田舎道

東電の町から各町を転々と・・やっと終の棲家を決めました

戻っても変わらない

2012-01-27 11:13:37 | 日々の出来事
タレントのかつての若い頃の写真やその時の夢などを話してるのを見ていた時だったと思う。

「もしも、過去に戻れるとしたら、何歳の頃がいいと思う?」と主人に聞いてみた。

すると主人

「・・・戻んなくていいなぁ」

「え!なんで?戻りたくないの?」

「戻ったって、同じく選択して、今と何も変わらないと思うから。」


・・・そうかもしれない。

今の性格も変わらず、その時代に戻ったとしても、一歩踏み出す勇気がない臆病な私は

その時もきっと同じ選択してまた同じような人生かもしれない。

「そうかぁ・・・戻っても変わらないか・・・」


そうだよ。

主人に出会い、愛しい愛しい息子達に出会えたんだから、幸せなんです。

このままでいいんです。



その後、偶然読んだ、重松清の「流星ワゴン」

家庭崩壊し、生きることに疲れ果て死にたいと思い始めた主人公の前に
5年前に死んだ親子のワゴンが現れ、過去の大事な場所を訪ねる。
現実は今日にも危ない父なのだが、自分と同じ年齢の父が現れ一緒に訪ねる。
息子が受験の事で苦しみもがいていた事、嫌っていた父だが自分を愛してくれていた事がわかる。
最後は、最悪の現実に戻って行く。が、ちょっとずつ変わってゆく。



本読んで泣くってあまりないのですが、涙ポロポロでした。

息子の事もそうですが、父がいかにわが子を想っていたか、自分の父と重なって切なかったです。

もっともっと、そばにいてあげたかったって、そんな思いです。

この頃、涙もろくて、イカンです!(笑)

コメント (4)
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