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「倍数と約数③」(小5)公倍数・公約数 余裕のあるお子さんには・・・

2018-09-22 23:47:00 | 算数の教え方 8

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そろそろ「倍数と約数」の応用に入っていきましょう。

 前回までの「倍数と約数」に関連するブログ記事

  9月11日ブログ☞「倍数と約数①」かけ算の形で表すだけで、レベルUP

  9月19日ブログ☞「倍数と約数②」公約数・公倍数 手探る最強の解き方

 

さあ、今日は公倍数・公約数のもう一つの見方をお伝えします。

(今日扱うのは小学生の範囲を超えているので、余裕のあるお子さんにだけ説明するといいと思います。)

が、しかし

最強の解き方は「倍数と約数②」でお伝えした、

手探る

①小さい方から書きならべる

②見比べる

ですので、「倍数と約数②」が十分に理解できるようになった後に、お子さんの力にお応じてやってみられてもいいと思います。決して無理に教えないでください。

(中学受験の中でも、たまに扱われていることがあります。中学受験の勉強の中で類似の問題がでたときに、教えるというのが一番効果的だともいます。)


さあ、やってみましょうね

この解き方は「倍数と約数①」と「倍数と約数②」でやってきたことの応用です。

「倍数と約数①」ではかけ算の形で表す

「倍数と約数②」では①小さい方から順に、②見比べる

を大事にしてきました。

 今日の内容は、この中のかけ算の形見比べるを意識すると出来ちゃいますよ。

(だから、くれぐれも「倍数と約数①」と「倍数と約数②」を順に理解できた後に今日の内容をやってくださいね。算数・数学は階段を抜かすと理解できなくなる学問ですので、「数学に王道なし」です

・4と6の公倍数を求める

まず

4と6の公倍数とは、

「4の倍数であり、6の倍数である数(両方の倍数である)」ものですよね。

 

倍数という言葉をかけ算の形で表すと

 「4の倍数」・・・「4×△」

 「6の倍数」・・「6×〇」

ということは

4と6の公倍数「4×△」「6×〇」の両方の形で表さなくてはいけません。

ということは

 4と6の公倍数・・「4×6×☐」で表すことができます。 

  また「4×6×☐」=「24×☐」 これを言い換えると、「24の倍数」とも言えますね。

  !?

そう、これは「倍数と約数②」と同じ問題ですよね。そして答えは「12の倍数」ですよね、そして最小公倍数12ですよね。

(確かに 12=4×3、12=6×2と書けます、12は4と6の公倍数であり、最小公倍数は12であるのは「倍数と約数②」の手探りにより証明済みです)

えっ・・・12はどうやって考えればいいの?

 

 ここからなのです、小学生の範囲を超えるのは・・・でも、小学生でもできる作業でもあります。

やるべきことは、小さな数のかけ算の形に表すです。

例えば 4×△について

 4はまだ、4より小さい2×2に表すことが出来ますよね

  つまり 4×△=2×2×△ と表してよいですよね。

同じように

   6×〇=2×3×〇と表せます。

では上記のものを、もう一度書き直してみます。

 「4の倍数」・・・「4×△」=「2×2×△

 「6の倍数」・・「6×〇」=「2×3×〇」

ここで、「4の倍数」と「6の倍数」の小さな数のかけ算を見比べ、両方を性質をみたす数を考えます。それが4と6の公倍数になりますよ

では見比べながら、公倍数が12の倍数であり、最小公倍数が12であることを考えてみましょう。

  

また、先に言った「24の倍数」も「12の倍数」でもあります。

が、最小公倍数は小さい方の12です。


次に

・12と30の公約数を求める 

を上と同様に、小さい数のかけ算の形に表してみます。

 12=4×3=2×2×3

 30=6×5=2×3×5

そして、約数・公約数についてしくみを考えてみましょう。

同様に

 

これらを見比べて、12と30の公約数を考えてみます。

公約数は「12の約数」と「30の約数」の共通な数であることより

「12の約数をつくるために使われた数」と「30の約数をつくるために使われた数」

共通な数に注目してみます。

 


今日の内容は、小学生の内容を超えていますので、お子さんはすぐは理解するのは難しいと思いますが、何度も何度も

小さい数のかけ算の形表し、

それを見比べながら公倍数、公約数のしくみ

を親子で考えてみてください 

 

 

次の関連記事はこちら☞倍数と約数④」倍数の個数 重要!!