はみ出し行政書士日記

破天荒(?)な行政書士が、遭遇する様々な事件に挑戦する日々の実態+α

連荘出張

2006年05月29日 22時46分51秒 | つぶやき
先週に加え今週も出張。
しかも行く場所は同じようなところ。
車で片道3時間。

行き先は静岡県富士市と静岡市。

心配なことがいろいろあったのだけれども、滞りなく仕事が進んでホッと一息。
出張でトラブルが発生すると、対処するにしても手持ちのツールが足りずに、対応できなくなってしまうから、ずっと心配していたのだけれども、何とか無事に完了。

依頼主とも「良かったね。お疲れ様!」とお互いの労をねぎらいつつ帰宅の途に就くのであった。

弱きを挫き強気を助く

2006年05月25日 22時54分11秒 | つぶやき
昨日(水曜日)は出張。
久しぶりの出張なのだが、これから連続することを考えるとあまり喜んでばかりはいられない。

出張となれば現地を堪能しなければ!となるところだが、昨日は生憎の天気でそのような気分にもなれない。

余計な話はこれぐらいで、出張の目的はというと、友人からの紹介で頼まれた仕事。

とある会社に勤める中国人が、労災が原因で解雇されそうになっている!助けて!といったところ。

普通の日本人の感覚からみたら、こんな不当労働行為が認められるはずがないことは当たり前。でも中国人に向かってなら平気でやってしまう。
しかも、運悪くビザの更新時期と重なってしまったせいで、書類をあれこれ入管に出す羽目に。

おかげで、入管からも今後のことを色々とつつかれて、痛くも無い腹を探られることになった。

そもそも、相談者は何も悪くない。
真面目に仕事をして、こつこつと実績を積み上げてきた。
ビザもきちんと仕事に合致したものを得ている。

それなのに、外国人ということが原因で、何か不測の事態が起きるとたちまち問題が大事になってしまう。

責任の無い外国人に尻拭いをさせてしまう。

「弱きを挫き強気を助く」という憎むべき行為を日本社会全体が行っているようにしか見えない。

とりあえず今回の件は、私情を挟んで徹底的にやろうと思う。

NHK「プライスの謎」~パートナーは外国人~キャリアな女性の結婚経済学~

2006年05月16日 22時42分49秒 | ニュース
テレビを普段押し入れにしまっているので、殆ど観ることが無いのだが、久しぶりにつけてみたNHKで不思議な番組をやっていた。

なにやら、世の中の現象を経済的な視点から分析?する番組のようなのだが・・・

今回のテーマは、外国人男性(と言っても、これは明らかに欧米の白人男性がターゲット)との結婚を目指す高学歴高収入のキャリアウーマン。

外国人男性との結婚を目指す理由は幾つかあり、「キャリアを捨てられない」「結婚退職の必要が無い」「日本人男性が配偶者に専業主婦であることを望む」「日本人男性が自分より高学歴高収入との女性との結婚を望まない」などなど。

これまで仕事で国際結婚の事例を多数見てきた立場から言えば、これは一部正しく一部間違っていると思う。それは、数々の著作によっても明らかにされている(詳しくは書評カテゴリ「国際離婚」参照)

例えば、アメリカの上流階級(及び高学歴者)の家庭では専業主婦であることは当たり前。
子供の学校は自家用車での送り迎えをするので、妻若しくは夫が付き添う。
レディファーストの文化も、女性=弱者という思考から発生している。

日本人は、欧米の文化に対して盲目的かつ賛美しすぎに思う。
日本の家庭で育った人が外国人と結婚して海外に滞在することも前提に考えるとしたら、その背後にある相手の国、文化、人間関係、親戚、家族といった多くの関係との結婚でもあるのだということをよく理解し、それを受け入れられるようになってからでないと危険であることは、これまでの経験で痛感させられる。

逆に、日本の隣国中国の方が、そういった女性の希望を叶えられる環境が整っていることは間違いない。男女共に働く環境がしっかり整っているし、育児の支援体制も完備。
唯一賃金が少ないというデメリットはあるかもしれないが、それも今後の経済成長次第でどうにでもなる。なにしろ、現時点でも高収入の会社員は日本人並みの稼ぎがあるのだから。

ちなみに我家では・・・家事は分担、収入もお互いが稼ぐ割合に応じて負担、どっちが上とか下ではないような気がする。

動産鑑定士

2006年05月14日 19時34分14秒 | ニュース
今日5月14日付日経新聞朝刊の一面トップ記事は「動産鑑定士」。
不動産鑑定士は長年その資格の重要度が認識され全国各地で活躍しているが、新たに『動産鑑定士』と言う制度を創設しようというのだ。

その目的は、融資の担保などの評価をする専門資格として設定しようというのだが、果たしてどうなることやら。

長年、この分野では公認会計士や税理士、弁護士などの資格者がその任を果たしてきたと私は記憶しているが、果たして多種多様に存在する動産を正当に評価する基準を設けることができるのだろうか。

近年、新たに創設される資格は徐々にその価値の有無について疑問を持たざるを得ないようなものが増えてきているように感じる。
その最たる例が「マンション管理士」かもしれない。

その資格出なければ行うことの出来ない法律上の事務というのが存在しない、ある意味検定試験のようなものになりつつある。
マンション管理は、昔から不動産会社や設備会社の得意分野であったが、マンションの適正管理の必要性(つまり老朽化が進んだということでもある)から創設された制度だが、今ひとつその必要性が理解できない。

動産の評価にしても、有体物、無体物、希少価値のあるものや骨董品、美術品など多岐に渡り、不動産のように土地、立木、建物、構造物という比較的単純化された分類にすることが出来ない。

果たしてこの資格の将来性、如何なものか。

無資格税理士を逮捕=「安い」と口コミ-3社から報酬140万円・警視庁

2006年05月09日 23時23分52秒 | ニュース
無資格税理士を逮捕=「安い」と口コミ-3社から報酬140万円・警視庁

以前、行政書士会の研修で風俗営業法について警察の担当者の講義を受けた際に、「性風俗営業関係は『行政書士』と名乗る人が申請に来るから、皆さんは手を付けないほうが安全ですよ。」と言われた。

このときの話はストレートな説明ではないが偽物行政書士が手続をしているという内容なのだが、やはりどの業界にも偽者はいるものだ。
何しろ偽物弁護士までいるぐらいなのだから。

政府、対応に苦慮(私は苦笑)

2006年05月09日 00時26分24秒 | つぶやき
日経新聞のニュース

普段個人的見解はあまり述べないようにしているがどうにも我慢が出来ず、今日だけは言わずにいられない。

外国人の増加に対してどのような見解を持っているのかが良くわかる話題。
詳しい内容は新聞紙面(日経新聞2006年5月8日朝刊第二面)に載っているのでそちらを見た方がよい。

相も変らず、代わり映えのしない議論が続く。
行政コストの負担増、治安の悪化、単純労働市場の低賃金化、拒否する側の議論はいつもこれだ。
積極的な人たちの議論もまた代わり映えがしない。
少子化対策、技術者の増加、国際化の推進。

しかし、日本に住みたいと思う外国人にはそんなこと関係ないし、受け入れる側もまた関係ない。
良好な隣人としての関係を保てるかどうか。ただそれだけだ。

このブログを始めた頃、こういった単純化された議論に対する疑問を提示したことがあるが、未だに現場からの声というのは出てこないように思う。
議論の場に呼ばれるのは「学識経験者」だが、そういう人たちは本当に現場で何が問題とされ、どういったことが求められているのかを知っているのかも怪しい。

記事の最後には中野厚生労働副大臣の言葉として「高度な技術者は増やすべきだが、単純労働者の扱いは白紙」という。
入管法が何を予定して「技術者」と「単純労働者」を区別しているのかを知っての発言なのだろうか。
そもそも「単純労働」という労働が存在するかどうかも怪しい。
ビザが認められない高度技能工はどう見ても優れた技術者であり、日本の産業を支えつづけた人たちであるが、入管法によれば「単純労働」なのだ。

最近では産業スパイもたびたび社会問題になるというのに、技術者や知識労働者が果たして日本にとって有意義なものなのかどうかも怪しいと思わないようでは、政治家としての見識を疑ってしまう。内外で起きている知的財産権の侵害もまた、極めて高い技術力などを持った人たちがその中心にいることは間違いないといえる。

冨の流出が、こういった知的労働者から膨大な量で発生していることを知らないのだろうか。
合法か非合法かも大事だが、国益という政治家にとって重要な論点を芯から考え直すべき時期に来ているように思える。地下銀行から数十億円が送金されたと話題になる一方で、同じような金額で買われた旧長銀は外資ファンドに買い叩かれて新生銀行となったのちに、莫大な価値を生み出した。その利益の多くは海外へと流出していき、今も留まるところを知らない。富の流出の額は比較にならないことを政治家は良く思い知るべきだと思う。

まず国としてのあるべき理想像が何か、それに対する政策としてどういった方向性を持たせるべきなのかといった議論をすべきところを、相変わらず昔の受け売りでしかない。

参考までに、私は外国人にどんどん日本に来てもらった方がよいと思っています。仕事が増えるからと言うことが理由ではないです。日本という国が世界中の国から愛されるには世界中の人たちが集うことのできる国になる必要があると考えているからです。
そしてそこに集まることのできる人の基準は、「日本で善良な市民として生きて行くことが出来る人」。極めて単純で分かりやすい。
しかし、日本社会にとって最も受け入れてもらいやすい基準であるとも思います。

戸籍謄本請求:弁護士も理由明示 不正防止で法制審部会

2006年05月07日 16時05分36秒 | 衝撃の事件
毎日インタラクティブ

最近不正をする士業の従事者が後を絶たないが、戸籍や住民票の請求に関する特権を利用して不正をする人が増えていることを物語っている。

当然私も「職務上請求用紙」は保有しているし、使用することもある。ただ、実際は本人に成り代わり取得していると言うレベルで、多くの場合依頼者に自ら取得してもらうようにしている。

ところが、中にはその請求用紙に有資格者名を記入して職印を押したものを1冊丸ごと怪しい業者に売り渡す人がいるらしい。時々だが、業界の機関紙でもそのことが原因で懲戒処分をした事の記載がされていることがある。

武士は喰わねど高楊枝

いつも心の中で忘れてはいけない言葉である。

会社ごとコピー

2006年05月04日 00時02分30秒 | ニュース
驚くべきニュースが飛び込んできた。

日本を代表するIT企業NECが、中国で会社ごとコピーされていたそうだ。
知的財産の保護については、世界各国から厳しい批判を浴びている中国だが、遂にここまできたのかと思い知らされた。

今までは特定ブランドのコピー「商品」というレベルに収まっていたが、会社が組織ごとコピーされてしまうとは、誰もが予想だにしない事態になってしまっている。
ネット上のバーチャルによるフィッシングではなく、リアルな世界でのフィッシングとでも言うのだろうか。

仕事柄、中国と取引がある人たちや中国人とは深くかかわりを持っているため、こういう話は枚挙に暇が無いと思っていたが、ここまでスゴイのは初めて。

今日は本当にタマゲタ。

記事はこちらからどうぞ
United Press International
The New York Times

BLOGも新しく

2006年05月03日 20時03分53秒 | その他
ホームページリニューアルに合わせて、ブログも新しいものを設置しました。
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といっても、ブログとして日比の記録をするのではなく、ホームページに新着情報を載せるのに手間がかかるので、その分をブログで賄おうと言う算段です。

うまくいくかどうかは未知数ですが、これから取り扱い業務に関する新着情報や、役立つ情報を掲載していきたいと思います。

こちらのブログは、引き続き日々の出来事や雑感などを気ままに書き込んでいきたいと思います。

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