種蒔きのたとえを聞きなさい。御国のことばを聞いても悟らないと、
悪いものが来て、その人の心に蒔かれたものを奪って行きます。
道端に蒔かれるとは、このような人のことです。
また岩地に蒔かれるとは、みことばを聞くと、
すぐに喜んで受け入れる人のことです。
しかし、自分のうちに根がないため、しばらくの間そうするだけで、
みことばのために困難や迫害が起こると、すぐにつまずいてしまいます。
また、いばらの中に蒔かれるとは、みことばを聞くが、この世の心づかいと
富の惑わしとがみことばをふさぐため、実を結ばない人のことです。
ところが、良い地に蒔かれるとは、みことばを聞いてそれを悟る人のことで、
その人はほんとうに実を結び、あるものは百倍、あるものは六十倍、
あるものは三十倍の実を結びます。 マタイの福音書13章18節~23節