はみ出し行政書士日記

破天荒(?)な行政書士が、遭遇する様々な事件に挑戦する日々の実態+α

リスク管理

2007年01月17日 01時59分38秒 | つぶやき
16日は入管に行った。
入管内のコンビニで提出する書類の一部をコピーしたのだが、その際に驚いたことがあった。
私がコピーをする前にコピー機を使っていた行政書士が、書類を忘れて行ったらしいのだ。
コピー機にはビザ手続の申請書がバッチリ残っていて、申請者の名前から住所、パスポート番号、外国人登録番号、生年月日、親族など重要な個人情報が全部載っていた。
こんなに重要な書類を忘れていくとは、なんともまあ危機管理が甘いこと。

私は自分がサムライ業に転じたときから心がけていることがある。
それは、移動するときには、自分がいた場所に何か落としたり置き忘れたりしていないかを確認すること。
個人の重要な情報を扱う以上、そういったことに細心の注意を払うのは当然なのだ。

それなのに、忘れていくとは何という甘さだろう。

最近は、PCもわざわざインターネット接続用とデータ管理用とに分離し、それぞれにセキュリティソフトを入れてかなり慎重に情報管理をしている。
それでも不安なのに、書類をコピー機に忘れていくなどと言う初歩的なミスをしていては話にならないようにも思えた。

とりあえず、今日はその置き忘れられた書類は、コピー機の管理者であるコンビニに渡してその場を去った。
置き忘れた行政書士はどういう対応をするのだろうか。

それは明らかに違法です

2007年01月11日 23時23分09秒 | つぶやき
年が開けてからというもの、アポ、アポ、アポ。
アポイントが多すぎて時間がとれず、事務処理が追いつかない毎日が続く。
事務所内で作業をしたいのだが、時間が足りない。

そんなアポの合間を縫って、今日は入管に行った。
最近入管に行くときは、雨さえ降っていなければ品川駅から歩いている。時間もそれほどかからないし、何と言っても健康に良い。日頃の運動不足解消にはうってつけだ。

そして歩くこと10数分。最大の難所(大げさな!)である港南大橋へと到達した。最高点に差し掛かった瞬間、本日の御題である「明らかに違法」な出来事が起きた。

道路を走ってくる某F社製M車が2台。1台はトランクが開けられたまま。その斜め後方を2台目が走ってくる。
「へぇ~、新型車が2台並ぶと絵になるねぇ。」と思って見ていると、前を走る車はトランクが空いているではないか。
閉め忘れたのかと思い、すれ違いざまに振り向くと、そのトランクにはカメラを構えたオッサンが乗っていた。
「エエエエエェ、それは無いでしょ。」と思わず叫びそうになったのだ。そのカメラマンは斜め後方から走る同型車を撮影していた。やたらとゆっくり走っていたのはそのせいだったのだ。

それってどう見ても違法でしょ。
法律をどう捻じ曲げて解釈しても、公道を走る車のトランクに人が乗ってよいなどというルールは無い。仮に急ブレーキをかけたらどうなるのだろうか。カメラマンはそのまま道路に放り出されるかもしれない。
それに、何のためにトランクに乗っているのかすら理解しがたい。

F社製M車といえば言わずと知れた伝統のスポーツカー。オープンカーも存在する。だったら、そのオープンカーの助手席に乗ってそこから撮影すればよいのに、わざわざトランクに乗ることの意味が理解できない。安全性という面でも大問題。

思わず「お巡りさ~ん」と声を掛けたくなってしまった。

大手のディーラーだったら、広報資料作成するためのコストぐらい出してくれよ!と言いたい。テストコースを借りるのでも良いし、巨大駐車場などの広い敷地を使用するのでも良い。
とにかく現代社会で感じさせられる「ちょっとならいいよね」という病的な感覚を治さなくてはいけないと思わされた出来事だった。
こういった感覚が、ちょっとの飲酒なら運転しても大丈夫だよねと言う甘えを生じさせているのかもしれない。

私も今日はムチャクチャ飲んで帰りたかったが、車だったので泣く泣くしらふのまま帰宅しました。帰宅後思いっきり飲みましたヨ。

嬉しいけれども困ったな

2007年01月08日 22時32分03秒 | つぶやき
と思うことって、こういうエラソウ(※)な商売をやっていると時々あるもの。

今日は、休みの日だというのに実は仕事(自営業者にとって休日などあって無きが如しです)。

某国料理レストランのコック招聘手続の打ち合わせのために、依頼主のお店を訪問した。
ここまで読めばある程度予想がつくかもしれない。

案の定、店の主人から「食事をしていってください」と誘われた。
そういったお誘いは非常に嬉しい反面、困った事態を引き起こす。

それは公私の混同という問題。
確かに仕事で行ったのだから接待を受けるというのは有りかもしれない。

だが、そこで「ではお言葉に甘えて」とやってしまうと、依頼する側とされる側という緊張関係から、接待をした側とされた側という馴れ合い関係へと変化してしまう。

実はコレが一番怖いところ。
お金だけでキッチリとお互いの距離が測れればそれはそれで良いのだが、目に見えない測り難いもので結びついた瞬間に、無理な頼みごとをされることが珍しくないのだ。

だから私はこの手の誘いは相当親しい人からも受けないように気をつけている。
もし一緒に食事に行くのであれば、それは割勘にするように気をつける。

それでも思うように行かないこともあってこまる。

そのようなときには一言「色々出しても私からは何も出ませんよ」。
それでも誘ってくれる人は、根が良い人と割り切って楽しい一時を過ごす事とする。

依頼主との距離のとり方は難しい。

(※)「エラソウ」と「エライ」は大違いであることを強調しておきたい。エラソウなのはいつまでもそんな雰囲気を持っているだけで、実体を伴っていない。エライのは本当にエライ。この二つの間には超えがたい違いがあると私は思う。早く「エライ」といわれる仕事を出来るように頑張ります!

英語

2007年01月08日 02時36分07秒 | つぶやき
随分前にこの仕事に外国語能力は必須ではないと書いたことがある。

それは紛れも無い事実で、今でもそうだということを確信している。

しかし、しかし。
最近になって取引先との都合上、どうしても英語を使わなくてはいけない場面が多くなってきた。
正直なところ、外国語が苦手な私にはかなり苦痛。
でもそれを避けて通るわけには行かない。

電話が突然かかってきて英語ということもある。かなり焦る。
でもそこは度胸とハッタリで何とかするしかない。

電子メールだと考える時間もあるので、じっくり取り組めば何とかなる。
とはいえ、微妙な言い回しや丁寧な言葉を使うことを考えると、やっぱり緊張する。

英語力が必要になってきた現実をどう受け止めたらよいのだろうか。

ばったり

2007年01月05日 16時07分59秒 | その他
今日は、未だ本格的に仕事をスタートしていないのだが、所用を済ませるために地元の八王子市役所へ赴いた。

用事も全て済ませて、一息ついた瞬間「鈴木!」の声が。
どこからかけられた声かも気付かず、あたりをキョロキョロすると、高校時代の同級生がそこにいた。

声をかけた主はカウンターの向こう、つまり市の職員。ところで、私は市役所を仕事で訪れる行政書士。
市の職員として採用されたという話は風の便りに聞いてはいたが、まさか窓口で会うことになるとは思わなかった。何しろ、市役所職員だけで数千人。我々が窓口に行くとしたら、その殆どが市民化の窓口。全体から見れば市民化の職員はそう多くはないだろう。それに、市の関連施設も多数あってそちらに転出していることも考えられる。
「そのうちどこか出会うかも」とは思っていたが、新年早々に再開を果たすとは今年もまた何かワクワクさせてくれる事件が起こりそうな予感がしてきた。

カウンターの向こうとこっちで暫く話をしたのだが、お互いに仕事時間内で余り長話も出来ない。
とりあえず、名刺だけは渡して「連絡をくれ」とだけ伝えて、帰宅の途についた。

連絡来るかな?
楽しみに待つことにしよう。

これも電子署名、これぞ電子署名

2007年01月04日 13時49分39秒 | 業界裏情報?
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

もうそろそろ仕事始めの時期ですが、当事務所はスロースターターで、のんびり行こうと思っております。
対外的な活動は週明けからなのですが、事務所内では既にちょこちょこと動いていて、仕事は既に始まっております。

そんななか、カナダから国際郵便が届きました。
受け取りの印を押そうとしたところ、配達員から「いえ、電子署名をしてもらいますので」の一言。

そう、最近は受け取りのデータを電子化するために、印鑑ではなく電子書名を使うことがあるようだ。

ところが、我々の業界で電子署名というと、定款や契約書の電子化において使う「電子署名データ」を指す。電子定款を使うと印紙代4万円を節約できるとあって、今や大人気の電子定款に欠かせないツールとなっている。
これは、商工会議所に委託して発行してもらう個人認証システムなのだが、実はこれは署名などはしない。電子データに署名をしたと見做すデータをくっつけることによって署名をしたことにするのだ。

それに比べて今日の電子署名は、本当に電子署名をしたのでビックリ。
電子通信端末の液晶画面に手書きで署名をすると、それがそのまま署名データとなって管理されるようなのだ。
普通に使っていたつもりの電子署名のシステムと全く違う電子署名に新年早々驚かされた。

これぞ電子署名、そんな気分だった。