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前回までの「倍数と約数」の関係のブログ
9月11のブログ☞「倍数と約数①」かけ算の形で表すだけで、レベルUP!
今日は公倍数・公約数です。
まず公倍数です。
aとbの公倍数とは、
「aの倍数であり、bの倍数でもある数(両方の倍数である)」
「aの倍数とbの倍数に共通な数」
では実際にもとめてみましょう。
・4と6の公倍数を求める
①4の倍数と6の倍数を別々に小さい方から順に書きます。
4の倍数を小さい方から順に書きます。
4、8、12、16、20、24、28、32、36、・・・
6の倍数を小さい方から順に書きます。
6、12、18、24、30、36、・・・
そして
②見比べる
と4と6の公倍数を見つけることはできます。
そして、このとき4と6の公倍数の最小の数12を最小公倍数といいますよね。
が、ここからです
きちんと要点を押さえ、さらに次へのステップへの仕込み
をしていきましょう
4と6の公倍数:12、24、36、
に対して「この次何だと思う?」とお子さんに訊ねてみてください。(見比べる中で、まだ現れていない数について訊ねるのです・・・)
36の次は48です。
さらに「その次は?」とも訊ねてみてください・・・52です。
そして、ここで「どうしてそう思うの?」と訊ねる。(←この質問は重要ですね)
「12の倍数」っという言葉がお子さんからでるといいのですが…どうかな
4と6の公倍数(12の倍数):12、24、36、48、52、・・・・
※この段階でお子さんから「12の倍数」が出ない場合は、上記のように4と6の公倍数を小さい方から順に書きながら、お母さまの方から12の倍数になっていることを確かめるといいですよ。
そして、別の問題『2と3の公倍数を求める』でもう一度やると2と3の公倍数が6の倍数と自ら言ってくれると思います。(繰り返し練習してください)
上手く行ったお子さんは、ここでレベルUPのための仕込みをしておきます。
書き出した数をもう少し見比べておきます。
そして、親子に次のことを確認して欲しいと思います。
「4と6の公倍数」が、4の倍数の中では3つずつの間隔で現れている、6の倍数の中では2つずつの間隔で現れていることを目で見ながら、知ってほしいのです。
今回のこの公倍数の探し方は、高校数学では「高2の数列の共通項問題」に当たります。この数列においては、何かの公式よりも手探りで探し出す方が力強い💪です。高校生たちは、意外とこの手探りをやりたがらず、知った公式でカッコよく解こうとしますが。。。。手探りが一番です
それに対し、小学生は手探ってますね
手探るとは
①小さい方から順に書き並べる
②見比べる
これが一番強い解き方です。
高校生のお子さんがいましたら、「数列の共通項問題」は『手探ってごらん!簡単に数列の仕組みがわかるよ。さらに、特にに初項は手探るに限る』とお伝えください。・・・が、高校生がお母さまの言うことを聞いてくれるかどうかは
さあ次は公約数
aとbの公約数とは、
「aの約数であり、bの約数でもある数(両方の約数である)」
「aの約数とbの約数に共通な数」
・12と30の公約数を求める
これも最強の解き方手探り【①小さい方から順に ②見比べる】で、ちゃっちゃっと解いてしまいましょう。
①12の約数と30の約数を別々に小さい方から順に書きます。
12の約数を小さい方から順に書きます。
12の約数: 1、2、3、4、6、12
30の約数を小さい方から順に書きます。
30の約数:1、2、3、5、6、10、15、30
そして
②見比べて共通なものを書き出す
12と30の公約数:1、2、3、6
…と公約数は比較的に簡単です。
そして、最大公約数はそのなかで一番大きな数の6です。
さあ、最強の解き方手探る
①小さい方から順に書き並べる
②見比べる
を身に付けましょう。そして、「高校生になってもこれが一番強い解き方よ・・・」とのお伝えください。
覚えてくれるかな?
関連記事はこちら☞「倍数と約数③」公倍数・公約数 余裕のあるお子さんには