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小さい連続Uターンの切り返しの走り方(5)

2006年11月14日 | 上級テクニック
 連続Uターンに対するラインの組合せで、出発点になるのが少し間隔が離れた二つのUターンのセットです。上級のバリアブル基本レイアウトでも入口のところで3連続のUターンが置かれています。このようなセットでの基本的なラインの組合せは「AからAへ」になります。

 そうなる理由としては、①最初のUターンのアプローチに余裕があるので、パイロンの内側にきちんと回り込むと、次のパイロンへのラインを浅くすることができる。②次のパイロンに対して、直線を長めに作れるので、その中で加速して減速する余裕がある。③最初のパイロンを回り終った時に、次のパイロンに対するアプローチを自由に選べるポジションにつける、といったことが挙げられます。



 次に、二つのUターンの間隔がもっと短い場合を考えてみます。この場合には、「AからAへ」という組合せは、間の加速区間(図の青矢印線)が短くなり、この間で加速し減速して二つ目のパイロンにアプローチすることが大変窮屈になります。特に減速が短時間でガツンとブレーキを掛けることになりやすく、そのために反動でフロントサスペンションが跳ね返ってくることもあって、ギクシャクしやすいのです。



 そこで、最初の作戦は、二番目のUターンをCの小さく回るラインに変えることです。そうすると、一番目のUターンが「浅く」なり、そして加速区間(青矢印線)が少しですが長くなります。その分、旋回の余裕と加減速の正確性を求めることができます。

 また、一つ目のUターンの入口が十分に道幅が無い場合があります。そういうときには一つ目のUターンをCの小さく回るラインに変えることも考えられます。「CからCへ」というパターンです。



 このセットは、以前に紹介した、「06年9月16日の中級PM2」のコース(上級基本バリアブルのバリエーション)の入口のZターンのセットなどに適用可能です。つまり二つのパイロンが物凄く詰まっている場合には低速のまま回っていかざるを得ないからです。

 その他、3つ以上連続した間隔の狭いUターンであるとすると、二つ目以降でこのような回り方をせざるを得ないかもしれません。CのUターンは、本当は、それで打ち止めと言いますか、「このコーナーは捨てた!」と言いたいところなんです。スピードが落ちますからね。ですから、それが連続するというのはなるべく避けたい訳で、できれば連続Uターンの最後だけ、Cで回るというようにしたいのです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「ライディングテクニック・スクール」のサブカテゴリー (さそりいのしし)
2006-11-14 10:48:33
はじめまして。

私も以前は桶川によく通いましたが、現在はほとんどライディングアートスクールです。でも近々HMS(中級)に久しぶりに行ってみようと思っています。

ところで、にほんブログ村に、「ライディングテクニック・スクール」のサブカテゴリーが新設されました。
参加されませんか?
>さそりいのししさん (@sushi)
2006-11-14 18:03:40
はじめまして。

にほんブログ村、さっそく確認してみたいと思います。ありがとうございます。

いつか桶川でお会いしましょう!!

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