年に何度かはちゃんぽんが食べたくなる。私が初めてちゃんぽんを食べたのは20歳のとき。九州一周の一人旅で長崎に寄った時だ。
長崎市内の普通の街中華屋さんで、ちゃんぽんって何ですかと聞いてオーダーした記憶がある。そこのちゃんぽんには、海老、イカのゲソ、あさりなどの魚介類に野菜とキクラゲ、かまぼこが入っていた。
豚骨スープは少量で、少ししか深さのないお皿に盛ってあった。初めての味なのに不思議なほど美味しくてコクがあった。丸い中太麺と具とが濃厚なスープに絡んで魔法のような旨味を感じたものだ。
まだリンガーハットのチェーン店はない時代で長崎でないとちゃんぽんは食べられなかったと思う。おそらくこのリンガーハットは昭和の60年代か平成に入って全国的に普及したのではないか。
ご馳走さまでした。
ここのちゃんぽんはリーズナブルで量もたくさん食べられる。5、6年前は2倍をオーダーしていたが、今は1.5倍におさえている。また来ます。