シリーズ フリソデヤナギ(振袖柳)
何れも4月2日撮影
ヤナギ科の落葉低木。雄木のみ知られていたが、1984年、雌の野生種が発見された。
材の表面に隆起線がある。葉は長楕円形で質が厚く、表面は光沢があり、裏面は白色の絹毛が密生する。
春、葉に先だち、大きな雄花穂をつける。雄しべは2本、花糸は中途まで合着し、腹側に腺体(せんたい)が1個ある。
バッコヤナギとネコヤナギの雑種と推定され、切り花用に植栽される。
名は、明暦(めいれき)の振袖(ふりそで)火事の火元である本妙寺(火事の当時は本郷にあったがのちに巣鴨(すがも)に移転)の境内で発見されたことによる。
フリソデヤナギ は ネコヤナギ と ヤマネコヤナギ との雑種だそうです。 ヤナギ科は1科でヤナギ目を構えていて、仲間の植物がいないのだとか。
洪水で裸になった河原に最初に進出するのはヤナギで、こういう植物をパイオニア植物(先駆植物)というそうです。
火山泥流地、火山の砂礫地、土砂崩れ・森林伐採・山火事などの跡地など、それぞれパイオニア植物があるそうです。
パイオニア植物というと威勢が良さそうですが、実は「競争が苦手な植物なのだ」、ということのようです。
実際、パイオニア植物の進出は一時的なもので、いずれ安定した植物相に置換わってしまうそうです。
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