今日はいつもと違い、許認可手続の話を少々。
行政書士が従来から主要業務としてきたものに許認可の取得のための手続がある。(正確には在留資格関係の手続も許可だが、従来からのものとかなり性質が違うため、ここでは別扱いとしておく。)
これは今でも多くの行政書士が取扱う業務である。いわゆる「代書屋」としての仕事がこれらの申請書類作成や申請代行なのだ。
ところが、近年行政書士法の改正があったことで、単なる「代書屋」から脱皮して、依頼主の代理人として、関係省庁との交渉や調整役などを一括して引き受けることが多くなってきた。私が許認可関係の手続依頼を受ける時もまた同様に、コンサルティングに始まり、関係省庁との折衝、法的な周辺環境の整備を行うところまで全て引き受けたうえで、許認可の申請を行う。
ところが、役所は未だにその感覚に慣れていないため、何か問題があればすぐに依頼主(すなわち申請人)に問合せなどをするようになる。
役所としてはその方が手っ取り早いと考えているのかもしれないが、コンサルティングも含めて依頼を受けている立場上、直接申請人とやり取りをされるのは、行政書士としての立場云々以前に、仕事が二度手間どころか三度手間になってしまうこともあって非常に困るのだ。
何しろ依頼主から、「県庁から問合せがあったけどどうなってるんだ?」と聞かれ、私も何のことかわからないので、県庁の担当者に話を聞いた上で、更にそれを依頼主に説明しなおしたり、改善指導をしたりしなくてはいけない。一往復半の情報のやり取りが必要となる。これが直接私のところに県庁から連絡が来れば、それで万事OKなのだ。この無駄は誰が見ても明らかだろう。依頼主に不要な不安を与えることもない。
それを役所に伝えても、「書類上の不備は無いから、あとは実態の調査の問題で、行政書士さんはもう関係無いですから。」とばかりに無視されてしまう。書類に不備が無いのは当たり前の話で、そこから先の改善指導等を含めて私たち行政書士が依頼者と役所との間を取り持つにもかかわらず、まだまだ行政書士が代理人として活動しているということを行政は理解してくれていないようである。
先日も、北関東の某県庁の某課の担当者と話をしていると、「もう鈴木先生の役目は終わってますので、待っててください。」などというのだ。代理人として仕事を頼まれた身としては、許可不許可に拘らず、最後まできちんと責任を果たす必要があると説明しても、一向にそのことを理解してくれない。
役所が変わるのには時間がかかるといわれるが、法律改正には対応して欲しいと思うのが正直なところである。
行政書士が従来から主要業務としてきたものに許認可の取得のための手続がある。(正確には在留資格関係の手続も許可だが、従来からのものとかなり性質が違うため、ここでは別扱いとしておく。)
これは今でも多くの行政書士が取扱う業務である。いわゆる「代書屋」としての仕事がこれらの申請書類作成や申請代行なのだ。
ところが、近年行政書士法の改正があったことで、単なる「代書屋」から脱皮して、依頼主の代理人として、関係省庁との交渉や調整役などを一括して引き受けることが多くなってきた。私が許認可関係の手続依頼を受ける時もまた同様に、コンサルティングに始まり、関係省庁との折衝、法的な周辺環境の整備を行うところまで全て引き受けたうえで、許認可の申請を行う。
ところが、役所は未だにその感覚に慣れていないため、何か問題があればすぐに依頼主(すなわち申請人)に問合せなどをするようになる。
役所としてはその方が手っ取り早いと考えているのかもしれないが、コンサルティングも含めて依頼を受けている立場上、直接申請人とやり取りをされるのは、行政書士としての立場云々以前に、仕事が二度手間どころか三度手間になってしまうこともあって非常に困るのだ。
何しろ依頼主から、「県庁から問合せがあったけどどうなってるんだ?」と聞かれ、私も何のことかわからないので、県庁の担当者に話を聞いた上で、更にそれを依頼主に説明しなおしたり、改善指導をしたりしなくてはいけない。一往復半の情報のやり取りが必要となる。これが直接私のところに県庁から連絡が来れば、それで万事OKなのだ。この無駄は誰が見ても明らかだろう。依頼主に不要な不安を与えることもない。
それを役所に伝えても、「書類上の不備は無いから、あとは実態の調査の問題で、行政書士さんはもう関係無いですから。」とばかりに無視されてしまう。書類に不備が無いのは当たり前の話で、そこから先の改善指導等を含めて私たち行政書士が依頼者と役所との間を取り持つにもかかわらず、まだまだ行政書士が代理人として活動しているということを行政は理解してくれていないようである。
先日も、北関東の某県庁の某課の担当者と話をしていると、「もう鈴木先生の役目は終わってますので、待っててください。」などというのだ。代理人として仕事を頼まれた身としては、許可不許可に拘らず、最後まできちんと責任を果たす必要があると説明しても、一向にそのことを理解してくれない。
役所が変わるのには時間がかかるといわれるが、法律改正には対応して欲しいと思うのが正直なところである。