた人からの電話で、すぐに私に取り次いだ。

そこでやり取りを2,30分はしただろうか。

受話器を置いてから、おもむろに私は妻に一言
私:「今の人日本語上手だったね。訛りを全然感じなかったョ。」
妻:「え?メチャメチャ訛ってたジャンジャン。」
私:「・・・・・・・・・・・・・」
しばらく間を空けて、
私:「もしかして俺の日本語訛ってる?」

外国人と一緒に仕事をして、多少訛っていたり意味不明の日本語であっても、何とも思わず普通に聞けてしまう自分は、一般的日本人とは違った耳を持っているらしい。そうかもしれない。
実は、妻と一緒にクライアントを訪れて私がクライアントと話をしているのを横で聞いている妻は、ミーティングが終わった後に必ず言うことがある。

「何を話しているんだか全く分からなかった。」

私にしてみれば、日本語が少々おかしかろうが、イントネーションが変であろうが、慣れてしまっているので一向に気にならないのだが、慣れていない人には難しいらしい。

昔、どこぞやの首相が「言語明瞭意味不明」などと揶揄されていたが、そのような状態のコミュニケーションを私はクライアントとの間で行っているのだろうか。

知らない間に、口ではなく耳が訛ってしまったのかもしれない。
( ̄□ ̄;)!!

バッテリー

2005年12月05日 18時46分04秒 | つぶやき
どうでも良い話題なのだが・・・

最近寒くなってきたこともあり、車のバッテリーの調子が悪く、エンジンの掛かりがちょっと渋いと思っていたら・・・遂にバッテリー上がりで、プスンプスン、、、、ピタッ。

バッテリーが逝ってしまわれた。
急いでレスキューを呼んでエンジンを掛け、カー用品店へ駆け込むのであった。
バッテリーと交換工賃で占めて14000円也。
思ったより安かった。

しかし、このおかげで今日の予定は大幅変更。
(-.-#)

あ゛~、年末の月曜日で忙しいのにぃ~

気が重い週明けであった。
明日以降が思いやられる。

広島の事件から思うこと

2005年12月05日 18時39分02秒 | つぶやき
ここのところ、耐震強度偽装事件や子供の殺害など、社会不安を引き起こす事件が沢山発生している。
広島では小学校に通う女児が殺害されたという恐ろしい事件もおきた。

この事件の容疑者として逮捕されたペルー人が名前を偽装して来日していたことがクローズアップされているが、前からこういったことは指摘されていたことで、別に驚きもしないのは、ある意味このような話題に事欠かない業界にいるからだろうか。

しかし、世界各国の人と一緒に仕事をしている中で、日本ほど役所の出す証明書がキッチリしているところは、殆ど無いといってよいことに驚かされたりもする。
世界中の多くの国で、こういった偽装問題、偽造問題が日常茶飯事に起きていると思っても間違いではないのかもしれない。

どうか、こういった事件に対して社会的に衝撃が走る社会が長く続いて欲しいと願って止まない。人間はどんな環境にも次第に慣れていってしまう。「ああ、またか」などと思ってしまうような世の中にしてはいけないと思う。