2012年6月3日の上級コースレイアウトの続きです。
新コースの図の右側のセクションは二本差しオフセットパイロンを複雑に組み合わせたものになっています。
二本差しオフセットの面白さとはどういうことなのかを説明します。
通常の一本立てのオフセットパイロンの場合は、余程きついセクションでない限りラインの選択には自由度があります。(a)は一般的なパイロンを回り終わってパイロンの裏に付けるラ . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。。
ある方からコーナリングの時にどこからどこまでブレーキを使いますか?という質問をいただいたので、今一度まとめてみたいと思います。
図は、基本テクニック編でまとめた基本的なパイロン旋回の図式です。
元のエントリーは
基本のコーナリング
その詳細
です。
この説明そのものは、中級のトライアルとしては全くその通りだと今でも思っています。
ただ、それでは今の自分がその . . . 本文を読む
「3本のパイロンが並ぶ直線スラローム」でいただいた質問です。
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8の字との組み合せ (はにまる)
2010-09-10 15:13:03
@sushiさん、こんにちは。
いつもお世話になります。
先日、8の字SPというクラスに参加した際に、どうしても走り辛いセクションがありまし . . . 本文を読む
この日の締めのコースは4番のエリアでのパイロン・コース・スラロームです。
色々な要素が含まれているのですが、何と言っても特徴的なのは奥にある⑤~⑨の右400度旋回から切り返して左270度の旋回につながる超複合コーナーです。
私はこのようなコーナーをなると巻きの模様をイメージして「なるとコーナー」と呼んでいます。
定義としては、進入から360度以上の旋回角があって、半径が小さくなっていくよう . . . 本文を読む
スーパーイントラさんによるスーパー上級のコースで、N口イントラが設定したオフセット・パイロン・スラローム・コースでは、細かいオフセットやZターンなどがてんこ盛りでした。しかし、最大の眼目は前後間隔およびオフセット長さが共に短いフルロック・フルバンクから直ちに逆サイドのフルロック・フルバンクに切り返さないと通れない細かいセクションでした。
実際の数字はわかりませんが、イメージとして言うと、パイ . . . 本文を読む
このテーマの冒頭に紹介した孫の手コーナーのバリエーションの話で締めくくろうと思います。
孫の手コーナーを脱出してすぐに切り返しが入るパターンです。
図の下段(D)のように3本目を抜けた後に、すぐに切り返しの4本目のパイロンが入ります。そのために3本目の際を加速しながら抜けるのではなく、パーシャルスロットルのままで軽い加減速で切り返しができるようにします。
また、ラインとしては③の手前 . . . 本文を読む
2009年7月11日の上級です。上級は3周連続IZMさんが担当することになり、やはり孫の手コーナーを作ってくれました。
そこで前のエントリー(その1)で書いたことを確認してみました。
図のコースは午前中のバリアブルと市街地の半分をつないだコースで、バリアブルの部分のみ、表わしています。
⑩⑪⑫のセクションが孫の手コーナーになっています。ただ、⑪と⑫の間隔はかなり離れているので緩いタイプの孫 . . . 本文を読む
2009年7月4日の上級です。すこし蒸しましたが天気がよく気持ちよく走れました。担当はIZMさんとI塚さん。上図は午後1のレイアウトです。バリアブルとしては比較的高速で、アクセルを開け、強めのブレーキ、ないしはバンク中からのブレーキングと切り増しなどのテクニックが求められるコースです。
コーナーの数は多くないのですが、速く走ろうとすると難しくなります。特に図の左下⑧から⑨につながる複合コーナ . . . 本文を読む
ぼちぼちと進めます。データロガー解析シリーズ第二弾です。
今度の23番さんは、中級ではかなり前の方を走る実力のある方で上級への参加
およびジムカーナへの挑戦もされている方です。
先の4番さんと比べるとおそらく周回で3~4秒程度遅れていると思われますが、
かなり上手なライディングをされています。グラフを見てみましょう。
ぱっと見て、4番さんとの違いは、スロットルの開けっぷりです。4番さ . . . 本文を読む
大変遅くなってしまいましたが、1月某日の貸切で実施したデータロガーによる
データ採取の結果について解説を加えたいと思います。
データロガーについては、それを使用したHMSのスクールカリキュラムを検討さ
れているということで、ここ数ヶ月の間に何度かボランティアによるモニタリング
が行われてきました。1月の貸切では、バリアブルコースの上級基本レイアウトで
測定しようという企画が試みられました。上図 . . . 本文を読む
ということで、データロガーの計測値をコースレイアウト図の上に表現することができました。
次に、これを見て何をどのように評価するべきかという側面について考えて見ましょう。
あれこれ考えるにつけ、「なんと雑駁なライディングをしているのだろう」という反省でいっぱいになってしまいます。ここはあくまで、モニタリングの一環として居直りながら書いてみましょう。
1)すぐに目に付くのは最初の直パイで、フ . . . 本文を読む
さて、次にリアブレーキの使用状態を図に追加します。黒の破線で示したスタートラインおよびフィニッシュラインの間で、リアブレーキは19回使っていました。
フロントBとリアBの使い方が重なるので、色分けしました。
オレンジのラインはフロントBのみ使っている区間で⑨と22の後の2箇所にあります。
赤のラインはフロントとリアを同時に使っている区間です。10箇所あります。
黄色のラインはリアブレーキ . . . 本文を読む
さて、今年はかねてより懸案のデータロガーを使った解析つきのスクール開催を目指したモニタリングが何回か行われました。
このプロジェクトは2006年の10月に最初のモニタリング(① ② ③ ④ ⑤)が実施され、その後今年の秋から、断続的にレギュラーのスクールの中でボランティアを募るという方法で、モニターの意見を聞くということが行われています。
これは大変興味深い試みだと思えます。ただ私自身もそ . . . 本文を読む
連続するUターンの切り返しで一つ目のUターンを回った後、早めにアクセルを小さく開けてスピードを作る方法について紹介しましたが、それはパーシャルを作るコーナリングにつながっています。
上図は11月29日上級のコースレイアウトですが、T木イントラの設計によるものです。コースの始めと終わりの外周の走行を除くと、バイクが直立している区間が殆ど無いレイアウトになっています。
特に左上のセクション③~ . . . 本文を読む