春に降る雨の名前
今日10日(水)は、東京23区でも雪が混じる可能性 関東は極寒の一日 低気圧や前線の影響で、広い範囲で雨や雪が降った。
↑ 雨に打たれて散る桜(仙台堀川公園=江東区東砂) ↓
「春に降る雨」ということで名づけられた春雨ですが、春に降る雨にはほかにもさまざまな呼び名があります。
季節の移り変わりや天候についてここまで細かく言葉で表現するのは、日本人ならではです。ぜひ他の呼び名もチェックしてみましょう。
桜雨(さくらあめ)
桜雨とは、桜が咲く3月下旬から4月上旬にかけて降る雨のことです。
桜の花にかかってしまう雨なので、桜の花が散ってしまうかと心配になりますが、このように呼ぶと情緒深くなりますね。
春時雨(はるしぐれ)
春時雨は、春に降る時雨のことで、晴れたと思ったら振り出したり、降り出したと思ったら止んだりを繰り返す雨のことを指します。
雷を伴っている春時雨は、「春雷(しゅんらい)」とも呼ばれます。
小糠雨(こぬかあめ)
小糠雨は春先にしとしとと降る雨のことを指しています。
特に、雨粒が霧のように細かい雨のことを小糠雨と呼びます。
春霖(しゅんりん)
春霖の「霖」は長雨を表す漢字で、春霖とは春の長雨を表しています。 数日雨が続くような場合には、春霖または春霖雨と呼ぶこともあります。
↑ 川面を埋める花弁 ↓
風流な呼び名で春の雨を楽しもう
春に降る雨には、さまざまな呼び名があることからも伺えるように、昔の人は天気にさまざまな呼び名を付けて楽しんできました。
蕾が膨らみ、草木の芽吹くこの時期、雨はまさに恵みの雨だったのでしょう。これを機会にそんな情緒のある春の雨の呼び名を楽しんでみてはいかがでしょうか。
出典・Beyond編集部https://boxil.jp/beyond/a5583/。
↑ 恩賜猿江公園 ↓
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