政府登録国際観光旅館の「皇室御用達」ホテル。4月21日
常磐ホテルの歴史 1929年(昭和4年)開業の老舗ホテル。いわゆる「皇室御用達」ホテルの一つ。
太平洋戦争末期には陸軍大学校の疎開先となったほか、戦後も昭和天皇をはじめ多くの皇族が宿泊している。そのため「甲府の迎賓館」の異名を取る。
また山口瞳・松本清張・井伏鱒二などの作家が当ホテルを定宿としていたことで知られ、中でも離れにある「白根の間」では松本の『波の塔』の一部が執筆されたことで有名。
なお「白根の間」は現在も現存し、一般からの宿泊予約も受け付けている。
近年は将棋・囲碁のタイトル戦の舞台に選ばれることが多い。古くは1954年に将棋の王将戦を開催した記録が残っている。
↑ 本館客室 ↓
2015年だけでも将棋の王座戦・竜王戦、囲碁の名人戦・棋聖戦の対局が当ホテルで行われている。
中でも囲碁の名人戦については、山梨県内で過去11回(2015年現在)行われた全対局で、本ホテルが舞台となっている。
同ホテルでの対局は番勝負の後半に行われることが多い(=その前に決着が付き、対局が行われない場合がある)傾向があるが、これはむしろホテル側から棋戦の担当者に「後半でも構わない」と伝えている結果だという。
系列ホテルに、同じ山梨県・石和温泉の「石和常磐ホテル」がある。
↑ 本館客室はどの部屋からも富士山が見えます ↓
施設 客室は全50室と少なめ。東館(和室12室)・西館(和室24室・洋室3室)・離れ(7棟11室)がある。
↑ 二階の大浴場場への廊下に皇族ご利用時などの写真ギャラリーがあります ↓
貞明皇后
↑ 昭和天皇皇后 ↓
ベルギー国王と同皇太子。皇太子と美智子妃
皇太子と美智子妃
清子内親王
今上両陛下
↑ 皇太子殿下・雅子妃殿下 ↓
全国植樹祭
↑ 今上両陛下 ↓
約3000坪の広さを誇る日本庭園が名物で、米国の日本庭園情報誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が選ぶ「しおさいランキング」でも上位の常連となっている(最高位は2012年・2013年の3位)。
宴会場が充実しており、東館の「コンベンションホール富士」(640平方メートル、最大800名収容)、西館の大広間「桜」(221畳、最大250名収容)など、数百名単位の収容能力を持つ施設が複数存在する。その他レストラン・カフェ・売店など。
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